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虎&兎 触手×虎

虎&兎の 触手×虎です。エロそうで全然エロくありません。
超王道をへぼんでお送りします。
まだ初期の頃の二人の設定です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「こんな事になるなんて聞いてませんよ。」
『接続が甘かったか!!次はしっかり固定する必要があるなァ!!』
「み…見てないで早くこいつを止めてくれえーーーーーーーー!!!」
危なかった。断って無かったら僕がこうなっていたのか。
バーナビーはモニター越しにジッとタイガーを見つめたまま、安堵のため息をついた。
タイガーの腹部から飛び出した武器は、その飛び出した勢いで本体から収納部分ごと?がれ、
本来敵である方向に伸びるはずの触手が本体へと標的を定めてしまったのだ。何故かというと近くにいたから。
たったそれだけの理由で不運な事に本体…すなわち、タイガー自身が攻撃対象にされてしまった。
斎藤に新機能を試してみるよう言われたのはつい5分前。
「…僕はとりあえず見学してみます」と言うバーナビーと、
俺やってみたいと意気揚々とシミュレーションルームに入った虎徹。
犠牲者は、一人だった。
シミュレーションルームの様子を真顔で見つめる二人は、その行為を止めそうにない。
「なんっで止めねーんだ!?」
『とりあえずそのままやられてくれぇ!!どうなるのかデータを取りたい!!』
「俺で試すなーーー!!!」
「…斎藤さん、あの武器の特徴は?」
バーナビーは他人事なので余裕で腕を組みながら聞いた。
『あれはすごいぞ!!身体の数か所を攻撃する事により対象の弱点を感知する機能がついてるッ!!
そして弱点が見つかればそこを集中的に攻撃するようにできているんだあ!!!』
「すごいじゃないですか。」
だが、対象が自分ともなると、タイガーは気が気じゃない。
触れてくる触手からなんとか逃れていたが、足を絡め取られついに宙へ吊るされてしまった。
吊るされた途端数十本の触手の先端ががちょんちょんと体中をつついてきた。

「うわああぁぁああぁぁ俺今どうなってる?!大丈夫?!」
「大丈夫です。ちょっと風の谷っぽいくらいですよおじさん。」
タイガーは別に異国の青い服は着ていなかったが、のちにこのコンビは伝説となる事を、この時の二人はまだ知らずにいた。
斎藤の手元にあるモニターとタイガーのマスクの内側にデータが映し出される。
弱点が数か所発見され、そのデータは即座に記号化されまた触手に転送された。
受信した触手の動きが、調査モードから攻撃モードに切り変わる。
一連の動作は完璧だった。斎藤は満足げに見つめた。
先端の形状を細く変化させた触手が、?がれた腹部より装備の隙間に入り込む。
「げぇっ…は、入ってきたぁ…!」
『あ、まずいな。タイガー!装備を壊されたら修理が大変だから一旦外すぞォ!!!』
「えっ外したら俺攻撃されて死んじゃうんじゃないの?」
『安心しろォ!!攻撃設定を最弱にする!!ちゃんと稼働するかどうかのデータが取れればそれでいい!!』
タイガーの手足には蔦のように触手が巻きつき暴れる事もできない。
斎藤が操作すると、タイガーの装甲は体から分解され外れてしまった。
インナーだけになったタイガー、もとい、虎徹の腿に蔦が食い込む。
「ちょっ…とこれどうなの?!」
さらに充分強いはずのインナーが侵入してきた触手にいとも簡単に破られてしまった。
所々露になった素肌に触手が這う。そして、胸元へと触手が伸びた。
ギャーギャーうるさくわめいていた虎徹が突然ビクッと身体を硬直させる。
布の切れ端で隠れている部分を攻撃されているらしい事はわかるが、バーナビーは何をされているのかよくわからない。
虎徹の顔がみるみる赤くなる。
「う…ぅぅ…」
驚いたような表情のあと、目をギュッと瞑る。
「斎藤さん、おじさんの様子がおかしいです。いつもおかしいですけど。」
しかし斎藤はすでにマイクを外しており、ブツブツ言いながらパソコンに向かって何やら作業を始めていた。
虎徹の目尻に涙が溢れる。
「おじさん、何をされているんです?」
「……言えない…っ」
「は?」ビキ

別にあなたの心配をしているわけじゃありません!新しい武器に不具合が無いか知りたいだけです!
そんなバーナビーの声が聞こえるが、虎徹はそれどころじゃなかった。
「と、と、止めてっ止めてっ!!斎藤さん!!さいとうさぁーーーーん!!!」
虎徹の悲痛な叫びに驚いたバーナビーが振りかえると、斎藤はすでに研究に没頭して周りの音が聞こえなくなっていた。
バーナビーは、相当面倒臭いが虎徹のピンチを救うのが自分しかいない状況だと察した。
一般人より遥かに知識を蓄えているとはいえ、見たことのないスイッチがたくさんある機材を前にどうしたものか考える。
「あっ…あ、あっ…ダメだって…」
そうこうしているうちに虎徹が痙攣をはじめた。いよいよ尋常ではない。
「おじさん!あなたに何が起こっているのかわからないと対処できません。早く言って下さい。」
「やだっ」
「何子供みたいに駄々をこねてるんですか。おじさんのくせに!」
「おじさんだからこそ言えねぇもんもあるんだよ!…あぁっ!!」
こっちは助けようとしているのに。
バーナビーはイライラしながらも先ほど斎藤がいじっていたスイッチを確認し、おじさんだからなんとかなるかと思い適当に押してみた。
すると、触手が途端にうねうねと力強くしなり、活気を取り戻した。
腿に絡まっていた触手がさらに食い込み、左右に足を引っ張られ虎徹は無理やり開脚させられた。
そして新たに出てきた数本の触手が下腹部へと伸びる。
バーナビーが押したのはどうやら威力を増すスイッチだったらしい。
「い…やだぁーーー!!」
おじさんがもっとうるさくなった。イラッとするから早く止めなくては。
「斎藤さん、よくわからないんでお願いします。」
斎藤は無反応だ。
「気持ち悪ぃ…は、入るなぁっ入るなぁっ!!」
バーナビーは履いていたスリッパで斎藤の頭を叩いてみた。
それでも斎藤は無反応だ。
もう駄目だこいつ。
バーナビーは、相当面倒臭いが虎徹のピンチを救うのが自分しかいない状況だと再び察した。ちょっと自分のせいでもあるし。
かくなる上は、しょうがない。
「おじさん、どうにもならないんでハンドレットパワーで脱出してください。」
「………んっ……むっ無理…集中できない!…っあぁ」

触手にいいように喘がされている虎徹の荒い息と、グチュグチュという卑猥な音がシミュレーションルームに響く。
赤面したままギュッと閉じた目尻に溜まった涙が一筋流れる。しきりに痙攣する足。
「駄目だもう無理だっ!こいつ、入ってこようとしてる…バニー!!助けてくれ!!」
さっきからおじさんがよくわからない事を言っている。
「入るって……一体、どこにです?」
「ど、どこってそりゃあ…なっなんとなくわかるだろうがあ!!」
「?」
「おまっ……」
虎徹の赤い顔はさらに赤くなった。
とんだ羞恥プレイをしかけてくる真顔のバーナビーが何を考えているかわからない。
「もうどこだっていいじゃないか!早く助けてくれよ!」
悲痛な目でバーナビーを見つめるしか無かった。
「頼むバニー…このままじゃ…俺…!あっ!!あだだだだだだだ!!!」
虎徹が痛がり出した。
どうやら、入ってきたらしい。
「ちっ」
虎徹が怪我をしたかもしれない。
そんな危機感に、バーナビーはとっさにシミュレーションルームに飛び出した。
結局ハンドレットパワーで触手を引きちぎり、おじさんをお姫様だっこで助け出すいつものパターンで解決した。
「あなたが居なくても僕だけで敵は倒せますけど、一応コンビポイントも無いと困るので。」
「もうなんかお前のそのツンデレっぽい対応とか色々どうでもいいと思える所まで来てるぞ俺の心は。」
珍しく心底へこんでいるらしい虎徹がお礼も言わない事にバーナビーはカチンと来たが、
なんとなくかわいそうなので何も言わない事にした。

ようやくデータを解析し終わった斎藤が現場の惨事と新機能の崩壊を知るのは3時間後の事だった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

  • ひどいやバニー!いいぞもっとやれw -- 2012-09-07 (金) 07:34:53

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