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シーソー

三たび真・女神転生SJ、ヒトナリとヒメネス。
カプ不明。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ミジカイヨ

 あれは悪魔で、この身は人間。
 行なわれている戦いは、悪魔と人間が一つしかない未来を取り合う、喰らい合い。

「全員、帰還」
 静かに命じて、天帝の剣を低く構える。驚愕した仲魔たちが、一斉に大きな声を上げた。
「正気か、ヒトナリ!?」
「無茶よ! 死ぬ気なの!?」
「お言葉は聞けません! 我らは、」
「黙んな」
 騒ぎの一切を静まらせたのは、目の前にいる、悪魔だった。赤い、黒い、人間が持ち得ない色を纏った、一匹の。
「解るぜ、ヒトナリ。この一戦は、悪魔と人間の争いだ。悪魔の俺を殺すのは、俺の同属じゃなく人間、……つまり、お前でなくちゃならない。そう考えてるんだろ?」
「ああ」
 マスクの下で笑っても、悪魔の目には見えないだろう。だが、あの悪魔は、自分が笑っていることを、きっと、知っている。
「いいぜ。かかってきな、ヒトナリ。だが一つ、教えといてやる」
 悪魔の右手が持ち上がる。その先にある爪が伸び、濡れた色をして、ぞろりと光った。
「この戦いはな、悪魔が人間を縊り殺して、終わるんだよッ!」
 悪魔が床を蹴り、跳び込んでくる。どこかで見たことのある顔が、息の交じり合う近さまで。

 避けることは、しなかった。
 それより、この剣の方が、速い。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )オソマツサマデシタ


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