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ロシアノ×アメリー

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                    |  ニホンちゃんのロシアノビッチ君×アメリー君‥‥。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  なぜか萎えスレネタも少々。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ メヨゴシスマソ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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『扉』

 ある日、アメリー君は、火星まで飛ぶロケット花火に取り付けたビデオカメラのVTRを持って、ロシアノビッチ君の家に行くことになりました。
 昼休みにそのVTRを教室のテレビに映したら、みんなが目をキラキラさせて見入ってくれたことに、とても気分を良くしたアメリー君が、
早退したせいで火星の映像が見られなかったロシアノビッチ君にもこのDVDを見せてやろうと思って、ロシアノビッチ君にお知らせプリントと給食のパンを届ける係りを引き受けたのです。
 二日酔いで早退したロシアノビッチ君は、押しかけてきた級友を自分の部屋に案内すると、ソファにごろんと横になってアメリー君がDVDをセットするのをぼんやり眺めていました。
 二日酔いと言っても、ロシアノビッチ君はいつも斜陽のやけっぱちで酔っ払っているので、アメリー君には普段通りに見えます。
それにアメリー君は当然二日酔いの苦しさなんて分かりませんから、頭痛と吐き気と苛立ちを訴えるロシアノビッチ君を無視してDVDを再生し、内容の簡単な説明をしてあげました。
 ロシアノビッチ君はむかえウォッカに手を伸ばしました。
「アメリー、DVDなら別のにしようぜ」
冷静に考えれば、没落以前はライバルだったアメリー君の家に、自分の家が経済的に立ち行かなくなると同時に、技術の面でもはるかに遅れをとってしまったという事実を嫌というほど見せ付けられるものですから、どう考えてもロシアノビッチ君がおもしろがるわけがありません。
 VTRが進むにつれてウォッカをあおる速度も上がります。
 しかし、クラスで誰よりも知能と情緒は比例しないことを体現する典型的メリケン野郎少年アメリー君は、そんなことお構いなしにロシアノビッチ君の隣でテレビに夢中になっています。
「ここがいいところなんだから黙ってろって」
実はアメリー君、フランソワーズちゃんやカンコくんにも負けないくらい、自分の家のかっこいいところを確認するのが大好きなんです。

いい具合に酔いも回ってきたロシアノビッチ君は、自分の持ってきたVTRに興奮しっぱなしで帰ってこないアメリー君を見て、おもしろいことを思いつきました。
「おい、アメリー」
「だから黙っ」
ロシアノビッチ君は両手でアメリー君の顔を挟んで自分の方を向かせると、アメリー君にキスしました。アメリー君が慣れないウォッカの香りにむせたので、ロシアノビッチ君はアメリー君から唇を離します。
それからロシアノビッチ君は、アメリー君の胸に顔を埋めました。混乱しているアメリー君の唇にはふにゃふにゃして生温かい奇妙な感触が残っています。ロシアノビッチ君はそのままのしかかって、アメリー君を二人が座っていたソファに押し付けました。
「何するんだyo!」
二人はぴったりとくっついて寝転がっているので、アメリー君にはロシアノビッチ君の下心全開の助平な顔が見えません。アメリー君の上着の中を、ロシアノビッチ君の手がもぞもぞと動きます。
「ah!」
相手の服を引っ張ってロシアノビッチ君をどかそうとしたアメリー君の胸の先に、痺れたような感覚が走りました。ロシアノビッチ君がつねったんです。
「やめろよ、変態!」
ちっとも自慢できることではありませんが、アメリー君は地球組でもぶっちぎりのマセガキですから、自分が何をされたのかすぐに判りました。

「悪いな、変態で」
ロシアノビッチ君はいつも、いざという時は大胆に開き直ります。
「やめ、や、あ、ha」
エロガキのアメリー君、もうちょっと大きくなったら、恋人のエリザベスちゃんの手を取って開けようと密かに予定していた大人の扉が、よりにもよってロシアノビッチ君の手によって叩き割られようとしています。
 ゲイなんてクソ、腐女子なんてビッチ、と信じて疑わないアメリー君は叫びます。
「ソッ、ソースを出せ!」
慌てるアメリー君を見下ろしてロシアノビッチ君は笑います。
「ソースくらい後で土産に持たせてやるって」
何の後だか想像して、アメリー君はぞっとしました。
「違うだろ!なんでお前がこんなことするのかっていう根拠になるサイトへのリンクを貼ってみせろって言ってるんだyo!!」
アメリー君はなんとか逃げるための突破口を探そうと必死です。
「まだ事態が分かってないようだな、アメリー」
ロシアノビッチ君がにやりと笑いながらいいました。
まるでロシアノビッチ家が没落する前のような表情です。そういえば、貧乏になったはずのロシアノビッチ君の家に、どうして最新のDVDプレーヤーや大きな薄型テレビやリッチなソファがあるのでしょうか。
ロシアノビッチ君が飲んでいるウォッカも、アメリー君は知りませんがとても高価なものです。

「ここは801板なんだぜ」
「!」
アメリー君の脳裏に、ニホンちゃんの部屋で何気なくパラパラとめくった漫画の本の中にあった、めくるめく薔薇と官能と鳥肌の世界が浮かびました。
ニホンちゃんをピュアでかわいい女の子だと思っていたい彼の淡いエロ心が、その悪魔の書物との遭遇体験を忘却の彼方に押しやっていたのです。
「ハン板と違って、ここは妄想重視なんだぜ。801板じゃソースなんて燃料程度の価値しかねえよ」
「・・・・・嘘だ!」
暴れだしたアメリー君を押さえつけたままロシアノビッチ君が言いました。
「じゃあ、お前が大人しくそうやってるソース出してみろよ」
確かにそうです。本来なら、こんなふうに、成す術も無くロシアノビッチ君に組み敷かれるようなアメリー君ではありません。
それなのに、今まったく抵抗できずにいるのは、ここが801板だからに他ならないのです。
「・・・・・・訴えてやる」
アメリー君はお馴染みの得意技を持ちだしましたが、ちょっぴり、いつもの覇気がありません。
「後でな」
ロシアノビッチ君はニヤニヤしながらそう言うと、アメリー君のジーンズのボタンをはずし、ジッパーをおろしました。
「・・・・・・・・・・・・オーマイガッ」
自信たっぷりな今のロシアノビッチ君は、801腕力や801財力だけでなく、801ペットや801自転車、もしかしたら801花火まで持っているのかもしれません。
アメリー君は目の前が真っ暗になっていくような気がしました。
目の前の大画面にはアメリー君ご自慢のVTRが流れています。
「そうやってると結構かわいいぜ、アメリー」
アメリー君の心の中は全くお構いなしに、ロシアノビッチ君はアメリー君の耳にキスを落としながら愛を囁きました。
さあ、今まさに禁断の大人の扉が開かれようとしています。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 801ニャフウシモソースモイラヌ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )  ハゲシクヨミズライ・・・
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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