器用貧乏なぼくら
更新日: 2011-04-25 (月) 15:27:05
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. // 生 || ∧(゚Д゚,,) < 金曜ロードショー+劇場で三作目見たら色々抑えきれなくなったのでやった
//_.再 ||__ (´∀`⊂| < 一応劇場版三章後設定のつもりなので半生+メンズラブ注意。ネタバレというほどの物はありません
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| | / , | (・∀・; )、 < でも設定が非常に適当なのでこれはもう別物かもしれないね
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なんとなしに流されてここまで進んでしまったがやはりこれはおかしい。
俺の体に覆い被さるように跨った相手はすっかり一人で肛門を解し終えて、
やわらかくなったそこに俺の一物を宛がいこちらを熱っぽく見つめている。
相手が少し腰を落とすだけでいつでも俺たちは繋がれるだろう、そんな状態。
やっぱりおかしい。
「な、ちょ、待て!待て、待て、待てってオイ!」
今更焦りながら目の前の体を押し返……せない。
……少し考えてみれば当然のような気もする。
普通に考えて俺なんかより色々やってきた相手の方が頑丈なのだろうから、
俺がちょっと押したくらいでびくともするはずがないのだ。当然なのだ。
仕方ないので穏便に会話で解決を試みる。
「なんで、こうなるんだよ!?」
本当、なんでこうなるのだ。
「何故?お前とこうして十数年振りにやっと再会できたからセックスする、何もおかしくはないだろう?」
たしかに俺たちはかれこれ十数年振りの再会だ。うーん、実に喜ばしい。
しかし、だからといって同性の幼馴染でありこの前までの戦いで共闘した戦友、
と再会したからとセックスするのはおかしくない事なのだろうか。
俺はおかしいと思う。そう、別に、俺たちはそういう事……
セックス、なんてするような関係……たとえば恋人同士、とかじゃなかったし。
「……俺たち、そういう関係じゃ、ねえし。いきなりセックスとか、おかしいだろ」
……自分で言ってちょっと傷付いた。
「でもお前、俺の事、好きだったろ」
「なっ!」
まさかの爆弾発言。何故知ってる。
「俺もお前の事好きだった」
二つ目の爆弾投下と共に乙著は姿勢をずらし、剥き出しのままの俺の一物に手を這わす。
「でなきゃ俺もお前もこんな事何度もする訳無い、今も、……昔も」
そう言いながら、その大きな手のひらで二人分の性器をゆるりと握り込み、
どこか懐かしむような手つきでねっとりと粘着質に擦り合わせる。
うわ……ヤッベ、相変わらず気持ち良い。
「それともお前、昔、俺とこんな事何度も繰り返しておいて何も思わなかったのか」
こんな事。……たしかにこんな事は、した。
やらしいポスターやらエロ本やらに性を刺激されまくった少年の頃、なんとなく。
それこそ少年の発想、少年の衝動で、お互いのをさわりっこ、なんて真似もした。
でもそれだけだ。性欲に任せお互いの性器を刺激を与えあっただけ。
もちろん、何も思ってなかったと言えばそれは嘘だ。
本当に何も思っていなかったなら相手は丸尾でも義経でもよかった。
何か思っていたから、乙著の事が好きだったから、毎回相手は乙著を誘ったのだ。
しかしそれはあくまでさわりっこだけの関係、俺たちはお互いを好きだと言った事すら無い。
たしかに俺は内心乙著の事が好きだった、ずっと好きだった。
でもそれを口にした事が無い以上、俺たちはやはり、セックスをするような関係ではないような気がする。
「検事……もう一度言うぞ。
俺はお前が好きだ。あの頃だってお前が好きだった。お前も、俺が好きだろう」
そう言って、乙著がさっきからずっと逸らしていた俺の顔をぎょろりと覗き込む。
あの頃と変わらぬ強い目は、確信めいた色を以って俺の目を真正面から射抜く。
……ああ、やっぱり、嘘は吐けない。
「……そうだよ、ああそうだよ。俺はお前が大好きだ」
好きな奴に好きだと言われ、お前もだろうと詰め寄られ、どうして嘘が吐けるだろう。
「だったらやはり、セックスするのはおかしくないな。続けるぞ」
だけどやっぱり、それにウンと素直に頷くのは、何か違うような気がするのだ。
「なあおい、待てよって」
再び挿入の体勢に移った目の前の体を押し返……せないので押し止める。
一度ならず二度までも邪魔をされ、乙著は少しだけ不快そうに眉を寄せた。
「まだ何か問題があるのか?」
「いや、だってよぉ……」
「お互い好き同士だろ」
「でも男同士じゃんか」
「それでもセックスはできる」
「どうやって!」
「どうやって……って、検事……
ここまでやってるんだから、いくら童貞のお前でも分かるだろう」
いや、分かる。分かるけども。なんか腑に落ちない。つーか童貞じゃねえよ!
「俺の、ココに……お前のコレを、挿れるんだ。……これは、セックスだろ?」
低めた声で囁き、俺の手を誘導して該当箇所に触れながら説明する。
なるほどたしかにこいつは俺の知るセックスに似てるみたいだ。
「……なんでだよ」
「……?逆がいいのか?」
「違う!そうじゃ、なくて……」
なんでそんなにこなれてるんだ。
「……生きていると、色々あるのさ」
俺の心を読みでもしたのか、不思議と的確な答えをくれた乙著は、
「なあ、次はもう邪魔しないでくれよ」
俺はな検事、お前としたいんだ。お前も、同じだろう?
吐息混じりにそうとだけ言うと、ゆっくりと腰を沈めだした。
俺はやっぱり本当に乙著が好きだから、
これ以上つまらない言い訳をして邪魔をする気なんてもう無かった。
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. // 止 || ∧(゚Д゚,,) < 中途半端に力尽きたので若干急ぎ足でまとめ
//, 停 ||__ (´∀`⊂| < 冗長な上、本当にやまもおちもいみもない!!おまけにキャラ崩壊スマソ
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| | / , | (・∀・; )、 < さらに>>199-200のタイトル表記ミス失礼しました…
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