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不誠実な恋人

オリジナル。バカップルSMごっこ、何かとイタイ2人です。受けビッチ注意
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「おかえ…うぉっ!?」
譲はドアを開けた途端、出迎えた青年を突きとばした。
突き飛ばされた青年―宏夢は悪びれる様子もなく、意味ありげに譲を見返す。
「会ったんだ?」
「あぁ、エントランスで見かけたよ」
宏夢は納得したように頷いた。あえて神経を逆なでする態度に、譲はさらにイラつかされる。

二人は恋人関係だった―少なくとも、譲はそう考えている。同じ部屋に住み、体を重ねる
関係が続いている。しかし2人の性格はまるで正反対だった。
大学卒業後、さっさと就職し期待の新人として目をかけられている譲に対して、宏夢は
留年を繰り返しても苦にする様子もなく遊び歩いていた。クラブに入り浸り、友人宅を
渡り歩いて疲れきると譲の部屋に戻ってくる。
譲は、宏夢の遊び癖をある程度は容認していた。女を―あるいは男でも、自己責任で抱く分には
見て見ぬ振りをしている。しかし、宏夢が他の男に抱かれるのだけはどうしても許せなかった。
先程エントランスで会ったのは、宏夢自身が『縁を切った』と言っていた、彼を抱く男だったのだ。
譲が働いている間、二人の部屋に男を引っ張り込み好き放題に楽しんでいた。そう考えるだけで
譲の心は冷たさを増してゆく。物も言わず、彼は宏夢を乱暴に床に突き倒した。

「…ったく、荒っぽいんだから、譲は」
転がされた宏夢は言葉こそ不満げなものの、むしろ事態を楽しんでいる表情に見える。
譲はできる限り冷静に言葉を続けた。
「荒っぽいのが嫌なら、人の言いつけ位守れよ。なんで俺らの部屋でよその男咥えこんでんだ?」
「僕だってたまには優しくされたいんだよ」
「それじゃ満足できないくせに」
「誰が仕込んだんだか」
悪びれた風もない答え。すぐにでも押し倒したい衝動を抑え、譲はネクタイを解いて宏夢に命じた。
「両手を出せ」
何かくれるの?と言わんばかりの表情で掌を広げて腕を伸ばす宏夢。その手首をネクタイで
緩く縛り、何も言わず譲は自分の寝室へ向った。クローゼットの一番下の引出から太い
バイブを取り出す。それを宏夢の掌に押し付けた。
「自分で入れろ」
「…いきなりは無理だよ」
「いきなりじゃないだろ。どうせさっきまでやってたんだろうが」
「こんなにデカくなかったなぁ」
「じゃあ自分でほぐして入れりゃいいだろ」
一見、冷たく突き放した態度。しかし宏夢はその状況にある種の満足を感じていた。
まず自分の指を一舐めし、バイブを咥える。そのままジーンズのファスナーを下ろし
下着ごと膝まで摺り下げると床に寝そべると腰だけを高く突き上げ、譲に見せつける
ように自分の尻穴をほぐし始めた。

縛られた両手は器用には動かせない。塞がった口から甘えたような吐息を吐きながら
両の人差し指で懸命に孔を広げようとする。その時、体内に残ったままだった白濁した
体液がとろりと流れ出し、宏夢の内腿を伝った。
要は、『続き』があることを期待して、あえて洗い流さずに残していたのだ。
それに気付いた瞬間、譲は物も言わずに宏夢の口からバイブを抜き取った。抗議の
声を上げる暇も与えず尻穴にバイブをねじ込む。
「ちょっ、まだ無理!…っあ、痛っぁー…」
悲鳴を気にもせず押し込もうとする。何度か抜き差しし、精液が絡みバイブの滑りが
良くなったところで深々と差し込むといきなりリモコンのスイッチを入れ、それを
振動させた。
「ひぁっあぁん…んんあぁ…はぁ…あああぁ!」
「あんまデカい声出すなよ。それでなくても俺ら、近所に不審な目で見られてるんだからさ」
理不尽な言い分に、宏夢は恨めしそうな目を譲に向ける。それも無視して譲は自分の寝室に
戻っていった。
わざと時間をかけて部屋着に着替える。ベルトはクローゼットに戻さず、先をバックルに
通して持ち手になる輪を作る。クローゼットの一番下、最近は宏夢専用の小道具入れに
なってしまっている引出を探り始めた。
リビングからは宏夢の押し殺した嬌声が聞こえてくる。譲は、ボールで留めるタイプの
リングピアスとチェーンを選ぶと宏夢の元に戻っていった。

宏夢は手首を縛るネクタイを噛み、声を抑えながら快楽に耐えていた。背を反らせ、体を
捩りながら恍惚とした表情を浮かべている。まだ射精はしていない。それらの全てが譲を
満足させる。
「これも。自分で付けろ」
そう言ってバイブのスイッチを切り、リングピアスを放り投げた。
一見して判らないが、宏夢の鈴口にはプリンスアルバートのホールが完成している。
一時期、宏夢の遊び癖を何とか改めさせようとした譲が無理矢理開けさせたものだった。
…もっとも、効果があったのはホールが完成するまでの数ヶ月の間だけだったが。自由に
付け外しができるようになると、宏夢は外した状態の不便さを気にもせずまた遊びまわる
ようになってしまった。
今、渡されたピアスを見て、宏夢は息を整え譲を睨む。
「これ、僕が嫌いなの知ってるくせに」
「だからだよ。お前の喜ぶことばっかりやってたらお仕置きにならないだろ?」
しばしの睨みあい。譲は再び、ごく軽くバイブを振動させる。宏夢は軽く舌打すると
身を屈めてピアスを付けようとした。
体を動かすとバイブの当たる位置が変わり、新しい刺激が体を震わせる。弱く絶え間ない
刺激が前立腺を撫で、息を荒げさせる。
「ぁあん…ん…ぁ、ああ…はぁ…っんんっ」
震える指で何とかリングを通す。先走りの体液に助けられ、一瞬、尿道口に鋭い痛みを
感じただけで、するりとホールに収まった。ただ、どうしてもボールを留められない。
指先が震え、滑り、何度付けようとしても簡単に落としてしまう。喘ぎながらそれを拾い
何とかしようと苦戦する宏夢を、譲は楽しそうに見つめている。
とうとう、宏夢が根負けした。
「お願い、譲。ボール、留めて…」

譲はチェーンを見せ付けるように振りながら、宏夢に歩み寄った。チェーンの先には
小さな輪が付いている。
「俺がボール付けるとさ、これも一緒につけるけどいいんだな?」
目の前でチェーンを揺らす。宏夢はしぶしぶと頷いた。
リングにチェーン先の輪を通し、手際よくボールを留める。その途端、バイブを強め
チェーンを力いっぱいに引っ張った。
「ひいっ!…んあっはぁ…ん、くぅう…ふう、ぅうう…」
横様に倒れこんだ宏夢は今度は言われるまでもなく、自分から声を抑える。譲は宏夢の
男根に足指を置き、もぞもぞと動かす。宏夢がじれったい愛撫に自ら腰を振りそうになる度に
チェーンを引き、バイブの振動に強弱を付ける。再び、恍惚の色が宏夢の表情に浮かんできた。
低い振動音と甘い喘ぎ声だけが響く。譲は表情を押し殺したまま征服感を味わっていた。
『宏夢にこの喜びを教えたのは俺だ。こいつのこんな姿を見られるのは俺だけ―』
うっとりと見上げる宏夢の視線に気付かない振りをしながらチェーンを引き、手ごたえを
楽しむ。
「ひっ…いっ…ああぁ…。譲…はぁ…お願い。イかせ…て…」
宏夢の目に涙が滲んでいる。それを見るだけでもゾクゾクする。浮ついた声にならないよう
注意しながら、譲は意地悪な質問を出した。
「何回イった?」
「…え?」
「今日だよ。奴に抱かれて何回イったのかって聞いてんだ!…答えたら、イかせてやる」
言いながらチェーンを一層強く引いた。宏夢は悲鳴を上げて仰け反り、反動で強くバイブを
咥え込み湧き上がる快感に耐えようと床に身を伏せて呻き声を上げる。強すぎる刺激を何とか凌ぎ、声を震わせながら答えた。
「…3回」

一気にバイブの動きが激しくなった。同時に男根を揉む指に力を加え、半ば踏みつけるように
強く根元からしごき上げる。長く焦らされた体は抵抗することもなく、絶頂へと上り詰める。
「ああぁっ!はぁっぁああーーー…あぁ、は…ぁっ、あっあぁ…ふぅ…ぁああっ」
出口をピアスで塞がれて射精は勢いを失い、だらだらと長引く間中、絶え間ない絶頂間が
宏夢を飲み込む。そのうえ前立腺を激しく捏ねられ、男根を踏みつけられ逃げることもできずに
涙を流しながらネクタイを噛み、嬌声を押し殺し続ける。

ようやく精液の流れが途切れてきた。バイブを止めると嬌声も止み、半ば朦朧としているのか
宏夢はチェーンを引かれるたびに体をぴくりと動かすだけで、ひたすら荒い息をついている。
その口元に、譲は無言で足先を近づけた。
宏夢もまた無言で、その足を舐める。自分の精液を綺麗に舐め取るように、指の間まで
丁寧に舌を這わす。これは譲が教え込んだことだった。

「さて、と」
丹念に足指を舐めさせ終わると、譲は宏夢の脚から衣服を抜き取り一人用のソファに
座らせた。チェーンを短めに噛ませ、自分で自身を持ち上げさせる。
さっき用意しておいたベルトの輪に手を通し、見せ付けながら大きく振りかぶる。
宏夢は命令もされないままソファの肘掛に脚を乗せ、腰を突き出した。
「3回イったんだよな?」
宏夢が頷く。
「反省してんのか?」
挑発するように微笑み、首を横に振る。
「じゃあ、仕方ないな。お仕置きだ」
振りかぶられたベルトが空を切った。

「ひぃっ!」
宏夢は悲鳴を上げた。振り下ろされたベルトは狙いを外さず、強かに内腿に打ち付けられた。
白い肌に赤いベルトの跡がくっきりと残る。明日には痣になっているだろう。その事実が
譲を興奮させる。明日の会議の事、提出する書類、できるだけ気をそらしながらもう一度
ベルトを振りかぶる。同時にバイブのスイッチを入れる。すぐに甘い声が響きだした。
「ほんっとうに仕方ないな、お前。俺を怒らせて楽しいか?」
否定。首を横に振る。
「じゃあなんで浮気してんだよ。俺と別れたいのか?」
答えはない。陶酔したように譲の目を見つめ返す。
再びベルトがしなった。今度も外すことなく、会陰をまともに打つ。声にならない悲鳴が上がった。
仰け反った拍子にチェーンを引っ張ってしまい、鈴口に鋭い痛みが走る。タイミングを
見計らって譲はバイブの振動を最強にする。ソファに体を預けた宏夢は狂ったようによがり
喘ぐが脚を下ろそうとはしない。懸命にチェーンを噛み、ネクタイを口に押し当て、何とか
声を抑えて譲に向き直る。
「打たれて感じてんのかよ、変態」
誰が仕込んだのだか―ぼんやり考えるだけで答えない。
「あと一打ち残ってるけど。これじゃあお仕置きにならないよなぁ、お前喜んでるし。
このまま止める?」
全く止める気などなさそうに、譲は焦らす。ベルトを見せ付けるだけで動かさない。
我を忘れ悦楽に浸る宏夢の姿を、再び硬さを持ち始めた男根を、チェーンを噛む口元を
じっと見ている。

俺が仕込んだ―奔放な性格に、貪欲な体に、従うという悦びを教えたのは自分だ。
他の誰でもない、自分だけがこの宏夢の嬌態を見ることができる。その思いにしばらく
身を委ねた後、譲は三度目、ベルトを振りかぶる。
「宏夢。お仕置きが欲しいか?」
宏夢はゆっくりと頷いた。顔をあげチェーンを引っ張る。精神的な充足感がそうさせるのか
何度も果てたと思えない程に彼自身は固く張り詰めている。
その欲望の中心を目指し、譲は力一杯にベルトを振りぬいた。
「ひぅっ!ぅあーーーあぁああーーーっ」
チェーンが口からこぼれた。痛みとも快楽ともつかない刺激に、声を限りに叫ぶ。
力むほどに深く、強くバイブを咥え込み、電流のような快感が頭まで突き上がってくる。
ピアスの隙間から白濁した液が溢れ始める。譲はそれを見逃さなかった。すぐさまバイブを
引き抜くと宏夢を床に押し倒す。彼の気持ちはすでに宏夢の嬌態に煽られ、男根は硬さを
帯び始めている。それ以上前戯を楽しむ必要もなく、宏夢の脚を肩に抱えあげると尻穴に
自身をあてがい、一息に深くまで叩き込んだ。
「ひぃっ…ぁああっ、はぁ、あっはぁ…」
バイブとは違う熱さに、穿つ動きに粘膜を嬲られながら、宏夢は必死に腕を伸ばした。
無理な姿勢で譲の首に手首を回し、より深くまでその感触を味わおうと体を摺り寄せてくる。
突き上げられるたびに、かすれた声と精液の雫が零れ落ちる。宏夢が感じるたびに下腹部が
ひくひくと動き、粘膜が譲の昂りを包み込み締め付ける。譲はわざと安定しないリズムで
責めたてた。深く突かれることに慣れると浅く引き抜き、角度を変えて先端で前立腺付近を
擦りあげる。何度も繰り返され、悲鳴をあげる宏夢が腰を動かそうともがくのを押さえつけると
一気に最奥まで突き上げて体を抱き起こし、彼を自身の上に座らせた。

男根を咥える結合部だけで体重を支えられる体勢。もう力も入らない宏夢の体を、譲は
強引に引き寄せる。縛られたままの手首が背中を叩き、何かを訴えようとするがそれを相手にせず
しばし動きを止め、宏夢の体の温もりを腕の中に感じる。汗ばんだ肌が密着し、息遣いが
直接、胸に伝わってくる。
やがて、宏夢が口を開いた。上の空のように、呂律の回らない言葉で語りかける。
「ゆず…る…譲が…イかせ…て」
もう我慢も限界だった。譲はそのまま宏夢を持ち上げ、落し、捏ねるように腰を突き上げる。
人形のようにがくがくと揺さぶられ、宏夢は密着した粘膜が溶ける様な熱を感じながら
抑えようともせず嬌声を上げ続けた。
やがて譲が果て、宏夢の体内に精を放った時。宏夢もまた、体の奥底から湧き上がる快感に体を貫かれ、半ば意識を失いながら譲にしがみついていた。
射精のないオーガズム―これもまた、譲だけが彼に教えたものだった。

「床、フローリングでよかったねー」
全くの他人事のように宏夢は呟いた。動くのも面倒臭いのか、裸のまま床に寝そべっている。
「フローリングも濡れたら傷むだろ」
「カーペットとかより全然マシじゃん」
呆れて言葉もなく、譲は背を向けた。あんまり甘やかしたくはないが、どのみち掃除は
しないといけない。宏夢ははなから動く気などなさそうだ。
譲の内心の腹立たしさを見抜いたようなタイミングで、宏夢が笑いかけた。
「いいじゃん、また当分、譲専用の宏夢になるんだから」
「…は?」
振り返ると、宏夢は付けたままのプリンスアルバートを指差している。強く引っ張りすぎた
せいかホールから血が滲んでいる。
「こいつが安定するまではね」
ピアスを爪で軽く弾くと、そのままごろりと寝返りをうつ。たらりと溢れ出した精液が
床に新しい染みを作る。
結局、声も漏れてただろうし―。譲は安い賃貸の部屋を見回し、頭を抱えた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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