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アラウンド70

皇帝×公爵

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

麗しく老いた公爵は、壮麗な天蓋の下で花芯に銀髪の皇帝の老巧な口淫を受けていた。
金獅子王と呼ばれた皇帝は老いてなお壮健だが、皇帝の豪奢な金髪は、もうすっかり銀色だ。
公爵は熱い息を吐き、臣下の股間に顔を埋める皇帝の銀髪を掻き抱いた。
皇帝の愛撫は丁寧で優しい。快感が煌めきながら下腹部に溜まっていく。
公爵は皇帝の指玩や唇に深く感じいっていたが、老いた花芯は昔の様には華やがない。
刺激には興奮を覚えていたが老いた公爵は、濡れ易い少年の様に清々しく飛沫を放てなかった。
かつては瑞瑞しく艶やかに張り詰めていた先端は柔軟なままだ。
もどかしく溜まるばかりの快感に喘ぎ喘ぎ、公爵は少し憂い小さく笑うと皇帝に詫びた。
どんなに愛されても今宵はこの世の果てまで行けそうもない。強壮の薬用酒や陰萎の秘薬が、どうにも効かない夜もある。

一晩に幾度も達していた青年の時分には戻れない。ただそれだけの事。そう思うのにやり切れなさが募る。
皇帝は切なげな公爵の、しどけなくうなだれている子息に触れ、長い指を添え木の様に用いて支えると、愛おしげに接吻した。
「藤の花房の様だな。優美だ」
それから皇帝は、麗老の公爵の手を取り、己の陰萎を握らせると、昔は卿の喘ぎ声ひとつで一晩中高ぶっていたものだが、今はもう硬度が持続しないのだと微笑んだ。
「お互い難儀な身体になったな」。
老いた皇帝は豪快に笑い、老齢の公爵を抱き寄せ抱擁した。

ただ抱きしめ合いながら互いの温もりを味わう。結合を伴わなくとも感じる一体感に公爵は霞む瞳を潤ませた。
皇帝の右腕だった宰相、幼なじみの元帥。聡明な皇后や側室たち。皇帝の友や妃が世を去る度、いがみ合っていた皇帝と公爵の距離は縮まった。
50年前は憎んでいた金獅子王と訳あって肌を重ねたのは40年前。身体だけの関係が10年、20年、30年と積み重なり
気がつけば、こんなにも近くにいる。公爵は暫し遠い目をし、静かにひとつ笑うと
老齢の皇帝の右耳にそっと唇を寄せ、約30年前から言いそびれていた愛の言葉を今更ながら囁いた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
ナンバリング ミスッタ ゴメンナサイ

  • つづきが読みたいです・・・アラ70ラブ -- 2012-01-25 (水) 02:32:10
  • 私も続きが読みたいです。いがみ合ってた時期も読みたいです!!よろしくお願いします -- 2012-01-25 (水) 09:24:35
  • 非常にいい -- 2012-01-25 (水) 11:29:17
  • 素晴らしい。 -- 2012-01-26 (木) 00:36:48

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