Top/62-19

野球 内野手と外野手 「気まぐれ」

いちおつ

年下と年上

60巻39と同じ二人を想像して書きましたが
好きな人で想像してもらってもオリジでも

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

自分より小柄とはいえ、酒に酔い潰れた男を担ぐのは労力のいることだった。
彼は元々酒に強い方ではなく、飲みすぎるとすぐに眠ってしまう方だったのだが、
今夜は、周りが止めるのを聞かずにしつこく酒を飲み続けていた。
明日が休みということもあったのかもしれないが、こんなに飲み潰れる彼は珍しかった。
タクシーで送ることも考えたが、こう泥酔していては放っておけないということで
年下だが同期であり、仲の良い自分のマンションに連れて行くことになってしまった。

ベッドに寝かせると、彼は「みず・・・」と一言呟いた。
グラスに水を入れて持っていくも、寝込んだまま起き上がらないので
仕方なく背中を支えて口にグラスをつける。
「ほら、水。飲んで」
「んー」
彼は目を閉じたまま、なかなか飲もうとしてくれない。注ぐようにグラスを傾けると
彼は吹きだして、ベッドの上に水が零れ落ちた。
「あ、ちょっと大丈夫ですか?もー」
「・・・うん」
鼻と口から水を滴らせてだらしない顔の彼を、ティッシュで拭く。
「ホント、何やってるんですか」
首元の伸びた襟足をそっと撫でると、くすぐったいような表情をして肩を強張らせた。
(小さな肩だな・・・)
手を伸ばして肩を抱き、耳元に口を寄せた。
「自棄になっちゃダメですよ」
今日飲みすぎていた理由を、薄々感じ取っていた。
圧しかかるプレッシャーと不調が重なり、追い詰められている。
そんな弱気じゃ、ここに居続けることなんてできませんよ。
こっちはその弱みにつけ込ませていただきますけど。

彼は覆いかぶさったこちらの顔を、呆然と見上げていた。
「・・・なんで」
「ちょっとした遊びですよ」
「あそび?う・・・」
首筋に顔を近づけると香りがした。香水使っているのか。似合わないなあ。
衣服を脱がせて、抱き寄せる。彼は体を捩らせるも、強く抵抗せず為されるがままだった。
(もちょっと抵抗してくれた方が、俺的に盛り上がったかもしれないけどなー)
慣らせてると、彼はぎゅっと肩に爪を立てた。
「・・・なあ、冗談、なんだよな。これ・・・」
「うん、冗談ですよ」
「本気に、なんか・・・ならない、よな」
答えずに、事を進めた。彼の苦しそうな声が、心地よく耳に響いた。
本気になるわけないじゃないか。
ただのストレス発散。
明日起きたら、このことは全部忘れる。
何事もなかったかのように笑って、彼も笑い返す。いつも通りの日々に戻るんだ。
もう二度とこんな危ない遊びはしない。
これは今夜限りの気まぐれ。

そう思っていた。この時は、まだ。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

19のナンバリングをミスりました。すみません。


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