オリジナル 触手×戦士
更新日: 2012-08-05 (日) 22:45:38
RPG風異世界ファンタジーです。
とくれば魔王×勇者!と思ったんですがとりあえず触手×戦士になっちゃいました。
かなりニュルニュルしますんで苦手な人はご注意ください。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
戦士は窮地に陥っていた。
魔王討伐のパーティに加わって1年、とうとう魔の城にたどり着き、魔王に相対した瞬間、彼と魔王以外が消え去ったのだ。
突然仲間を失ってうろたえる戦士に、魔王は落ち着きはらって言った。
「ここは時空を超えた場所だ。お前以外の者たちはすぐそこにいるが、時の流れの違う場所にいる」
「……どういうことだ」
「これを見るがいい」
魔王が手をかざすと、暗闇の中に仲間たちの姿がぼうっと浮かび上がった。
確かにすぐそこ――さっきまでと同じ場所に立っているのに、薄暗く、石像のように動かない。
しかも、なぜだか手の届かない、はるか遠い場所にいるかのように感じる。
「私はお前だけを連れてここに来たのだ。ここで何時間、何日、何年経とうが、彼らは動かない。
彼らにとっては一瞬の出来事なのだ。この中でどれだけ時が経とうともな」
「何だと……?それじゃ、お前の相手は俺一人でしなきゃならねえってことか」
「私は一対一でゆっくりと話し合う主義でな」
魔王はわずかに唇を丸め、ふっと息を吹きかけた。
戦士の金色の前髪がふわりと揺れた一瞬の後、猛烈な風がその兜を吹き飛ばした。
握り締めていた剣の柄が右手から放れ、大剣が宙に舞う。
「なっ……!」
魔王は美しい唇をつり上げて、優雅に笑った。
「まとめて相手をして、すぐに終わってしまうのもつまらない」
「ふん……勝手なことを。俺は一人だって充分貴様と戦える!」
「剣もなしにか」
「そうだ!」
戦士は素手のまま、すばやくダッシュする。
「ほう……!」
元々の脚力と風の加護を受けた靴の効果で、信じられないスピードで魔王の正面に近づいた。
魔王は掌を翻し、防御しようとした。
その瞬間、戦士の姿が消えた。
はるか空中に飛び上がった戦士が、真上から魔王の頭を狙って拳を叩き込む。
「くらえッ!」
だがその拳は、相手をすり抜け、地を砕いた。
魔王は傷一つなく、戦士の背後に立っている。
「くっ……!」
「なかなかのスピードだ。人間とは思えん。……しかし、私が時空を操れる以上、あまり意味がない攻撃だ。
お前の時間を止めることができるのだからな」
魔王の指輪が光った。
戦士の体が石のように重くなり、一切動けなくなる。
「お前の意識だけを残し、体の時を止めた。どうだ?これでも戦えるかな」
「…………!」
しゃべろうとしても、体どころか口も動かなかった。
「人間たちは定期的にお前たちのような者をここへよこしてくれるな。だがお前たちのような生命力のある人間は久しぶりだ。
生け贄にはちょうどいい」
突然地面がぐにゃりと柔らかくなり、巨大な植物の蔓のようなものが大量に湧き上がった。
抵抗する間もなく、戦士の手や足に蔓が巻きつき、絡みついていく。
「うわっ……!」
魔王が術を解いたらしく、ようやく声を発することができた。
だがなす術もなく戦士は空中で植物に絡め取られ、じたばたともがいた。
蔓だと思ったものは、奇妙な粘りを帯びた触手だった。
這った後にナメクジのように透明な粘液を出し、それに触れた靴や手袋だけでなく、硬い鎧までもが煙を上げて溶け出した。
「心配はない。魔樹の粘液は人体まで溶かしはしない。大事な栄養源を失うわけにはいかないからな」
「栄養源だと!?」
「言っただろう、生け贄になってもらうと。お前たちのような、普通の人間の何万倍ものエネルギーを持った者は貴重なのだ。
たった一人を食うだけで、他の何万人を食う手間が省ける」
「俺を、食うのか……っ」
「ふふ、食うと言ったのは比喩だ。優秀な魔族は人間を殺さず、質の高いエネルギーだけを吸う。
我々の生命を維持し、種を存続するためのエネルギーをな。 だがここしばらくはそんな人間も現れず、エネルギーも尽きてきた。
差し当たっての急務は、そこにいる絶滅危惧種の魔樹の子孫を増やすこと……
ちょうどお前のような丈夫な苗床を待っていたところだ」
シュルシュルと触手が巻きつき、戦士の体を這い回る。
「うあぁっ!?」
「心配するな、殺したりはしない。それどころか、お前ほどの肉体なら永遠に生きることすら可能になるのだ」
「触るなっ、汚らわしい魔物めッ……あっ、あぁっ!」
触手は戦士の下着まで溶かし、戦士の下半身に直に触れてきた。
「な……にを……っ!」
「お前が苗床にふさわしいかどうか調べているのだ。よほど丈夫な人間でなければ、卵を産みつけても
孵化する前に死んでしまうからな」
「卵……だと……!?……ぅあッ!」
ビクン、と戦士の体がはねた。
粘液が肌に触れたところがじんじんと疼き、痛みとも痒みともつかない奇妙な感覚を帯びた。
性器に巻きつかれ、ぐねぐねと締めつけられると、戦士は思わず声を上げて身をよじった。
「魔樹は媚薬を使って人間を高ぶらせる。そのほうが同じ量でもエネルギーの質が高まり、供給もスムーズになるからだ。
お前はこれからすばらしい気分を味わい、喜んで魔樹にエネルギーを差し出すことになるぞ」
むき出しになった尻たぶを開き、一本の触手が孔の周りを這い回る。
入り口の周りを丹念になぞって粘液を塗りつけると、先端をするりと潜り込ませた。
「あァっ、入…る、な……っ!」
じわじわと粘液を放出しながら、中を探るように触手がうごめく。
触れられたこともない場所に怪しげな毒を施され、ビクッ、ビクッと戦士の体が引きつった。
ひとしきり調べ終わると触手は一度引き抜かれ、その先から、さらに細い半透明の卵管が現れた。
その中には、表面に細かな触手が生えた、魔樹と同じ緑色の丸い卵が数個、透けて見える。
「気に入ったらしいな。生命エネルギーも充分らしい。……卵を宿すに相応しい肉体だ」
「やっ……、やめろっ……、あぁぁっ、あぁー……!」
卵管から卵がにゅるりと押し出され、戦士の後孔へと飲み込まれていく。
小石ほどの大きさの丸い卵は粘膜で覆われ柔らかな弾力をもち、腸壁をぐにぐにと刺激しながら奥へと潜っていった。
――卵を……、産みつけられた……!
二個、三個と続けて入っていく卵は、それぞれが足のように柔らかく細い触手を何本もうごめかせて、
自らの居場所を探すように移動していく。
「や、め……っ、……んっ、んぅぅっ!」
下腹部に力を込めて卵を押し出そうとしても、卵はびくともせず、いっそう奥へと入り込んでいく。
――ちくしょう、……魔物の……卵がっ……!
おぞましさに体を震わせながら、戦士は卵を押し出そうと下腹部に力を込め、思い切り手足を振り回した。
しかし暴れれば暴れるほど、魔樹の力も激しさを増す。
ぬめった触手が中に入り込み、みっちりと内部を圧迫し、卵をさらに押し込んでいく。
中の卵が押されて擦れ合い、内側の粘膜を押し広げる度に、ぞくっと電流が流れるような刺激に襲われた。
全身に力が入らなくなった隙に、触手がぐっと卵を押し込んでくる。触手はだんだん太さを増して内部の襞を広げながら、
入り口ぎりぎりまで引き出されては中へ突き入れられる動きを繰り返した。
「あふっ……!……ぅあッ!」
突かれる度に戦士の体がびくんと震え、抵抗する意思が少しづつ、だが確実に削ぎ取られていく。
魔王はその姿を見て、満足げな笑みを浮かべた。
触手が戦士を愛しむように襞を擦り上げる。
そのスピードは徐々に速まっていき、溜まった粘液がじゅぷじゅぷと淫らな音をたてた。
「あっ……、ぁヒっ……!」
耳を覆いたくなるような情けない声が漏れた。
しかし下腹部から脊髄を貫き脳を侵す快感は、その屈辱さえも麻痺させ、全身を揺さぶった。
もはや声も出なくなり、戦士は背をのけぞらせ全身をガクガクと痙攣させながら、ついに精を放った。
性器に巻きついた魔樹の触手がそれを絡めとり、吸い上げる。
その感触にさえ、びくん、びくんと身体がはねる。
やがて力尽きた戦士の体からぐったりと力が抜けた。
すると魔樹の動きも少し緩やかになったが、まだ動きを止めることはない。
ひくひくと余韻に震える孔に、触手は相変わらずゆったりと抜き差しを続けている。
一度捕らえた獲物を支配下に置くために、入り口の襞に媚薬である粘液を染み込ませ続けているのだ。
戦士は抵抗する術もなく、触手の動きに身を任せるしかなかった。
「どうだ、魔物の卵を孕んだ気分は。卵にとってはお前の快楽こそが糧となる。今はさぞ気持ちがよいだろうな」
「……黙…れ……、こんなもの……!」
魔王の嘲笑に戦意を取り戻し、戦士の目が鋭く光る。
もう一度全身で触手に抗い始めた。
だが魔樹はそれに反応するかのように再び戦士の全身を締め上げ、後孔の奥深くまで差し込まれた触手が容赦ない抽挿を始めた。
「ひッ……!やめっ……動く、なっ……あ、あっ、あっ、あっ……!」
触手が奥を突くたびに、戦士の顎がガクガクとのけぞる。
魔の薬に痺れた下半身は全く言うことをきかず、別の生き物のように激しく動き、痙攣した。
全身を硬直させ涙を流しながら、戦士は強すぎる快感に耐えるしかなかった。
「ふふ……。魔樹は支配欲の強い生き物だ。お前が抵抗すればするほど、抑え込む力もまた強くなる。
楽になりたければ、服従すればいい。 お前が素直に従えば、魔樹もお前を優しく扱い、最高の快楽を与える。
そうすれば、お前を苦しめるものは何も無くなるぞ。
お前は快楽を得ることしか考えられなくなり、すべてを忘れて魔樹の虜になるのだ」
「だ、誰が……服従などッ……!」
戦士はまた全身に力を込める。だが結果は同じだった。
彼が狂ったように手足を振り回しても、魔樹がそれをしのぐ力で押さえつけ、内部を抉りながら粘液を注ぎ込む。
鍛え上げた筋肉も、体の中を責める触手と媚薬には無力だった。
戦士は快楽にうち震え、精を零して力尽きる。
一瞬緩やかになった攻撃の合間に、戦士は息を整え、再び抵抗した。
だがそれもむなしく、戦士は無限に続く快楽の中、意識を手放すまで犯され続けた。
その凌辱は果てしなく繰り返された。
絶望の中、どのぐらいの時間が経ったのか分からない。
戦士の体を覆っていた鎧は魔樹の粘液ですっかり溶け落ち、露出した全身の肌の上を無数の触手が這いずり回っていた。
ぬるぬるした液体に覆われた乳首を触手がしつこく弄ると、戦士は鼻から抜けるような声で喘ぎ、身をよじった。
手足には何重にも触手が絡みつき、全身を拘束しながら舐め回すように這い回っている。
あらわになった秘所には代わる代わる触手が突き刺され、産みつけられた卵に滋養を与えるためなのか、
数分おきに生温かい粘液がたっぷりと注入された。
その度に戦士は気が狂いそうな快感に襲われ、性器は本人の意思に関係なく熱を持って、痛いほどに張り詰める。
魔王の支配する時の中で、戦士はもう何日もこうして魔樹にいたぶられ続けているような気がした。
それでも、戦士は気力を振りしぼり、涙に潤んだ碧眼を魔王に向けてにらみ続けていた。
「さすがだな。体内に卵を宿したまま、これだけの責めを受けてまだ正気を保っていられるとは……。
並大抵の人間なら、既に力を吸われすぎて廃人になっているか、息絶えているところだ」
「……ふざ…ける……な……」
「それでこそ、選ばれし勇者と共に旅をしてきた戦士だ。お前の体力と精神力には敬意を表そう。
だがそろそろ卵も育ってきた頃だ……お前には、果たすべき役割がある」
「……!あ、ぐッ!」」
戦士の顎に魔樹の触手が巻きついた。
無理やり口を開けさせられ、その中に粘液にまみれた太い触手がねじ込まれる。
「んぅぅっ!んぶっ……!」
「お前はその卵を孵化させ、その子らの母となるのだ。
魔樹の子を生んだ後も、お前の豊かなエネルギーは魔樹たちのすばらしい糧となろう。
そしてその見返りに、お前はこれ以上ないほどの快楽と永遠の命を得るのだ」
ゴポッ、と音がして、触手から口内へ大量の粘液が注がれた。
「ンンっ……、ン……っ」
吐き出すこともできず流れ込んできた液体は粘度が高く、不快に喉に絡みついたが、味は花の蜜のように甘かった。
ごくりと飲み込んだ途端、上等な酒にでも酔ったかのように目のふちがほのかに温かくなり、視界がピンクのもやに包まれていく。
「……ぁ……」
何とも言いようのないふわふわした感覚が脳を侵し、必死に保っていた強い意思が急速に萎えていく。
粘液に覆われた触手が首元や髪の中、さらには顔全体を包み込むように絡みつき、
透明な媚薬を塗りつけながらニュルニュルと動き続けていた。
何本もの触手に口の中まで蹂躙され、戦士の全身から力が抜けていく。
――ダメだ……ここで、屈してしまったら……俺は……!
その時、下腹の辺りがじわり、と温かくなった。
――何だ……、これは……?
卵が割れて、とろりとした粘液が溢れ出すのを感じた。
その瞬間、戦士の下腹部に衝撃にも似たすさまじい熱が走った。
「んんっ……、んぁあぁぁ――っ!」
粘液の中から、熱い溶岩の塊のような何かが動き出した。
魔樹の幼生だった。
腹の中でうごめく魔物の感触に、戦士の意思に関係なく腰がガクンガクンと大きく揺れだした。
「ぉ……ンっ、……んんっ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ!」
生まれたばかりの数匹の幼生は重なり合って所狭しとうごめき、奥深くをまさぐり、無数の触手を伸ばして
自らがまとう粘液を戦士の体内に塗り広げていく。
その粘液は強烈な媚薬となって、戦士の下腹部を焼いた。
「んぐっン、……んンーっ……!」
戦士の中心が大きく反り返り、大量の精を放つ。
体中に巻きついた魔樹は触手を伸ばしてそれを飲み込み、戦士の口に差し込んだままの触手から同じ量の透明な粘液を吐き出し、
喉の奥へと注ぎ込んだ。
「ぉッ……、ぐ……っ」
戦士は涙を流し、痙攣しながら、それを飲み込んでいく。
じん、と体中に甘い毒が走る。
限界を超えた快楽に脳が痺れる。
もう、何も分からなくなっていた。
飲み込みきれず口から溢れた液体を魔樹が絡めとり、再び戦士の口元へと運ぶと、
彼は無意識に舌を伸ばして透明な媚薬を舐め、啜った。
戦士は歓喜に震えながら、魔樹が与えるすさまじい快楽の渦に取り込まれていた。
その体がビクン、と大きく痙攣した。
――何か……出るっ……!
腰ががくがくと震えた。
「ぅあ……、ぁ……!」
彼が言葉にならない声をあげると、触手が彼の両足を大きく持ち上げ、ゆっくりと左右に広げた。
開かれた秘部は魔王の視線のほうへと向けられる。
――魔王が…見てる…前で、……俺…は……!
じっと注がれる視線に、戦士は不快感よりも不思議な興奮を覚えていた。
乱れる息の中で桃色の舌が震え、透明な涎の糸がひとすじ、顎へと流れ落ちた。
ヒクヒクと震える後孔から粘液が溢れ、ぬめぬめと光りながら、柔らかい魔樹の幼生らしきものが徐々に姿を現す。
――生ま……れ…る……っ!
限界まで広げられた孔の縁から、ずるり、と一匹目が這い出した。
見開かれた戦士の両目から涙が溢れ、瞳が上瞼の裏に隠れた。
「あぉ……、ぉ……ッ!」
一番太い部分が通り抜ける瞬間、限度を超えた快感に、戦士は白目を剥いたままガクッ、ガクッと全身を震わせた。
後孔から這い出た幼生は戦士の尻に名残惜しそうにまとわりついた後、ゆっくりと触手を伸ばして床へと滴り落ちた。
続けて二匹、三匹と生まれてくる魔樹の幼生を見ながら、魔王は目を細める。
「ほう……。久しぶりだ。こんなに色つやのいい魔樹が生まれるのは」
媚薬を放出しながら這い出てくる幼生が襞を刺激して、戦士は痙攣を繰り返す。
性器からはとろとろと半透明の液体が流れ続けていた。
「なるほど、出産こそが苗床にとって最高の快楽だと聞くが……どうやら真実らしいな」
「……あぁぁ……はぁぁ……ぁぁ……」
魔王が見ている前で、戦士はもはや口を閉じることもできず、涙も涎も垂れ流すままだった。
体内に残った卵の残骸を触手に掻き出されるだけでも、戦士はビクビクと太腿を引きつらせて悦楽に悶えた。
腹の中が空っぽになり、戦士が放心したのもつかの間、生まれたての幼生たちが戦士の腰に巻きついてくる。
「あうっ……」
幼生たちは先を争うように戦士の秘所に足を差し入れ、淫靡な刺激を送り込んできた。
別の触手は性器に巻きつき、拙い動きで精を搾り取ろうと動き始めていた。
「礼を言うぞ、人間の戦士よ。お前はこの魔樹たちの母となった。あとはこの子らがよく育つよう、栄養を与え続けるのだ」
「……えい……よう……」
戦士は蕩けた目で魔王を見上げた。
ぐちゅ、ぐちゅ、と後孔を触手が出入りしている。
快感に揺れる戦士の瞳を見つめながら、魔王は微笑んだ。
「そうだ。お前はただそうして思う存分魔樹に抱かれているがいい。魔にとってはその快楽こそがすばらしい栄養となる。
お前はこの魔樹たちの親だ。親は子に食べ物を与え、育てるものだ。そうだな?」
「…………は……い……」
――そうだ……親は子を育てるもの。
何も不思議には思わなかった。
自分は、この子らの親なのだから。
自分はそのために生まれたのだと、自然に信じることができた。
魔王が手の甲を差し出すと、戦士はぼんやりと焦点を失った瞳を向け、そこへ吸い寄せられるように唇を寄せた。
なぜだか分からないが、そうしなければならないような気がしたのだ。
口づけをした瞬間、エメラルド色だった戦士の瞳は、魔王と同じ血のような真紅に変化し始めた。
魔王に忠誠を誓い、その許しを得た者は、永遠の命を持つ魔族に生まれ変わるのだ。
幼い魔樹の触手が、ぐぐっと体内に入り込み、餌をせがむように強く擦りつけてくる。
戦士は喜びの吐息を漏らしながら、腰を揺らめかせた。
「あ……、また、出る……、出るッ……!あ、あッ、あァ……ッ!」
ビクン、ビクンと体を震わせ、戦士が放った精を、魔樹が吸い尽くしていく。
その報酬として、魔樹は新たな媚薬を戦士に与えた。
戦士は触手に吸いつき舌を這わせ、溢れる透明な粘液を夢中で飲み下していく。
そして再びその体はますます熱を帯び、快楽の輪は無限に続いていくのだ。
触手の先から卵管が伸び、その中にいくつもの新たな卵が見えた。
戦士は自ら両足を開き、期待に胸を震わせながら、それらが体内に注入される瞬間を待った。
「あぅ……っ、うふぅ……っ」
卵管が奥深くへと入り込み、魔樹の卵を次々と体内に埋め込まれていく感覚に、戦士はたまらない喜びを感じ、泣きながら悶えた。
淫液でできた水溜りにぽとぽと涙が落ち、触手に抱かれ快楽に身をくねらせる戦士の姿が映し出され、揺らめいている。
そのすぐ側には、魔王を斬るはずだった大剣が転がっていた。
刃先は既に魔樹の粘液に侵され、ボロボロに錆びている。
いずれ、剣そのものが跡形もなく溶け去ってしまうだろう。
魔王はそれを一瞥し、笑った。
「そうだ……それでいい。お前はその身も心も、魂までも、我々に捧げ続けるのだ……永遠にな」
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
BLで触手堕ちってあんまり無いから自分で書いてみた。
途中で総数増えました、スイマセン。支援ありがとうございました。
パーティの残りの面々の分もそのうち書く……かも。
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