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Out of hours

機動戦士Ζガンダムの赤い人×艦長です。艦長受けを探し求める皆様に捧げます。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 以前より気後れを見せなくなった。
 ブライトは自分の経験が私のそれと比べて少ないことを気にしており、それ故に尻込みをして衝動を抑え込んでしまうことがあった。

 私に言わせれば、それは経験の差の問題ではなく、彼の生真面目な性格からくる当然の戸惑いであり、むしろ好ましい性質なのだが。
 しかし、同時に躊躇は捨ててもいいのだと導くように教え込んでゆくと、彼の身体から無駄な気負いや力は抜け、思いのままに振る舞うことも多くなった。

 今私の部屋に来た彼も、以前のように目を合わせようとしないまま扉を背に動かない、などととうことはなく、積極的に口づけを仕掛けてきて欲情を隠さない。

 ブライトの愛撫は穏やかで優しく、心地いい。私の髪がよほど気に入っているのか、頭皮に沿うように指でとかしつけることを繰り返す。
 彼の文官らしい白く骨ばった長い指が通る感覚にうっとりとする。

 ゆるやかな煽動を繰り返しては、溜まった熱を湿った息にして逃す。穏やかな接合はお互いをゆっくりと、確実に高みにみちぴいていく。
 擦れ合う汗と体液は確実に増えていて、些細な動きでも卑猥な音を作り出し、興奮を倍増させる。
 もうブライトの喉から出るのは吐息だけではない。
 まるで酸素の薄い空間にいるようで、頭の芯までまでぼうっとしてくる。
 ふいにブライトの動きが止まった。不審に思い目を開けると、正気に戻りつつある戸惑いを浮かべた目とぶつかる。身体を支えていたはずの腕が、宙をさまよった形のまま行き場を失っていた。

 自分を客観視する余裕など、あるはずはないのに。

 腰を支えていた腕を外し、震えて刺激を求めている局部を包み込むように撫で上げ、睾丸をそっと転がした。

「ああっ!!」
 
 腕は自重を支えるために再び脇につかれる。熱く溶けていた粘膜は、収縮を繰り返して締め付けてくる。
 動きも先ほどより大きくなり、摩擦が更なる快感を生む。
 たまらず射精してひと息つくと、ブライトの収縮がまたきつくなって昂りを呼び起こす。
 熱い飛沫を受け止めた手を外してみると、そこはまだ粘液をこぼし続けていた。
 全体を刺激しながら指の腹で先端をくるりと撫でると、肉を呑み込んでいる部分も連動して、更に吸いつくような動きを見せる。
 そのまま射精後の送り火のような快感に浸っていると、上の身体が息を詰めた気配があった。
 愛撫を止めて肩に手をかけると、そのまま抵抗せずに倒れ込んでくる。
 ブライトは指一つ動かす気力も湧かないようで、目を閉じたまま隣で荒い息をつく。
 汗で張り付いている前髪をかきあげ、秀でた額をあらわにする。そのまま耳の輪郭を辿っていると、少しずつ呼吸音が通常時のものに近づいてきた。

「落ち着いたか?」
「ええ、なんとか」
 
 その言葉を聞いてすぐさま半身を起こし、ブライトの身体を仰向けに敷き込むと、状況を飲み込めてない男が怪訝な顔をする。
 まだ気付かないのが彼らしい。

「君の流儀は十分堪能した。今度は私のやり方につきあってもらう」
 
 だめ押しで告げるとやっと狼狽し足掻き始めるが、もう遅い。
 相手が脱力しているのをいいことに悠々と片脚を担ぎ上げ、拓いた部分を露にし自分が呑み込まれる様を堪能する。ブライトも私の視線の先に気付き、何を見て興奮しているのかを理解したらしく、珍しく悪態をついた。

「悪趣味だ…!」
 
 もう抵抗する気配はないのに、言葉は随分辛辣だ。事実なので否定する気はないが。

「君は本当に面白いな」

 そのまま前立腺に擦り付けるように動きを始めると、ブライトは一見すると苦悶にしか見えない表情を浮かべながら、今まで聞いたことのない声をあげ続けた。

「最初の頃のあなたはもっと紳士でした」
 事後とは思えない、いつも通りの緑髪の艦長の口調だ。

「こんな関係になっても終始態度の変わらない男なんて、君くらいだよ」
「なにか不満でも?大尉」
「心外だな。そんなつもりは全くない」
 
 むしろそんな堅物が、戸惑いつつもこちらに歩み寄る様が興をそそるのだ。
 ゆっくりとほころびていく部分と、変わらずにある頑なさ。出会った当初は、まるで良識と規律だけでできた面白味のない軍人だと思っていたのに、今はこれから先どうなっていくのかが非常に興味深い。
 彼と関わっている自分の変化も含めて。

「ただ、キャプテンシートからのよく通る声が聞けなくなるのは私としても不本意だ。次からは対策を考えておく」

 一呼吸おいて言葉の意味を理解した男は、先ほどの痴態を完全に思い出したらしく、耳まで朱に染め上げ固まってしまった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

  • 神様ありがとうございます!まさか生きているうちに艦長受けエロに出会えるとは思っていませんでした。ただ感謝です。…もっと読みたいです(コソッ) -- 2010-05-26 (水) 15:41:38
  • 投稿者です。軽く改訂してみました。楽しんでいただけたら幸いです。 XqIHQRG3O 2010-05-27 (木) 23:36:42
  • 艦長受けは少ないというのにこんなところで出会えるとは! -- 2011-08-24 (水) 20:29:30
  • はぁぁぁぁ素晴らしいぃぃぃ…!! -- 2014-04-15 (火) 16:23:52
  • 堅物なのにエロい艦長すばらしいです!! -- 2014-12-21 (日) 03:48:36

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