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対立前夜・中編

204 の続きです。あ、そういえば、前回投下話の戌丑の分含め、感想くれた方々、サンキュー
でーす。やる気でまーす。あと、トリップのアドバイスくれた方ありがとうございました。今回から
早速つけてます。
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>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
 
 「うっ、う・・・」
 低く呻き、丑嶋が眼を覚ました。だが、まだ瞼は閉じられていて、酔っ払いのように頭をグラグラと
させるだけだった。首を振る度、頭の左半分が痛む。痛みは意識をはっきりとさせ、やっと丑嶋の瞼が
開いた。
 瞼を開いたと言うのに、まるで閉じているような暗さだ。眼が霞んでいるのかと瞬きをすると、靄が
かかった闇は引いて行った。だが、視界が開けたと言うのに、辺りは暗い。完全な闇ではないが、ほのかに
感じる光が黒い闇に飲み込まれていきそうな暗さだ。
 まずは手足を動かしてみる。だが、僅かに軋む程度にしか動かない。どうやら、何かで拘束されている
ようだ。
 丑嶋は眼を凝らしつつ、頭が痛まないようにゆっくりと視線を上げて行った。暗さで素材が何で出来て
いるかも分からない地面には煙草の吸殻が少し落ちている。
 さらに視線を上げると、数人分の脚が見えた。
 ハッとして顔を上げると、目の前には数人の男たちがニヤニヤと下卑た笑顔でこちらを見ていた。
 頭の中の血が沸騰しかけ、血圧が一気に上昇する。すると、頭の傷口から血が噴き出して頬まで滴り
落ちた。
 丑嶋は一つ深呼吸すると、恫喝はせずに目の前の男たちを睨んだ。男たちは数人いるが、中央に座っている
男だけを視線に捉えた。状況はさっぱり分からないが、本能的にあの男がこの場を取り仕切っているのだ
と感じた。
 周囲の男達が笑い声さえも上げそうな勢いなのに対し、男の表情はどこまでも冷たい。却って不気味だが、
男から視線を外してはいけないと思った。視線を外したり、怯えたりした表情を見せてはいけない。丑嶋に
とっては何も味方がなさそうな状況だが、それでもこの場を乗り切らなければならない。そして、何なら、
この場を男の代わりに取り仕切ってやるとさえ思った。

 丑嶋と男が睨みあってるのが分かったのか、周囲の男たちが段々と押し黙っていった。
 やがて不安に駆られていく。傷を負い、縛られて手足の自由も効かないガキが自分たちを無視している。
怒りを感じるのはもっともだが、何故か胃の腑がひっくり返りそうな緊張だけが募っていく。自分たちの
ボスを睨みつけているガキの瞳に、日々頼もしさと恐怖を感じている自分たちのボスと同じ狂気を感じ
とったのだ。
 強い者には触れない、というある意味生きるには重要なスキルがある男たちは数歩後ろに下がった。
 自分の周囲の男どもが一歩後退した中、座っていた男が立ちあがった。口に咥えていた煙草を手に持ち、
まだ火が付いた部分をすぐ近くにいた男の手の平に押し付けて消した。
 「ぐっ!」
 灰皿代わりになった男が悲鳴を耐え、あたふたと後ろにいる男たちを掻き分けて後ろに逃げて行った。
大きな悲鳴を上げれば、火傷などでは済まないことが分かっているのだ。
 「よォ、ゆっくり眠れたか?」
 男は丑嶋にグングン近寄り、すぐ目の前に来たかと思うと、片脚を高く上げる。そしてゆっくりと上げた
脚を降ろし、踵落としをする時のように丑嶋の脳天に当たりそうな位置で踵をピタリと当てた。
 「ん?」
 空気椅子ではないが、片脚を上げ、支えも無い体制で立っているのにも関わらず、男は眉ひとつ動かさない。
 やはり、こいつだ。こいつを何とかすれば、この場を制圧できる。確信した丑嶋は眼前の男を更に睨んだ。
 「成程、こんなチビが鰐戸を、と思ったが、成程な・・・」
 絶望的な状況にも関わらず、自分にターゲットを絞り込んだどころか、更に怒気を高めた丑嶋に感心した
ように呟く。
 そして、今まで無表情だった男が急に微笑んだ。
 「気に入った。お前、今日からうちに入れ」
 うち、というのは、何のことだろうか。考えてみるが、突然拉致されて妙な勧誘を受ける覚えはない。ただ、
もしあるとすれば、と頭の中に戌亥の実家の店であった出来事と、聞いた事が思い浮かんだ。
 一旦思い浮かぶと、頭の中に散らばっていた情報が綺麗に組み合わさり、現在の状況に一気に繋がった。
 「テメェが滑皮か」

 丑嶋から名前が出ると、滑皮、と呼ばれた男のの口角が上がった。最早微笑と言うよりも、明らかに丑嶋を
嘲笑っているのだ。
 「生憎、テメェに飼われる気はねェよ。さっさとその短い脚を降ろして消えろ」
 言うが早いか、丑嶋は口に溜まっていた唾液を滑皮の靴底目がけて吹きかけた。
 すると、滑皮の表情は一転してまた冷淡になった。
 「そうかぁ。じゃ、もういらねェ。壊してやるよ」
 滑皮は再び脚を高く上げ、丑嶋の脳天目がけて振り下ろした。ゴッ、と鈍い音がし、丑嶋は四肢を拘束された
まま土下座のようにうつ伏せになった。
 丑嶋が無様に転がった途端、先程まで怯えていた後ろの男たちから笑い声が湧いた。
 「ぶははっ!ざまねェな!!」
 「何だよ、単なる張ったりだぜ!やっぱりガキじゃねェか!」
 口々に好き勝手を言い、丑嶋を揶揄する言葉を上げ連ねる。どいつもこいつも必要以上に大きな声で笑うのは、
丑嶋によってもたらされていた緊張が緩和した証拠だ。つまりそれだけ丑嶋はこの場にいる誰よりも小さな体で、
先程まで周りを圧倒する存在感を放っていたと言う事に他ならない。
 丑嶋は周囲から聞こえる声に促される様に滑皮の踵に押さえつけられた頭を上げて行く。
 「おっ?!なかなか力強いな」
 滑皮は自分の力を跳ねのけようとする丑嶋の気迫を感じ、内心感心した。もし丑嶋が滑皮と同じ状態ならば
そこまで感心することではないが、今は四肢を拘束された状態なのだ。これで土下座の体勢から起き上がろうと
するには、並大抵の身体能力では及ばない。だが、滑皮に有利な体勢であることには変わりない。そう慌てる
ことはないのだ。
 けれども、丑嶋は押さえつけてくる滑皮の力を跳ねのけ、膝立ちの体勢になるまで上半身を上げると、滑皮を
小馬鹿にするような哄笑顔を浮かべた。まるで、自分の方が強いと言うように。
 自分の足越しに丑嶋の哄笑顔が見え、滑皮はイラついた。丑嶋の脳天を押さえつけていた脚を離し、今度は
横っ面を蹴りあげた。
 丑嶋の体は横倒し飛ぶ。口が切れ、頭の傷から新しい血が飛び散り、蹴りあげられた頬は一瞬で痛々しく
赤くなった。

 それでも丑嶋は叫び声を上げない。すぐに起き上がると、拘束されてままならない腕を動かし、縄を引き
ちぎろうと暴れる。
 「クソ・・・」
 一向に気力が萎えない丑嶋に滑皮の怒りは募っていく。今度は敵意むき出しの丑嶋の制服の首根っこを掴み
上げ、体を無理やり伸ばさせて腹を殴る。
 「ぶっ、う・・・」
 渾身の力で腹を殴ると、聞きとれないほどの小さな嗚咽が丑嶋から漏れた。滑皮は丑嶋の胸を抱え込むと、
すかさず同じ場所目がけてパンチを5発喰らわせた。
 「ぐ・・・」
 5発目で丑嶋の体の力が抜けるのを感じた。片手で抱え込んでいる滑皮の腕に丑嶋の体重が掛り、大人しく
なった。
 「フン!ガキが調子こきやがって」
 動いたせいで体温が上がった滑皮は顔の熱を振り払うように首を振る。その動きに合わせて抱え込んだ丑嶋の
体がフルフル揺れた。
 それにしてもこうして抱きとめていると、滑皮より大分小さいだけあって軽い。触った感じからいって筋肉は
ついているようだが、きたえられない顔の輪郭は丸く、芯の部分はまだまだ未成熟な少年だ。
 これだけ傷めつければ、中学生らしく泣いて許しを乞うだろう。滑皮は脆く崩れた顔を見てやろうと思い、
丑嶋の顎を掴んで上を向かせた。
 「・・・あ?!」
 顎を掴んで丑嶋と顔を見合わせた時、丑嶋は相変わらず視線で人を殺さんばかりの面構えで睨んできた。
 至近距離で丑嶋の顔を見て、滑皮は一瞬だが今まで感じた事が無い恐怖と興奮がない交ぜになった感情を覚えた。
 この小さな体の中に、今でもはっきりとした強さが残っている。今更体はまともに動かないだろう。だが、
根拠はないが油断できない何かがある。
 どれだけ殴っても、恐らく心の方は屈しないだろう。だが、このまま屈服させることを諦め、放っておいては、
いずれどこかでまた自分の前に現れる気がする。今と変わらぬ気迫を漲らせ、自分の進む道を阻む気がする。
 今のうちに手を打たねばならない。だが、どうやって?

 滑皮は怒りに任せて丑嶋の顎を握りつぶさんばかりに掴んだ。すぐに丑嶋の顔には耐えがたい屈辱と痛みを
堪える表情が浮かぶ。だが、やはりすぐに元の負けん気の強い表情に戻る。
 強気な態度が癪にさわり、滑皮の手の力が自然と強くなっていく。
 「う・・・」
 力を強めると、丑嶋が痛みを堪え、身を捩る。滑皮は腕の中で悶える丑嶋の体温を感じ、自分の股間が反応
するのが分かった。
 そうだ、と滑皮の中に一つの考えが浮かんだ。丑嶋は強いが、まだ少年だ。しかも、ただ強いと言うだけで
どこかに属している訳ではない。族ならば女と性と切って切れな
い部分もあるだろうが、この人を寄せ付けない凶暴さは女も寄り付きもしないだろう。恐らく、性経験も未熟
だろうし、今まで感じた事が無い屈辱を喰らわせてやれば、内側から自ら崩れていくのではないのだろうか。
 それに、族では力関係を表す為に性的な暴行を加えることなどよくあることだ。正直、今まで何度かあった。
 周りを見回してみると、誰もが一様に妙な興奮状態だ。このままでは、いずれ誰かが言いだすに違いない。 
 制裁が決まった。
 滑皮は丑嶋の学生服の襟を掴むと、左右に一気に開いた。ボタンが飛び、少し離れた場所にいる男たちの
足元に落ちた。
 続いて中に着ているTシャツを鎖骨まで捲り上げてみると、先程殴った腹には赤紫の拳の跡がついている。
同じ場所をパンチしたつもりだったのだが、くっきり残る拳の跡を見てみると、僅かにずれていて、6発分
の跡が確認できた。
 円を描くように腹を撫で、徐々に手を上へと伸ばしていく。年齢に似つかわしくない逞しい胸板には慎ましい
小さな乳首があった。
 何となく右胸を女にする時のように手で包み込み、強弱をつけて揉んでみる。ギュッと指を食い込ませると、
すぐに押し返してくる。柔らかさは一切ない、張りきった若い筋肉の弾力。
 勢いに任せて触ってみたものの、滑皮はさして男の体などには興味ない。
 これが触れば手折れそな女のような美少年なら話も違うだろうが、手の中の胸の持ち主は坊主頭の眼つきの
悪いガキで、可愛さなど微塵も感じられない。ただ、半ば失神状態の丑嶋の伏せられた瞼が、滑皮が胸を強く
揉む度に痛そうに痙攣するのは、正直なかなか好い光景だった。

 続いて、小さな乳首を優しく引っ掻いてやった。数度繰り返すと、色素の薄い小さな蕾のような乳首は徐々に
尖って、色も薄茶色から濃くくすんだ紅色へと変化していった。それに連れて苦しそうに痙攣していた丑嶋の瞼は
少し険しさをなくしたが、かわりに何かを耐える様に眉間に皺が寄った。
 小さくも狂気をはらむガキが自分の手で徐々に変貌を遂げているのが楽しい。最も、本人は半分意識がないから
かも知れないが。だが、意識がない無垢な状態だからこそ素直な反応ということだろう。
 そして、その素直な反応が妙に色っぽくて、いつの間にか滑皮の中の性欲に火がつき始めていた。興奮して
上がった息で渇いた唇を舐めてみると、驚く位に熱くなっていた。
 「あの・・・、滑皮さん」
 後ろに突っ立っていた男たちから声を掛けられ、滑皮は内心で驚いた。集中して忘れていたが、後ろには
自分の手下ともいえる族の仲間達がいたのだ。
滑皮は丑嶋を抱えたままで立ちあがると、後ろを振り向き、男達に抱えていた丑嶋の体を押し付けた。
 立ち上がって男たちの顔を眺めてみると、誰もが滑皮の機嫌を伺い、チラチラと丑嶋の露わになった胸を見て
いる。どうやらこの場にいる多くの者が、先ほどは他を圧倒する気迫に図らずも見入っていたようだが、今度は
逞しくも少年の健康的な艶を持つ体に興味が湧いたようだ。
 「犯っちまうぞ。そうすりゃ、逆らう気もおきねぇだろ」
 「・・・はい!」
 滑皮の号礼を受け、男たちが頷く。ある者はいかにも気乗りしないというように頭を掻いたりしているが、
内心では誰もがおこぼれを貰えた事が嬉しいのだ。
 だから男たちはいそいそと丑嶋を覚醒させないように縄を一旦解くと、学ランを剥いて裸にするのを手早く
やってのけた。全裸になった丑嶋を改めて見てみると、惚れぼれするほど均整のとれた骨格の上に分厚い筋肉が
乗っているのが分かった。
 しかし身に着けていた衣服はどうみても中学校の学生服で、並はずれた肉体美と衣服のアンバランスさが
更に男たちを煽っていく。
 そしていよいよ両腕を後ろ手にし、左右の足を大きく開いた形で拘束され直すと、肌に直接食い込む縄の
痛みに丑嶋の意識が覚醒した。

 丑嶋は見るも無残に辱められた我が身を見下ろすと、無言で周りの者を睨む。滑皮はそんな丑嶋の態度がいたく
面白いらしく、サディスティックな喜びに眼を輝かせながら微笑んだ。
 「どうだ?悔しいか?それとも、興奮するか?」
 楽しそうな滑皮の問いかけには答えないが、滑皮は意識を失っていた間に胸を弄られた時、丑嶋が小さく漏らした
声の色気を知っている。もっとあの声を聞きたい。それに、蹴ったり殴ったりした時のあの苦痛を耐える声。
あれも素晴らしかった。あの声も聞きたい。耳を、性感を揺さぶる淫靡な声を。
 滑皮は丑嶋に格の違いを見せつける様に余裕綽綽で微笑み掛けると、顎で男たちを促した。
 「素直じゃなくてつまらん。やってやれ」
 「はい」
 待ってました、とばかりに男たちの手が丑嶋の裸体に伸びる。丑嶋は眼を剥いて体を暴れさせるが、関節が痛いほど
強く拘束されている為に何の効果もない。
 「じたばたすんじゃねェよ!」
 数本の腕でまさぐられ、最早叱責してくる男の腕がどれかさえも分からない。丑嶋は不自由な腰を振って後ろに
ずり下がろうとするが、必死の抵抗虚しくすぐに両肩と両膝を押さえこまれ、性器を握りこまれた。
 「・・・っあ」
 平素は性に対して淡泊過ぎる丑嶋でも男性器は流石にむず痒い性感を得る。身長は高くなく筋力だけは発達して
いるが、性器は人並みのサイズで、まだ包皮に包まれた状態だ。剥こうとすれば半分まで剥けるが、痛みを感じる。
 取り囲んでいる男たちの視線が自分の股間に集中していることに気がつき、体がカッと熱くなった。それは快楽に
よるものでもなく、暴れないように拘束した上、寄ってたかって迫らねばならないような弱者共に弄ばれる屈辱に
よるものだ。丑嶋は唇を噛んで耐えようとするが、視線からは逃れられず、屈辱からは逃れる術はなかった。
 「取り敢えず、起たせてみるか」
 性器を握っていた男の手が包皮を力ずくで剥いた。
「くっ!」
 痛みとしては大したことない。だが、今まで経験したこと無い痛みに思わず声が漏れてしまった。
 「あれー?もしかして、剥けてなかったのか?」

 丑嶋の陰茎を握っている男が笑いながら手を動かし始めた。熟れすぎた桃のような赤い先端を手のひらで撫でられると、
今の今まで包皮に包まれていた部分は敏感すぎて痛い。触られる度に体が震えてしまう。それを快楽故の反応と勘違い
した男は調子にのり、一旦性器から手を離し、両手に唾液を落とし、また攻めてきた。
 「うう・・・」
 片手で先端に唾液をたっぷりまぶされ、尿道を親指で撫でまわされる。もう片手は竿を扱きあげられる。牛の乳を搾る
時のように強く握り、雁首から根元を扱かれると、性器はだんだんと充血し始めた。
 「く、んっ」
 丑嶋は屈辱に身を焦がされるが、男の巧妙な愛撫によって性器は本人の意思と裏腹に張りつめて行く。下腹部の血が
下にさがっていくのを感じ、あと数度扱かれれば完全に勃起してしまうことが分かった。
 丑嶋とて、自分自身で性器を触ったことがないわけでもない。数度経験はあったが、正直大して面白くもなかったので
必要性を感じなかっただけだ。だが、あの時と明らかに違う体の反応は分かる。容赦なく激しく手を動かされ、竿だけで
なく性器のあらゆる所を嬲られると、あの時自分の手でした行為は単なる児戯に過ぎなかったことを思い知らされた。
 「うっ、ああ・・・」
 唇から血が出るのではないかと言うぐらいに声を噛み殺して耐えていたが、呼吸をする為に口を開けると、思わず喘ぎ声
めいた物が漏れてしまった。
 しまった、と口をつぐむが、もう遅い。丑嶋が自分たちに嬲られることで喜びを得ていることが分かった途端、取り囲んで
いた男たちが押さえつけることよりも丑嶋の体を弄る事に執着し始めた。
 一人の男は丑嶋の胸に顔を埋め、腹を空かせた赤ん坊のように吸い付いてきた。頂点の乳首だけでなく乳輪ごと口に含み、
それでも足りないと言うように口を大きく開け、女性と比べるまでもない大きさだが男としては発達してふっくらと隆起した
胸板を口一杯に頬ばった。口のなかで舌が性急に動き回り、乳輪を舐めまわされる。
 「くうっ!ひっ」
 児戯めいた自己処理の時でも胸なんか触ったことはなかったが、初めて愛撫を受けた胸は丑嶋の予想に反し、悶えるほど
快楽に敏感だった。
 反応がいい丑嶋を見て、別の男がもう片方の胸を弄り始めた。

 乳首を指で摘まみこよりを捩る時みたいに軽く引っ張りながら左右に捩じられると、丑嶋は思わず胸を突き出して身悶えた。
 「・・・っ!ふ、ふぅうう」
 こんな強い快楽は知らなかった。知りたいとも思わなかった。丑嶋は戸惑いを隠せず、自分の体に群がる男たちを見回す
だけだった。こんな弱気な態度見せたら舐められるのは分かっている。でも、暴力には慣れていても、こんなに体が蕩けそうに
気持よくなったことなどないものだから、年相応に驚きを隠せないのも無理はなかった。
 丑嶋が初な反応を見せ始めると、離れたところで見ていた滑皮が近づいてきた。
 「気持ち良いみたいだな」
 滑皮が眼を細め、食い入る様に自分の体を見ている事が分かっている。ニヤニヤと楽しそうに笑っているのも分かっている。
だが、今の丑嶋に出来る事は少ない。脚は股関節が吊りそうな位に開かれ、体は薄桃色に火照っている。
 それに何より、性器が腹につきそうな位に反り返り、止めどなく先走りが漏れているので、滑皮の言っている事は何一つ
嘘偽りない。決して肯定しないが、体が素直に答えを示しているのだ。
 反論もせず、ただ眼を伏せた丑嶋の反応に気を良くした滑皮は丑嶋の正面で性器を弄っていた男を退かせる。脚は左右に
分かれているので、無残にも丸見えの後孔を指で撫でてやると、丑嶋が目に見えて体をバタつかせる。
 まさか、排泄器官を弄られるとは思わなかったのだろう。少し考えれば今からここを犯されることは分かる筈なのに、思い
当たらないと言うことは、本当に性的に未熟なのだろう。 
 もしかしたら、いや、恐らく丑嶋は童貞なのだろう。つまり、丑嶋は童貞のまま後ろの初めてをこれから滑皮に奪われるのだ。
男として、こんな屈辱はないだろう。
 うまくいけば泣き顔が見られるかもしれない。滑皮は自分の想像に興奮し、指を唾液で濡らすと、まだ固く閉じた後孔を
グリグリと押してマッサージをし始めた。
 「ううう・・・」
 性器や胸と違い、まったく気持よくない場所を撫でられ、丑嶋の皮膚にびっしり鳥肌がたつ。それでも滑皮はお構いなしに
指で後孔の細かい皺一本一本を撫で、唾液を塗り込めて行く。指が乾けばまたしゃぶり、撫でるを繰り返すと、侵入を断固拒否
していた門が緩み始めた。

 そして、ついに滑皮の指がじわじわと中に侵入してきた。
 きつい入口を何とかこじ開け、指1本を何とか根元まで入れた。指の血が止まりそうなきつさの肉輪は緩みそうにないが、濡れた
指を捻りながら出し入れすれば、腸壁の粘膜を巻き込みながらも何とか指一本ならば自由に動かせるようになった。
 少し緩まったところを見計らい指を一旦抜く。 
 「ぐぎっ、い・・・」
 蛙の潰されたような声を出す丑嶋の両胸と性器は先程と変わらず愛撫を受けているが、もうそんなことでは誤魔化せない違和感と
排泄感に犯される。
 はっきりとした痛みならば耐えれるが、殴打や刃物で切り裂かれる痛みとは異質な鈍痛は屈辱感と相まって、丑嶋の積んできた
人生の経験値では到底消化しきれない痛みに感じる。
 滑皮は今度は左右の人差し指1本ずつ、合計2本の指を同時に挿入した。丑嶋は歯を噛み締めて身をのけぞらせた。もう声も出ない
ようで、呼吸困難のように口をパクパクとさせているだけだった。
 緩めて広げて、自分が楽に挿入できれば良いので、滑皮は丑嶋の状態なんぞお構いなしだ。入れ込んだ指に力を入れ、開ききる
ところまで左右に広げると、内部が異物を感知し、少しでも痛みを和らげようと分泌した腸液が流れ出してきた。
 腸液のぬめりを借り、左右の指をバラバラに動かす。右手の指を奥に入れれば左手の指を出し、左手の指を入れれば右手の指を
出し、と根気よく出し入れ繰り返してやる。そして少し緩めば再び左右の指の間を開けて穴を開く。何度も繰り返すと、後孔は
フニャリと柔らかくなってきた。
 そろそろ頃合か、と指を引き抜くと、まだ硬い未通の後孔はすぐキュッと窄まってしまった。でも、その硬さと意固地な様子が
男を煽ってやまないのだが。
 滑皮が勃起した性器のおかげで突っ張るズボンの前を開くと、押し込められていた性器が飛び出してきた。ズボンの中と外の
気温差に大事な場所を晒し、ブルリと身震いがしたが「もう少しで温かいところに入れてやるからな」、と内心で慰めてやる。

  [][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!

  • 社長×竹本書いてください。社長×高田でもいいです -- 2011-03-13 (日) 13:32:23

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