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Catch Me If You Can

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 | |  |> PLAY.      | |
 | |                | |           ∧_∧ 映画「c/a/t/c/h/m/e/i/f/y/o/u/c/a/n」fic。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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その日もカール・ハンラティは煩雑な事務処理の山を抱えたまま家路についた。そして、我がアパートメントが目に入ったとき、玄関に何やら怪しい人影がいるのを見逃さなかった。
「誰だ!?」
「ひどいなカール、俺だよ」
それは先に仕事からあがったはずのフランクであった。一体なぜ、と思い怪訝な表情をすると、フランクが顔を曇らせた。
「何だよ、後見人だろ?ちゃんと先に帰って待っとこうと思ったのに、遅いよ」
「待つ、っておまえ、アパートは」
「何言ってるんだよ、この番地だろ?」
ほら、と言ってフランクが見せたメモの端切れにはまぎれもなく自分の家の住所が書かれていた。しかし。
「おい…まさか何も聞いてなかったとか?俺はてっきり」
フランクが事態を察したように早口で言う。は、と我に返ってカールは首を振った。今の今まで冗談かとばかり思っていたのだ。
「フランク、おまえ、本当にどこも住まいを契約してないのか」
「あんたと一緒に住めって言ってきたのはあの『お偉い』だぜ!?」
フランクは憤慨した様子だ。さすがにここで言い争っても仕方ないと思い、カールは「まあ中に入れ」と促す以外に他無かった。

「それで、だ。今後どうするんだ?」
コーヒーを差し出しながらカールは促した。フランクは手足を持て余すような感じで、肩をすくめた。
「俺はてっきり監視下に置かれるもんだとばかり思ってた」
「別に本来なら上もそこまでする気はないだろう、ただ…」
カールが言いよどむと、フランクは身を乗り出してきた。最近このように好奇心を隠さなくなってきたのはいい兆候だとカールは考えていた。まだ10代なのだ、彼は。
「ちょっとおまえは『特別』だからな」
「それって、あんたにとっても?」
そりゃそうだ、と言いかけたカールの目をフランクの真摯なまなざしが射抜く。何だか言いづらくなって、カールは口の中で呟いた。フランクが焦れたように急かす。
「何だよ、何て言った?」
「別に大した事じゃない、FBIはもとより俺とっても当然おまえは欠くべからざる存在だ」
「ふーん…まあいいや。で、俺の部屋は?」
「部屋、っておまえ本当に住む気なのか!」
「だから初めっから言ってるだろ!『他に行くとこないから泊めてください』とでも言わせたいのかよ」
さすがにそれも大人気ないと思い、カールは一瞬逡巡した後、「何もずっと拘束する必要はないんだからな」と苦し紛れに言った。

そうして、奇妙な同居生活は始まったのだった。

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                 ピッ ∧_∧   自己満足でスキーリ
                ◇,,(∀・   )  終了。
  (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒)
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