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元分析官の災難・中編

17です。投下いきます。
半生注意。洋画「三ッツョン淫ポッツブル:幽霊プ口卜コル」部ラン卜受け。
前回を前編とすると今回は中編にあたります。
ぬるいエロ描写ありますが本番はありません。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「わぁ……これは、凄いな」
『豪華絢爛』を実現したらこうなる、と言わんばかりの内装や装飾品の数々に驚嘆の声が漏れた。
自室というには随分と広すぎる空間に、実用的とは言い難いデザインの家具や
著名な芸術家の作品やそのレプリカ、備え付けのバーカウンターまである。まさに大富豪の自室って感じだな。
そして気にしまいとしてもつい目が行ってしまうのが、立派な天蓋のついた
キングサイズよりも大きいんじゃないかというほどの大きさのベッドだった。
真っ白なシルクのシーツが皺もなくきちんと整えられている。
もしかしたらあのベッドで……いや、何もそこまでする必要はないさ。僕の任務は彼を足止めすることであって
誘惑することじゃない。イーサン達から連絡がくれば、適当な理由をつけて逃げ出せばいいんだ。
「気に入ってくれたかな?」
背後から声を掛けられて我に返る。僕は素直な感想を打ち明けた。
「あぁ…何ていうか、僕だったらここじゃ落ち着いて眠れないなって」
「実を言うと私もここは普段あまり使っていなくてね…広すぎて。
今じゃすっかり客人をもてなすために精一杯見栄を張っただけの部屋になってしまったよ」
それはもしかして一晩だけの相手と楽しむための部屋ってことだろうか。
確かにこんなところに連れて来られたら完全に雰囲気に流されるよな。
周囲を見渡していると、彼が汚れた上着を脱いで寄越すように言ってきた。
見られては困るようなもの――小型マイクや発信機といったいわゆるスパイ道具――を
気付かれないように別の場所に隠してから手渡すと、彼も自分の上着を脱いで
近くにあった大きなソファーの上に一まとめにして放りやった。
その隙に、チームと連絡を取り合うための小型イヤホンも外しておいた。
顔がかなり近付くから、怪しまれそうなものは外しておくに越した事はない。
これで完全に孤立してしまうけど……まぁ何とかなる。いや、何とかするんだ。

「さあ、こっちでゆっくり私の”拷問”にかけられてもらおうかな」
彼はとてもチャーミングな笑みを浮かべて僕をカウンター席へと誘う。
こんなに整った顔立ちを自分に向けて綻ばせられたら、やっぱり嬉しいというか悪い気はしない。
それは偽りなく表情に出しながら、それでも肝心なところでは流されないように気を付けておこうと思った。
席に座るとグラスにブランデーを注がれる。軽くグラスを交わし、
そのとても上品な香りを楽しみながら彼の自慢話に耳を傾けた。
人生のターニングポイントがいつで、誰と出会ったのがきっかけで、何を目指して今の職業についたのか。
どれだけ努力をして、どんな辛酸を舐めたか。どうやって頭角を現し、何を成し遂げたのか。
確かに長い話ではあったけどなかなかに聞き応えのあるもので、もう少し聞いていたいとさえ思えた。
かなり話術に長けているようで、注意していないと知らないうちに
主導権を握られていた……なんてことになりかねない。
さすがに表でも裏でも手腕を振るっているだけのことはある。いくら好印象な人物に見えても、
目の前にいるこの男はやはり僕達の国の安全を脅かす危険な存在なんだ。それを忘れちゃいけない。
それにしても、イーサン達は無事にサーバーまで辿り着けたかな。何か問題にぶつかってたりしないだろうか。
少し気になって時間を確認しようと腕時計に目を遣る。
「………?」
長針と短針が歪んでいる。規則正しく動いてはいるみたいだけど、針がぐにゃりと歪んでいた。
……いや、針が歪んでるんじゃない。僕の目がおかしくなってるんだ。
瞬きをしたり目を擦ってみたりしても、一向に視界がクリアにならない。
考えてみればさっきワインを一杯飲んだし今もブランデーを飲んでいたけど、
こんなに早く酔いが回ってきたことはない。何かがおかしい。
咄嗟に彼の方に目をやると、顔から物腰の柔らかそうな笑みが消えていた。
「どうしたんだい?そんなに私の話はつまらなかったかな」
「っ……な、にを…?」
何をした、と言いたげな僕の表情を読み取り、彼は突然捕食者のような一面を顕にした。
罠にかかった獲物を前にして、どう料理してやろうか――そんな目で
僕を舐めるように見つめている。

「あぁ、心配しなくていい。毒を盛ったわけじゃない。私は肉体派じゃないんでね。
抵抗されないように……というより、抵抗なんて考えなくていいようにしてあげたんだ」
「抵抗…?」
言葉の意味がよく分からない。どうやら何かのドラッグを飲まされてしまったらしい。
更に良くないことに、さっきから身体を思うように動かせない気がする。
「…まさか…酒……?」
「そうだよ。アルコールに混ぜると効き目が早いし効果も抜群でね。
もうそろそろ身体が疼いてくる頃じゃないかな?」
そう言って彼が立ち上がり、脱力してカウンターに突っ伏してしまった僕の背後に回った。
覆い被さるようにして僕を抱き締めると、耳元に唇を寄せて囁いてくる。
「君はとても魅力的だね……青い瞳が特に綺麗だ」
「ぅっ……!」
吐息混じりに吹き込まれる声につい身体が跳ねそうになる。変に鼓動が早くなってるし、
何だかじれったいような痺れというかくすぐったさを全身に感じた。
これはもしかして、俗に言う『媚薬』を盛られてしまったんじゃ…!?
(マズい……これは本当にマズいぞ…!)
「くっ…!」
僕は歯を食いしばり、何とかこの状況から逃れようと試みる。何でもいいから何かを掴もうと
伸ばした手は空しく宙を彷徨うばかりだ。そんな僕の腕の上を這うようにして彼の手が重ねられる。
手首を掴まれるとそのまま指先、関節、付け根、掌、手首までを丁寧に揉み解され、
いよいよ本格的に変な気分になっていく。ただ手を握られてるだけなのに…何なんだこれ!
「何か探し物でも?」
「ぅあっ!」
彼がそう言って掴んでいた右手を僕の背中に回して固めてくる。いよいよ本当に
身体の自由が奪われるという恐怖と危機感に、僕の頭はしきりにサイレンを鳴らして身体に動けと命令を送る。
でもその命令は末端に行くにつれ散ばってしまい、まるで芋虫みたいにもぞもぞと
身じろぎをするのがやっとだった。そんな情けない抵抗を続けていけばいくほど、
何故か徐々に頭の中がぼんやりとして身体の熱が上がっていくことに気付く。
「……は…っ、…ぁ……」
それが、身体を動かす度に着ているシャツが擦れ合って肌に刺激を与えているせいだと
だんだんわかってはきたものの、もうそれを止めることすらできなくなってきてる。

こんなことしてる場合じゃない。こうしてる間にもイーサン達は危険な状況にいて、
任務を果たそうとしてるっていうのに……なんてザマなんだ僕は…!
「んっ…ぐ、ぅ……っ!」
不甲斐無い自分を責めるように僕は自分の唇を噛み締める。強く噛みすぎたのか血が滲んできた
みたいだけど、その痛みのお陰で流されそうになっていた意識を少しだけ引き戻すことができた。
よし、良いぞ!このままこうしてれば何とか乗り切れるかも――…
「あぁ、何をしてるんだ。血が出てるじゃないか」
「…え…、っっ――っ!?」
突然彼が僕の身体を引き起こしたかと思うと、何と噛み締めていた唇に自分のそれを重ねてきた。
(ちょっ……嘘っ…!?)
驚きすぎて完全に思考が真っ白になってしまう。そのせいで僕の身体から
力が抜けたことに気付いた彼は、傷口を舐めるように舌を這わせてくる。
「ううっ…!」
ねっとりと熱を帯びた舌に触れられると背筋にゾクゾクと電流のようなものが走る。
思わず声を漏らしてしまいそうに開いた唇の隙間にすかさず彼は舌を潜り込ませ、
そのまま僕の口の中を蹂躙する。そうでなくてもギリギリのところで踏ん張ってるのに、
こんなことされたらいよいよ本格的にヤバい。もう彼に身体を支えられていなかったら
とっくに椅子から崩れ落ちてる。
「…っはぁ…っ、はー…」
「……こんなに蕩けてしまって…可愛いね」
愉しそうに笑う彼の言葉を聞きたくなくて頭を横に振る。彼の低く甘い声が
身体の内側に響いて、それにすら感じてしまいそうだったからだ。
彼にはそんな僕の状態がわかるようで、わざと耳元に唇を触れさせるようにして話しかける。
「ねぇ……もっと強い刺激、欲しくない?」
「うぁ……!!」
「身体が熱くて…触って欲しくて堪らないだろう?」
そう言いながら彼は僕の胸の辺りをゆっくりと撫でていく。
シャツの上からなのに、直接触られてるみたいに熱かった。
「っは、あ…っ、ぁ」
もう声を抑えることもできなくなって、彼の手の動きにつられて身体をビクつかせる。
でもその手が遂にベルトにまで伸ばされたのがわかるとさすがに黙ってはいられなかった。

「あ…!そこ、は……っ!」
「何?……あぁ、ここじゃ嫌なんだね。気が付かなくてすまない」
「…ちが…っ、いや、だっ…!」
「わかったわかった。それじゃあベッドに行こう。連れて行ってあげるよ」
「――――っ!!」
(絶対聞こえてるくせに!!あぁもう、ホントにヤバいって…!!)
彼は力の入らない僕を難なくひょいと抱えてバーカウンターから例の大きなベッドへと歩き出した。
こうして冒頭の状況に至るわけなんだけど……長官、大ピンチです。
僕はかつて現場のエージェントとして様々な経験を積み、幾多の困難を
乗り越えてきたつもりでいましたが、こんな状況に陥ったことはありません。
今にも僕に(そういう意味で)襲い掛かろうとしているターゲットと、
そんな彼を前にして全く身動きを取れない僕。
一体どうやってこの危機を切り抜ければ良いのでしょうか。
もう今の僕の状態では正常な判断を下せそうにありません…!!
「さぁ、これから長く楽しい夜を過ごそう……君と私の二人だけで」
僕をベッドに横たえた彼はまたキスをする。それと同時にワイシャツを脱がされ
胸元をすっかり曝け出されると、室内の空気が火照った肌に心地良い冷たさを与えてくれた。
でもそれはほんの一瞬で、彼の掌が僕の身体のあちこちを撫で回し始めれば
またあっという間に体温が上がっていく。
「う――あ、っは、あ…っ」
どうやら彼も本腰を入れてきたみたいで、さっきより手つきが容赦ない。
少し気を抜けばあっさりと限界に達してしまいそうだ。彼がキスをやめて
首筋や肩に口付けをし始めた隙にまた唇をきつく噛み締めて、どうにか正気を保とうと試みる。
糸よりも細そうな、今にも切れてしまいそうななけなしの理性だけど。
「そろそろここも構ってあげないと可哀想だ」
「えっ、あ、そこは…っ!」
完全に不意を突かれ、僕が反応するより早く彼の手が下着の内側に入り込む。
いきなり直に触られるなんて思ってもみなかった僕はつい大きな声を上げてしまう。

「あっ、嫌だっ!!止めっ…!!」
「凄く熱くなってるね……このままじゃ辛いだろう?イかせてあげようか」
「うぅうっ!」
こんなところでこんな奴にイかされるなんて冗談じゃない!
今まで以上に激しく首を振って拒絶を示すけど、当然聞き入れられるはずもなく。
彼の長い指が既にいっぱいいっぱいな僕のモノにするっと絡められ、解放させるように
動きだすともう僕は情けなくも懇願するしかなかった。
「あ、ぁ、や…だっ!やめ、もぅやめ……て、っ…!!」
「ふふふ…そんなことを言われたら余計止めてあげられないよ」
「ぃ…あぁっ!うぁ、そんな、やっ…ぁ……もう…っ!!」
もう駄目だ…おしまいだ。最悪だ…!
目の前が真っ暗になる感覚に襲われて、僕は泣きそうになった。

[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!

思ったより長くなりそうなので続きはまた後日投下しにきます。
日付跨ぎ作戦上手くいったみたいで何より。

  • 後編楽しみにしてマース♡ -- 2012-11-23 (金) 13:08:20

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