Top/6-430

蛾×花

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                    |  某険王美ィ斗 口ズ×フラゥ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  身体構造は適当に捏造してるってさ
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ アイツラツルペタダシナ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「もうだいぶ、良くなったな」
フラゥスキ一は籠の中にいる包帯を巻かれた鳥にこれ以上ない程の微笑を投げながらすり餌を与えた。 
鳥はチ、チと嬉しそうに鳴きながら、フラウスキーの手から餌を食べる。
「ああもう、お前は本当にカワイイなぁ~よしよし、もっと食べるか。どうだ、おいちいでちゅか~」
とうとう幼児言葉が混じり始めた時、鳥が何かの気配を感じて、籠の奥に引っ込む。
それと同時にフラゥスキ一は背後を振り向いた。
「いきなり現れるんじゃねーよ。小鳥ちゃんがビックリしちまうだろ、口ズゴ一ト」
「その鳥はどうした」
口ズゴ一トに尋ねられ、フラゥスキ一はまた微笑みながら鳥を見つめた。
「怪我してたから助けたんだよ、俺に『助けて、守って』ってオーラ出してたんだ。可愛いだろ」
だが口ズゴ一トは何も答えなかった。
「ま、お前に言ってもムダってもんだな。で、何の用だよ」
「先ごろ、グリ二デ様の命令で仕事を一つ、こなしただろう」
「町一つ、皆殺しにしとけって奴か」
そうだ、と口ズゴ一トは言い、一歩詰め寄った。
「フラゥスキ一、お前は『皆殺し』という言葉の意味を理解しているか?」
「まあ、それなりにはな」
「では」
口ズゴ一トがまた歩を詰める。

「赤ん坊や幼児数名が、我々が放った虫がいる森を越えて、隣の町に保護されたのは何故だ」
「おや、ミスっちまったな。あまりに小せェから見えなかったのかもな」
「いいや、お前が見えなかったのは子供ではなく上空だ」
フラゥスキ一は無言で煙草に火をつけた。
「赤ん坊を背負ったり、子供の手を引くのに忙しくて、自分の上を何が飛んでいるか気付かなかったようだな。
お前らしくもない」
煙を吐き出すと口ズゴ一トの口元に険が含まれる。煙草はこの城では歓迎されない代物だ。
「で、グリ二デの旦那にそれを?」
「いや、まだだ。最近はあまりご機嫌が宜しくないのでな」
「吹っ飛ばされちゃかなわねぇしなあ」
冗談めかして笑うが、口ズゴ一トはにこりともしない。ノリの悪い奴、とフラゥスキ一は思った。
互いに相手の腹を探りあい、先に動いたのはフラゥスキ一の方だった。
「やめとけよ、告げ口は。グリ二デの旦那を怒らせることでもねェだろ」
「お前の失態を黙っていてくれ、と頼むのか」
「頼みゃしねぇよ」
ぽい、と煙草を投げ捨てて、それを足で踏みつける。
「『吸わせて』やるから黙ってろってことだ」
「取引か」
「そういうこったな」
その言葉に、口ズゴ一トの手が頬に伸びる。
フラゥスキ一はそれを押し留め、鳥かごのところへ行くと、それに布を掛けた。
「カワイコちゃんに見せるにはちっと過激だからな」
そのままコートを脱いで投げ捨て、ベッドの上に座ると手招きする。
「いいぜ、来いよ」

口ズゴ一トはフラゥスキ一の顔を捉えて口と口と合わせる。
舌を差し入れて、その中を舐め、唾液を飲み込む。
花を始めとする植物の属性を持つ魔人であるフラゥスキ一の体液は蜜や樹液であり、
蛾の属性を持つ魔人の口ズゴ一トには何よりも美味なものだった。
唾液を味わいながら口ズゴ一トはフラゥスキ一の下半身を探る。
普段は姿を隠しているものが存在を見せ始め、そこが隆起していく。
フラゥスキ一の膝を立てさせて、大きく足を開かせた。
そうしなければ彼の足に生えている棘で体を傷つけられかねない。
勃ちあがったものを口に含むと、樹液のねっとりした甘さが広がる。
惹きつけられるように強く吸い上げると、フラゥスキ一の口から喘ぎが洩れた。
舌を絡めて樹液を飲み込む。
びくり、とフラゥスキ一の体が大きく震え、その拍子に棘で口ズゴ一トのローブが裂ける。
口元を拭い、目の前の体をひっくり返して手を付かせた。
その場所を探りながら、口ズゴ一トはローブの前をくつろげる。
そして、先程まで自分が口に含んでいた物と同じように変化し、隆起したそれを
見つけ出した場所へと押し込んでいく。
潤っている内部を擦り上げ、そこにある全てを吸収してしまうかのように口ズゴ一トは腰を動かした。
強く突き上げられ、フラゥスキ一の背が反り返る。
その時、フラゥスキ一は宥めるような手つきで自分の背を撫でる口ズゴ一トの手を感じた。
それは覚えのある手つきだった。
自分がいつも、傷ついた小鳥や捨てられた子猫や子犬に対してしているような手つき。
「口ズゴ……」
だが深く抉られ、中を蹂躙されて翻弄され、フラゥスキ一は言葉が紡げなくなっていった。

「『ごちそうさま』くらい言えねェのかよ」
事が終わり、即座に身支度を整え始めた口ズゴ一トにフラゥスキ一はベッドに沈み込みながら話し掛ける。裂けたローブから傷のある左目が見えた。
「『取引』なのだろう」
「ま、そーだけどよ」
立ち去る背中にフラゥスキ一はぼそりと呟く。
「ホント、何考えてんだかわかんねぇ奴」
寝返りを打った時、チ、チと小さく小鳥の鳴き声が響いた。
「あ、悪い悪い、暗くて怖かったろ?」
慌てて布の覆いを取り去ると、小鳥は嬉しそうに籠の中で跳ねている。
「カンワイイなぁ~すっげぇ可愛いよなぁ、お前。やっぱ小さくて可愛い奴って最高だぜ」
小鳥を腕に乗せ、フラゥスキ一は、また餌を与える。
「つまりはあんな奴、俺の圏外ってことだ」

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 | |                | |           ∧_∧ フラゥはもーちょっと淫乱受けでも良かったかも
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