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有名なアメリカンジョーク

有名なアメジョで|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「あなたはどんな関係になりたいんです?」
質問を質問で返されるのは、人事部で長くキャリアを積んだ私にとって最も嫌いな事だ。
しかし、目の前で不敵な笑みを浮かべている彼と初めて会った時も彼は同じように尋ね返し、 同じように笑った。そして彼の採用を決めたのはこの私だ。
どういう関係?そもそも今の状態がおかしいのだ。私はただの採用係、 彼はヘッドハントされた優秀な会計士。社でも殆ど顔を合わせる機会は無い筈だった。
沢山の顔に彼も埋もれて記憶の海に沈む筈だった。それが縁があるというのかどうなのか、突然の移動で私は彼の上司になり、なぜか二人で静かなバーにいる。誘ったのは彼だ……
私たちはどうなっている?この状況はなんだ?混乱した頭で二人でこうしていると、否が応でもあの面接を思い出さざるを得ない。
彼は少しタイを緩め、一つめのボタンを外し、冷んやりした眼鏡の奥から私を値踏みするようにして囁いた。
「どうして欲しいんです?」
今と同じように。
眩暈がするのに、何故私は彼の喉仏の下の影から目を離せない?

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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