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ヨロコビ

半生注意。
洋画スプラッターホラー「深夜の肉列車(要英訳)」主人公受け。
※エロ(強姦・異種姦)、グロ(殺害・カニバ・死体描写)注意。
苦手な方はお手数ですが数レスほど飛ばしてください。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

俺は悲鳴のようなものを上げた。数十秒前に素手で俺の舌を引きちぎった男が、たった今目の前で俺の大切な人の喉元にナイフを突き立てたからだ。
彼はそのままナイフを胸まで滑らせ、ばっくりと口を開けたそこに手を突っ込む。そして勢い良く引き抜くと、その手には何かが握られていた。その何かを失った彼女は一度だけビクンと身体を揺らし、そして事切れた。
「…ぁ、あぁ……!!」
舌を奪われた俺は何も言えなかった。いや、舌があったとしても同じだっただろう。まさか、こんなに理不尽に彼女の命が奪われるなんて。
ひきつった表情のまま固まっている俺の元に彼が再びやってくる。その手に握ったもの――彼女の心臓を目の前に突き出し、静かに語りかけた。
「さぁ、僕となれ。これは命令だ。彼らと我らが交わらぬように」鈍く光る刃物より鋭く冷たい眼差しでそう告げる。掌の心臓は、もう持ち主を生かすことなどできないというのにまだ鼓動を打ち続けていた。
その様に目を奪われていると、彼は心臓を俺の口元へと運んでくる。
「喰うんだ」
「……は…?」
「これを喰え。そして『人間』であることを捨てろ」
未だパニックを起こしている頭では彼の言葉の意味を半分も理解できていなかったが、とにかく頭を横に振って拒絶を示す。
俺の身に起きたこと、彼女の身に起きたこと、そして今置かれている状況、全てを拒んで無かったことにしたかった。
「言っただろう。これは命令だ。お前には従うという選択肢しかない。拒むことも逃げることも、死ぬことすら許されない」
「ぅ……っ」
彼は座り込んでいる俺と目の高さを合わせるように片膝をつき、瞬きもしないままじっと俺の目の奥を見据えながらゆっくりと囁く。
「いいか。これはとても名誉なことだ。お前が、我らと彼らを繋ぐ掛橋となるんだ。俺達は他の誰も知らない真実を知り、その一部になることを許されたほんの一握りの存在だ」
混乱する頭の中に彼の言葉が突然浸透し始める。まるで荒れ狂う海がすっと凪いでいくように周囲の雑音が消えていく。自分の喘ぐ呼吸すらも。
「お前は選ばれた。それを受け入れろ。お前の身体は既に準備が出来ている。あとは頭だ。今までの価値観や信念などもう必要ない」
聞けば聞くほど、それは正しいことのように思えてくる。今までの俺は本当の俺じゃない…そんな気さえしてきた。

少しずつ揺らいでいくのを見透かしたように、彼は一際強く俺に言い聞かせる。
「さぁ喰え。そしてお前の中の『人間』を殺せ」
もはや逆らうという選択肢はなくなりつつあった。まだかろうじて脈を打っている心臓に吸い寄せられるように、俺はそっと口を付けた。
今までに経験したことがないほど強烈な血の匂い。まだ死んでなどいないと主張しているような温かさ。拍動というよりはもう痙攣に近いその反応。
俺はその全てに彼女を感じながら、しかし抑えきれない衝動に流されるままソレに歯を立てた。
肉は想像していたよりも硬く、何度も顎を動かしてようやく一口分を噛み切ると、中から一気に溢れ出した血液が口内を満たす。あまりの量に口の端から零れてしまったが、気にも留まらなかった。
その肉が、その血が、信じられないくらい美味かったからだ。舌を失ったはずなのに、まるで脳が直接感じ取っているかのようにそう思った。
俺は差し出された彼の手を掴み夢中になってソレを貪った。初めこそ彼女を喰うなんてと絶望すら覚えたのに、
やがてこれを喰えば彼女と一つになれるのだからと錯覚し、肉片も無くなる頃には彼女の存在など頭から消え、一心不乱に喰らいついているだけになっていた。そんな俺を見て彼は愉しそうに笑う。
「お前菜食主義だっただろう」
「……っ、あぐ…」
「こんなに美味そうに喰ったヤツは久しぶりだ」
喰うものがなくなってしまい、俺は血塗れの彼の手をしゃぶる。舐め取ることができないので、指をくわえて吸い上げるようにして全てを喰い尽くそうとしていた。彼はそれを止めようとはしない。
まるでフェラチオしてるみたいだな、とどこかに残っていた冷静な部分で思う。それをきっかけに先程まで異常な興奮状態だったことを思い出し、再び心拍数が跳ね上がる。
背筋に走る鳥肌が立つような感覚と共に一気に体温が上がり、喉が渇く。それを解消しようと躍起になって彼の指に吸い付いた。
「ん…ぅ、はぁ……っむ」
視点が定まらない。まともにものも考えられない。
俺は何をしてる?
ナニを?
俺?
オレって誰だ?
おれは――…
「っ、うあっ…!!」
頭の中が真っ白になった瞬間、俺は射精していた。座ったまま身体を痙攣させ、掴んでいた彼の手にすがり付く。

「ぁっ…っ、ん、ふっ…ぅ…」
「面白いな。こんな反応を見たのは初めてだ」
彼は力任せに腕を振り払い、項垂れた俺の顎を掴んで上を向かせる。俺は血液と涎が混じったものを口元からだらしなく溢しながら虚ろな目で彼を見上げていた。
彼は改めて値踏みをするように俺を観察し、向こうにある地下鉄の車両を見遣る。やがて何かを察し、自力で動けない俺を無理矢理立ち上がらせた。
「んん…」
「どうやら彼らがお前に興味を持ったようだ。行って相手をしてやれ」
「…あ…?」
まだぼーっとしている俺の腕を肩に担ぎ、人間の骨で埋め尽くされた廃墟を横切っていく。徐々に車両に近付いていくと、『彼ら』と呼ばれる何かの姿がはっきりと見えてきた。
人間より大きく、異形な彼らが揃って俺を見ている。目があるようには見えないが、見られているとしか思えない。だが最初に見た時に感じたような恐怖や嫌悪感は湧かなかった。俺の中の何かがもう麻痺し始めているようだ。
「さぁ、きちんと挨拶してこい」
彼が車両の扉を開け、俺をそこに放り投げる。
「うっ!!」
「お前の新しい雇い主達に」
そして扉が閉まるのも待たずに彼はそこから立ち去っていった。
血の海と化した金属の床に、彼らの喰い散らかした肉片や骨が転がっている。さっきとは比にならないほど強い血の匂いが目眩を引き起こし、
同時に気が狂いそうなほどの興奮が身体を支配していく。息苦しさを感じて仰向けになると、彼らが俺を囲むようにして見下ろしていた。
「はぁ……あ、ぅあ…っ」
気付かない内に溜まっていた涙で歪む視界の中に手を伸ばす。彼らの一体が、それに応えるように俺の手をゆっくりと掴んだ。
そいつはしゃがんで俺を頭から引き寄せると、羽交い締めにするようにして抱き抱える。他のやつらも同じようにしゃがみ、ボロボロだったパーカーを引きちぎっていく。
「うぅっ…!」
咄嗟に顔を背けると、後ろにいたやつが俺の口の中に長い舌を滑り込ませてきた。喉の奥にまで届きそうな舌が暴れ回り、何度もえづく。
「おごっ……っ、ゔぇ、っっ!!」
苦しくてばたつかせた脚を押さえ込まれ、ベルトを掴まれる。やつは硬い爪でそれを一気に引きちぎり、下半身を露にされてしまった。

すると横から違うやつが俺のモノに舌を巻き付かせる。それを器用に動かして扱かれるとあっという間に熱を取り戻した。
「っはあ、あ……ぃっ」
色んな方向から伸びてくる舌が身体中を舐め回す。身を捩ると押さえ付ける彼らの鋭い爪が肉に食い込んで血が滲んだ。
痛みは感じなかった。痛みを感じる余裕もないほど責め立てられた。
「ひ……ひぁっ!は、ぁ、ん゙ん゙っっ!!」
だが容赦なくやつらの舌が俺の中に捩じ込まれた時は悲鳴を上げた。そんな風に使ったことがない部分に何本もの舌を差し込まれ、奥を蹂躙される。
「あ゙ぁ、あ゙……うっ、ぐぅっ!うゔぅ!!」
目を見開き、ガクガクと身体を震わせながら衝撃に耐える。目尻から落ちた涙をどいつかの舌が舐めとるのを感じた。
開きっぱなしの口に指が差し入れられ、俺は無意識にそれをくわえ甘噛みする。口内に広がる誰のものともつかない血の味が苦痛を和らげていく。やがてそれは言い様のない快楽へと変わっていき、全ての感情や思考を蕩けさせてしまう。
「んむ……ふ、う…」
音を立てて指を吸い上げる。もう自分の行動に何の疑念も湧いてこない。
彼らの思うままに。彼らの望むままに。それこそが至上の悦びである。
誰に言い聞かせられた訳でもなくそう思った。今までの常識や価値観を全て塗り潰し、何をやっても掻き消すことなどできないほど深く、強く刻み込まれていくのを感じる。
「…あ…ぁ、は…はは、ははは……!」
素晴らしいことじゃないか。もう何にも縛られることはない。
これからはただ彼らの為に生きていけばいい。そうだ、俺は初めからそうなる為に存在していたんだ。
そう確信すると、まるで目の前を遮るものがなくなったようにとても清々しい気分になる。そしてこれ以上ないというくらいの幸福が全身を満たしていった。
「…いっ!?っ、うぅぁ……っ!」
突然、俺の中に入っていた舌が無理矢理その入口を拡げ始める。驚いてそっちを見ると、ちょうど俺の真正面にいたやつの下腹部辺りが不自然に膨らんでいた。
やがて下の方から薄い肉が捲れ上がり、そこから人間の男性器のようなものが姿を表した。形は似ていたが、大きさは人間とは比にならない。
こいつが何をしようとしているかを理解した瞬間、そいつはその大きくそそり立ったモノを拡げられたソコに一気に押し込んだ。

「あがっ…!!!」
凄まじい圧迫感で完全に息が止まる。それに伴い全身が強張ってしまったので半分までしか収まらなかった。それ以上先に進まないことに気付いたそいつは、その場で強引に抜き差しをし始める。
「かはっ!あ゙っ、ぎ、ひっ!!」
体当たりのような突き上げに弾かれる身体を後ろのやつが押さえ込む。固定されたおかげで力の逃げ場がなくなり、屹立がどんどん内壁を押し広げながら潜り込んでいく。
「ぅ゙あ゙あっ、はぁ、ぐうっ!!」
腹を突き破られるんじゃないかと思うほどの衝撃に声を上げた。だが、それもいずれは快感に変わっていくことはわかっている。彼らが俺に与えてくれるものは全て悦びだ。苦痛なんかであるはずがない。
その証拠に、舌に巻き付かれた俺のモノは萎えるどころか先走りを溢れさせてひくついている。
「…っは、ん゙…っ!あ、やっ……はぁ、あっ」
もっと強く。もっと深く。激しく突いて、バラバラに千切れるまで。
「はぁっ、はあ、あっう、いっ…!!」
ゾクゾクと快感が駆け上がる。俺は泣きながら嬌声を上げ、羽交い締めにしているやつの腕にしがみ付く。それに応じるようにそいつは舌で俺の頬を撫でた。
「ぁひっ、ぎ…やあっ、あ゙っ!!あ、あ、イく、イくっ、もっ…!!」
言葉の意味がわかったのか、俺を犯しているやつが急に俺の腰を掴んで力任せに引き寄せる。メリメリと音を立て、俺の身体はやつのモノを無理矢理飲み込まされていく。
そのほとんどを収めてしまう頃には、堪えきれず絶頂を迎えて自分の腹の上に精液を撒き散らしていた。
「――――ぁっ……!!!」
ビクビクと全身を痙攣させ、内壁でやつのモノをきつく締め付ける。するとやつは一声大きく吠え、今までで一番強い力で腰を打ち付けた。
「あ゙ぐっ…!!?」
完全に根元まで突き刺され、先端の形に腹が盛り上がる。やつがもう一度腰を揺らすと中に入っていた屹立が膨張し、そして破裂したかと思うほどの勢いで焼けるように熱い液体をぶちまけた。
想像を絶する感覚に悲鳴すら出なかった。自分でも死んだと錯覚するほどに身体を硬直させ、目を見開いたまま意識を失った。

だが再び意識を取り戻すのにそう時間はかからなかった。次のやつがまた俺の中に入ってきたからだ。そいつも同じように俺に種付けをする。
子孫を作るというよりはマーキングといった方が正しいだろうが、所有物の証を付けられているのだと思うと実に誇らしく思えた。
どれくらいの時間がかかったのかはわからないが、俺はそこにいた彼ら全員と交わった。全てが終わり俺を車両に置き去りにした男に助け出される頃には、以前の俺を構成していた要素など欠片も残っていなかった。
それから一週間ほどの間に俺は新しい仕事を教え込まれた。
確実に仕止める方法、基本的な処理の仕方、効率の良い解体の順序、そして社会に溶け込み『餌』を見つけるコツ。全てを完璧に習得し、いよいよ初仕事の日がやってくる。
与えられたスーツに着替え、道具の揃った鞄を下げる。指には彼らの僕である証の入った指輪を嵌め、渡された時刻表を手に部屋を出た。
焦りも不安も恐れもない。罪悪感も。俺は感情を無くしてしまったのだろうか。
……いや、それは大した問題じゃない。俺は彼らの為にすべきことをやるだけでいい。
そこからは考えるのを止め、無機質な金属でできた巨大な箱に乗り込んだ。
時刻は深夜2時4分。ほとんど人気のない車両に酔い潰れたらしい男が一人、列車の振動に揺られている。
――こいつにしよう。
一度前を通り過ぎた俺は、改めて狙いを付けるようにその男を振り返った。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

  • まさか書いてる方が居たとは!萌えをありがとうございました! -- 2011-11-01 (火) 01:26:31
  • ありがとうございますありがとうございます -- 2016-06-26 (日) 20:15:21

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