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芸人 ラーメンズ「アトムより」 「星に願いを」

半生超注意。
某中華麺図のコント「ア/ト/ム/よ/り」

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

昔読んだおとぎ話
馬鹿げた話だと思いながら、俺は今日も星を眺める


「・・・なんだこれ。」

昼寝から目覚めて鏡をみて気付いた異変。
なぜ俺の顔にでっかく"のす"って書かれているんだ。

「ノス~・・・おまえなあ・・・。」
「ノス!!俺が書いたノスよ!!」

なんにでも名前書きやがって。しかも油性で。

「あーもー、とれねーじゃねーか、なんてことしてくれてんだ・・・。」
「トガシ君が悪いんだわいよー!!せっかく休みなのになんでずっと寝てる
のす!!一緒に大マンモス展に行くんだわいよ!!」
「だったら普通に起こしゃいいじゃねえか。なんだって名前なんか書いてくれてんだ。」
「自分のものには名前を書くノス。お前のものは俺のものノス。トガシ君も俺のものノス。
俺はトガシ君が大好きノス。だから、今日は一緒に大マンモス展に行くんだわいよ!!」

子供のような顔してそんなことをいう。うれしそうに。
俺はおまえのものか。意味分かって言ってんのか。

分かってないだろうことは分かってるけど。

「言っとくけど俺は行かないからな。あと名前書くならせめて水性にしてよ。」
「それじゃ消えちゃうノスよ。だから油性で書くノス。」
「消えてくれないと俺が困るんです。」
「俺はトガシ君とずっと一緒にいたいノス。消えたらいなくなっちゃうかもしれないノス。
名前は、失くしたくないものに書くんだわいよー。消したら意味ないノス!!」

・・・なに言ってんのこいつ。

「あのな、名前が消えたって俺はいなくなんかならないよ。」
「ほんとノスか?」
「ほんとほんと。なに、そんなに怖いの。俺がいなくなっちゃうかもしれないことが。」
「俺はお前が大好きノスからねー。」
「そっか。」

いなくなんかならないよ。俺だってお前とずっと一緒にいたいよ。大好きだよ。
でも俺はそんなこと言ってやらない。言っちゃいけない。

だってお前と俺は違うんだから。
好きの意味も、それ以外も。

だから俺は思うんだ。おとぎ話みたいに星に願ったら来てくれないかなって。

「トガシ君大マンモス展がだめなら大ねずみ展に行くノス。でっかいノスよー、ねずみ!!」
「行きたくねえなー。」
「なんでだわいよー!!せっかくの休日ノスよー!!」
「たまにはいいじゃん、家でごろごろするのもさ。」
「あ!じゃあキャッチボールするノス!!」
「えー、お前なんでそんな元気なの。」
「えーっとグローブはどこにやったノスかねー、さっき・・・」
「グローブなら俺が昼寝する前お前さわってたじゃん。」
「・・・・・・・」
「ノス?・・・・ああー・・・」

ほらきた、現実に引き戻される。

「バッテリー・・・あったかなあ・・・。」

充電しなきゃ動かないんだもんお前。機械なんだ、人形なんだよ。

好きで好きでたまらないんだ。
キスして抱きしめて離したくないんだ。
ずっと一緒にいたいんだよ。

それなのに、なんでお前は人間じゃないんだ。

だからさ、俺のとこにも来てよ、ブルーフェアリー。
あの木の人形を人間にしたみたいにさ、こいつも人間にしてくれよ。
それか俺を機械にしてさ、このどうしようもない感情を消してくれよ。
苦しくてたまらないんだ、ロボットに恋をするのは。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ゲ仁ンネタって書いていいのかしらと思いつつ。お粗末さまでしたー。

  • あぁぁ切な萌え……富樫君とのすは本当にいいですよね -- 2011-04-24 (日) 09:24:12
  • このノスの純粋さが愛おしい。二人が仲良しなとこもたまらない -- 2011-09-08 (木) 00:17:01

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