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赦される為の罰

浄化ー。盾×駆動。ぬるいエロばっか。両方とも座位。前半は対面です。3話以降、6話前です。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

駆動の頬を伝うそれが汗なのか涙なのか、触れたところでわかるわけもないのに、
盾は思わず紅潮した駆動の頬に右手を滑らせた。
駆動は潤みきった眼差しを盾に向けると、甘えるように頬をこすりつけた。
「んぅ……」
鼻にかかった甘い声と吐息を隠すこともせず、駆動は盾の膝の上で腰をくねらせる。
盾は冷静な視線に時折快感を走らせながら、駆動の痴態を見つめていた。

制裁を終えた後、駆動はいつも盾を求めてきた。
何かに突き動かされるように性急に口付け、それをしなければ
死んでしまうとでも言わんばかりに切実な様子の駆動を盾は拒まなかった。
「あぁっ、あぁっ、すげ、いいっ…」
盾の肩に爪を食い込ませ、駆動の薄いからだがのけぞる。
盾は呼吸を読んで下から突き上げてやる。駆動の声に泣きが混じりだし、限界だと伝えてくる。
盾は躊躇うことなく駆動のそれに手を伸ばし、促してやりながら
先端部に親指の爪を立てた。
その瞬間、駆動は目を見開き、直後にかすれて艶めいた悲鳴をあげながら達した。
上体を倒し、盾に体重を預け、目を閉じて荒い息をつく。
盾が耳元に口付けると、それに反応してひくりとからだを痙攣させた。

普段ならそこで盾も達し、からだを離していつもの2人に戻るのだが、今日は様子が違った。

盾はいつもは無意識に触れずにいる、駆動の背に貼り付いた傷痕に手を伸ばした。
事後の疲れでうっとり目を閉じていた駆動は反射的に離れようとする。
「なっ…にすんだよ」
盾の意図がつかめず、困惑したひどく気弱な声を上げた。
「君は、罰を受けたいんだろう。制裁を終えると必死に俺を求めてくる。
まるで自分の罪を知る者に傷つけられようとするかのように」
駆動は盾の囁くような、男性にしては線の細い声に急所を突かれたように黙り込む。
「ちが……、俺、そんなつもりじゃ……」
おどおどと子供のように怯えたまなざしに、盾は
『ああ、彼はいつも父親にこんな顔をしていたのか』
と胸の奥を痛ませた。だがそれは一切表情に出さず、温度のない視線を駆動に当てる。
駆動から目をそらさぬまま、盾は駆動の傷痕にじわじわと爪を立てた。

ひび割れ、くもった鏡にさえ、駆動の泣き顔はしっかり写り込んでいた。
盾は駆動を背後から犯しながら、そのほっそりした手で駆動の髪を掴み、
鏡の中を見るよう駆動に要求した。
「な…んで、んな、ひでえことすんだよ…」
「ひどい?君が望んだことだろう?お望み通り、
徹底的に俺が君を傷つけてやる」
「そんな、こと、俺、いつ言ったよ…?あ、くるし……」
駆動は快感と苦痛と恐怖に混乱し、そこから逃れようと身をよじった。
「弱くて、無力で、惨めな情けない自分。どんな気がする。今こんな目に遭わされて」
盾は吐息一つ乱さず、追い詰めるように駆動を苛んだ。
「わっ、かんねえ、よ。も、やだ…やめてくれよ…」
突かれるごとに声を漏らしつつ、駆動は震える声で訴えた。
「そんな自分は嫌いか?駆動…」
髪から手を離し、背中の傷痕を撫でながら盾が囁きかける。
駆動は涙を両目からポトポトこぼし、いやいやをするように首を振った。
「でもね、駆動。俺は君が好きだよ。君を裁くのは俺だ。俺だけが君を傷付ける。
君は気が済むまで泣けばいい。どんなに泣いても、俺は君を笑わない」
恐怖にこわばっていた駆動の表情が、みるみる和らぎ、紛れもない快感に彩られ始めた。
そして絶え間ない嬌声がこぼれ出す。
それから2人は無言で快楽を追い始めた。

「あー、腰いてえ…」
鑑識部屋で駆動に恨みがましい視線を向けられても、
盾はいつもの調子でマグカップを口元に運んでいる。
「んー?もうそんなトシなの駆動くん。若いのに大変だねえ…」
「若くないのにムチャする誰かさんのせいなんだけど。ね、責任とってくんない?」
「責任?どうやって?」
カップを口元で止めて盾はキョトンとした顔をする。
おっさんのくせに可愛いなんてずるい、と駆動は心の中で毒づきながら、盾の耳元に口を寄せた。
「明日、盾さん家に泊めてよ」
何を言われるやらと内心ビクビクしていた盾は、その可愛い要求に微笑み「そんなことならお安い御用だよ」
と請け合いコーヒーをすすった。
駆動はニカッと笑い、今度は俺が盾さんいじめる番ねと告げた。
盾の口からコントのオチのように、コーヒーが霧状に吹き出された。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

すみません、ベタな展開+オチで。しかも間が悪くて。


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