Top/6-21

冒険王ビィト スッドレ→微糸←接吻

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                    |1さんオツです。マカーなんでテンプレずれてるだろうけど投下すまそ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 某県王微糸!でスッドレ→微糸←接吻 です。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 今月号のジャソプでの小舟に乗ってるとこです。
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「情けない男だな。」

なんて。デリカシーがなさすぎる。僕の胸にその言葉はザックリと突き刺さった。痛い!
むかつく。むかつくむかつくむかつく!ひよこって!金髪を褒められたことはあってもひよこって言われたことなんか一度もないよ!
(思わず漕ぐのに力が入ってしまい、片側を漕ぐポアラに怒られてしまった。)
ビィトもビィトだ!庇ってくれるのかと思ったら…あんなのってないよ…(悪気がないのは分かってるからより辛い)
あの人のことも、ビィトが言うように、いいところがあるようには見えないし。
なんで一々僕に嫌なこと言ってくるのさ!初対面だっていうのに!
確かに僕は情けないし心も弱いし太陽みたいなビィトには不釣り合いだけど!(自分で言っててちょっとへこむなぁ)
僕になにか個人的な恨みでもあるのか聞いてみたいくらいだ。
(もし、僕が魔人の配下だった過去があるなんて彼が知ったら、「バスターの面汚し!」なーんて斬りかかってくるかもしれない。)
(そしたらビィトの後ろに逃げよう。そうしよう。)

ボートを漕ぎながらスレッドをちらりと見る。
この黒髪黒目の見えない剣の才牙使いが、僕と別れた後のビィトと長く旅をしていた男なんだ…。
スレンダーだけど、僕とは違って筋肉はしっかりあるんだと思う。
目鼻立ちのすっきりした顔立ち。口元は隠れていてよくわからないけど、無表情だからちょっと恐い。
(動物に例えると豹かな。)
(ふと、かつて使えていた自分の主に「君は蝶のようだ」と言われたのを思い出す。)(ひよこよりは断然ましだ!)
(じゃぁ、蝶と豹を惹きつけるビィトは何なのだろう。)
スレッドの黒い瞳。自分に自信を持っている目だ。ビィトに似ている。
…彼はビィトの傍にいても、引けをとらない。
自分みたいに足手まといにならずに、対等に、仲間(というよりは好敵手)として、助け合っている。
僕には自信なんてない。
ビィトは僕のことを高く評価してるけど、彼が言うほど僕は立派なんかじゃない。
(そして前置きが必ず「顔がいいだけじゃなくて」「情けなく見えるけど」なんだよね…)
こう言うとまるで彼に見る目がない、という意味になりかねなくて困るんだけど。

ほんとは、分かってる。この苛立ちの理由が彼に悪く言われたからだけじゃないって。

羨ましいんだ。僕がドロドロとした汚さや弱さに絡め取られていた時に、彼はビィトと旅をしてたんだもの。
ビィトのことを好きじゃないっていう風にふるまってるけど嘘だ。絶対嘘だ。
彼、スレッドの態度はそっけないけど、何て言うか、できの悪い弟に接する兄のような情に溢れている。
関係ないって顔して、ビィトが危なくなったら絶対助けるに違いない。
羨ましい。そして、ずるいと思う。
(ビィトのことが好きなくせに、どうでもいいって態度をとって。)
(なのにビィトの役に立てるなんて。)
(ずるいよ)
(まだ、ポアラみたいな態度なら、こんなに妬ましくは思わないのに。)
(僕はビィトが好きで、必死で頑張ってるつもりだけど、)
(まだ、役に立てていない。)
でも、僕だってプライドがある。これ以上バカにされるのは嫌だ。
このガロニュート戦で、僕だってそれなりに役に立つって見せてやるんだっ!!
やっと見つけた場所なんだ。僕だって、そう簡単に譲らないし譲れない!。
(で、またポアラに怒られた。だって、つい力が入っちゃうんだ。)

相手に気づかれないように観察するのは慣れている。ひよこは船を漕いでいるので、オレの視線に気づく様子はまったくない。
まず、バスターのくせにヒョロい。武器を持っていない様だが才牙を使えるとレベルとはとても見えないし、恐らく天撃使いだろう。
天撃使いだからって体を鍛えなくていいわけない。魔人と戦う為にも、バスターは体力が命なのだから。
少女めいた顔立ちで、なるほど、ビィトの言ったとおり、「顔だけ」はいいみたいだ。
だがそんなのはバスターにとってなんの役にもたたない。娼婦なら話は別だろうがな。
…特に注意するようなとこはないな。隠し武器などもないし、身体的な特徴もない。強いて言えば、右手首に変な傷跡があるくらいだ。

この小舟に乗っているメンバーでガロニュートを倒す。ビィト戦士団+オレ、ってわけだ。
嫁さんが居るのは分かる。あいつの未来の嫁さんだし。
黒髪の姐さんがいるのも、わかる。BBだからな。どれくらいBBってもんが強いのかオレは知ってる。
(どっかの魔人が言ってたが奴の周りには強い奴が集まるんだ。オレにも何でかは分からんが。)
だが、この頭が黄色のなよっこいひよこは何で居るんだ。
戦いの途中に目をつむるようなど素人が。なんでビィト戦士団にカウントされているんだ。

ビィト。
ビィトは本当に変な奴だ。
バスターのくせに無償で人を助けたり虫食ったり、人のすることに一々口はさみやがったり、
あんなムカツク奴のことほっときゃいいのに、何でだか、ほっとけねぇ。
ベノレトーゼとの時も、あん時は体が勝手に動いた。奴を今死なせるわけにはいかないって。
怪我をおったオレは、不甲斐なくて、傷を癒し、もっと強くなるためにさらに修行を積んでいたというのに。
その間に、こんな女みたいな顔した男を奴は仲間にしていたっていうのか!冗談じゃない!
仮にも、オレが命がけで助けた男なんだから、もっと強い仲間を作っていてくれと思うのは我が侭じゃあないはずだ。
ビィトがこのひよこを信頼している様子なのがさらにオレを苛つかせる。
(ひよこの方はそれ以上にビィトに傾倒している様子だがな。)
あんなひよこが、信頼に値するほどの男だっていうのか。「ほんとはすごい」?はっ、とても信じられそうにないぜ。

ビィトは三日起きっぱなしで、その代わりに一日中寝てしまう得意体質だ。
バスターに向いてるんだか向いてないんだか。だから奴の仲間は、しっかりしてないとダメだ。
奴が寝ている間、一日中しっかり守りきれる仲間じゃなければ。
嫁さんは度胸も根性もあるみたいだし、これからもっと強くなるだろう。
BBの姐さんは文句なし。この女一人でも十分すぎる戦力だ。
ところがどうだ。この黄色頭のひよこ野郎は。
こんな弱い男が、ちゃんとビィトを守れるのか。ビィトをおいて逃げたりしないと言い切れるのか。
逆に、足手まといになりそうじゃないか。
ビィトが危なくなったその一瞬、怖さで目をつむってしまいそうじゃないか。
そんな男に、ビィトはまかせられない。

この戦いで、この金髪男の実力をみてやる。とてもじゃないが、ビィトをまかせられないようなら…

目的地が近づいてきた。どうするかは後で決めるとして、またビィトと力比べでもしよう。
もちろんオレが勝つがなっ!!

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 2/4からはスッドレでその前までは接吻の独白です。つまんなくてすまそ。
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