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侍戦隊シンケンジャー 丈瑠×源太

またまたお借りします。09戦隊 赤×光です。
24話の赤と光の色気が凄すぎて、書かずにはいられなかった。
・半ナマ注意!
・エロあり
・24話終了後で妄想

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 タケちゃんを助ける事ができて、本当に良かった。
 終わってからみんなで食った飯(もちろん俺の寿司)も美味かった。じいちゃんも坊
さんもリュウノスケ達も、みんな嬉しそうに笑ってた。昔約束してた寿司の握り方をタ
ケちゃんに教えたりもして、本当に楽しかった。
 だから、ずっとずっと誰にも気づかれないように、気ぃ張ってたんだけども。

「ゲンタ」
「ん?どうしたタケちゃん?」
 寺から屋敷に戻ってきて、みんなと別れの挨拶を終えたのに、タケちゃんだけが俺を
呼び止めた。もう周りには誰もいない。
「今日はうちに泊まれ」
「えー、いいよタケちゃん。黒子の皆さんも疲れてるだろうし、俺は──」
「いいから、それ以上動くな」
 ぎくり、とした。
 途端、視界が霞んで、足から急に力が抜ける。
「ほらみろ」
 屋台にもたれかかった俺を、タケちゃんが支えてくれた。
「分からないとでも思ったのか」
 うげ、バレてた。しかもよりにもよってタケちゃんに。
「あんなにモヂカラを使って、あの戦闘を終えて、倒れない方がどうかしている」
「俺は、そのどうかしてる方なんだよ…」
「無理するな」
 正直、よくここまで屋台を引っぱって来れたなと自分でも思う。
 タケちゃんを取り返して、あの外道衆をぶっ倒したテンションだけで今まで何とか持
ちこたえてきたから。
「悪ぃタケちゃん、リュウノスケ達、には…」
「分かってる。気づかれたくないんだろう」
 あいつら、俺に無理させたって思ってるから、ただでさえ自分達がボロボロだっての
にこれ以上心配かけたくねぇ。

「屋台と折神は黒子達に任せておけ」
 いつの間にやら、数人の黒子さんたちが俺の屋台を静かに屋敷の裏へと運んでいって
くれた。俺も、タケちゃんに支えられながらゆっくり移動する。
「俺の部屋なら大丈夫だろう」
「……すまねぇ」
「気にするな」

 俺はタケちゃんに運ばれるまま、タケちゃんの部屋に上がり込んだ。
 自分で歩こうとしても、動きに体の血がついてこなくて、目眩が繰り返し襲ってくる。
 そんな俺をタケちゃんは布団に押し込んで、「動くな」と念を押す始末。
 水もロクに飲めないなんて。とりあえず口に含ませてもらったけど、情けねぇ。
 全身が凍えるように痛いのに、汗が噴き出していく。

 いつの間にか夢を見ていた。

 タケちゃんと別れたあの夜のこと。
 イカちゃんのディスクを眺めていただけの日々。
 ただただあの時感じた悲しみや辛さだけが、繰り返し押し寄せる。
 自分の選んだこの道に後悔はしていないはずなのに。

──どうしてこんなにも、空っぽなんだ?

「…ゲンタ、大丈夫か?」
 低い静かな声。俺の事を呼ぶタケちゃんの声。
「もっと早く気づいてやれなくて、ごめん」

 いいよタケちゃん。俺は俺のやるべき事をやっただけだから。タケちゃんを守りたかっ
たから。俺こそあのとき守りきれなくて、ごめんな。
 無意識に、手を差し出していた。
 ゆっくりと握られて、体中に安心感が行き渡っていく。
「とにかく、今晩はこのままでいるんだ」
 ああ。ありがとう、タケちゃん。返事の代わりに手を握り返す。
 でも、タケちゃんこそ、苦しそうだ。
 あの変な外道衆の男に何か言われていたよな?タケちゃんも、俺が止めてみせるって
言うし、どういうことなんだよ。
 そうか、あの空っぽさは、タケちゃんが連れ去られたときに感じたのと同じだ。
 あんな奴のためにタケちゃんを外道なんかに落とさせてたまるか。絶対に、俺が守っ
てみせる。
 握られた手を、自分の方に引き寄せた。タケちゃんの体が自分の上に被さった。
「…ゲンタ?」
「タケ、ちゃんは……どこにも、行かせ、ねぇよ……」
 焦点の合わない暗がりの中で、タケちゃんの顔に触れた。必死にたぐり寄せて、頬に
口付ける。どんな事があっても、俺は絶対にタケちゃんから離れねぇ。たとえこの先ど
んな事があったとしても。
「無理をするな」
 少し起き上がった体を、また布団に戻されて、今度はタケちゃんから口付けられる。
「俺は、どこにも行かないから…」
 それから俺はタケちゃんと何度も何度も口付けあって、抱きしめた。火のモヂカラが
流れ込んでくるみたいに、触れ合っている所が熱くなる。でも、まだ、足りない。
「…寒いのか?」
 なんでタケちゃんには分かっちまうんだろう?隠し事なんてやっぱガラじゃねぇ。
「寒い……俺、もっと、タケちゃんが欲しい…」
 そんなバカみたいな俺の言葉に、タケちゃんは頷いてくれた。

 ああ、俺、タケちゃんが好きだ。
 ずっと遠く離れてても、この思いは侍になる決意と共にあって、あるのが当たり前す
ぎて、気にかけた事もなかった。でもこうやって間近で触れ合ってると、それは俺の中
でどんどん膨らんでいく。
「っ……」
 首筋の熱くてぬるりとした感触に、思わず声が漏れた。
「んっ……」
 服の下に手を差し込まれ、するすると撫でられた。少しずつ体が熱くなっていく感覚
に、悪寒に似た何かが体を走り抜ける。
「ん……っ、ふ…」
 首筋から唇までゆっくりと舐め上げられて、また唇を重ねる。一瞬あの時の夢が脳裏
に蘇り、思わずタケちゃんに縋り付いた。
「……ゲンタ、動けない」
「あ、わり……」
 腕の力を緩めると、タケちゃんは自分のシャツを脱いだ。戦いの傷が残っているのが
見えた。うっすらと汗ばんだ肌同士が触れ合う。タケちゃんの体温と鼓動が伝わって来
る。タケちゃんの手がズボンの布越しに俺を掴んだ。
「う、わっ……」
 ぞくぞくと体中を駆け巡る快感。しかも相手が相手なもんだから、否応無しに感じて
しまう。
「はっ……くっ……」
 下着も脱がされて、直接触られる。くそぅ大胆だなぁうちの殿様は。
 どんどんぬめりを増すその動きに自然と腰が跳ねる。全身が昂っていくのが分かる。
「そのまま、俺を感じていろ」
「あっ……タケ、ちゃ……んっ…!」
 声とともに、目の端から水滴が伝っていった。ぶるぶると体が震える。
「んっ…く、うぅっ……!」
 ひときわ大きく体が震えて、先端から漏れ出て行く自分の高ぶりを感じた。何度も体
が痙攣して、吐き出していく。

「少し、辛くなるぞ」
 切羽詰ったよつなタケちゃんの声。意識がまだ余韻で痺れる中、ゆっくりと頷き返す。
「いっ……!!」
 ぬるりとした感触と共に、タケちゃんの指が俺の体の中に入り込んできた。
 突然の痛みに思わず声が大きくなり、思わず口を塞ぐ。だけどすぐ手はタケちゃんに
外されて、代わりにまた深く口付けされた。
「ん、んっ!ん……!」
 慣れない感覚にビクついてる舌を吸い出され、粘ついた音が耳に届く。俺の中を探る
指が深くなるたびに、痛みと熱さに体があられもなく震えた。
「ゲンタ…大丈夫か…?」
 口を離してそう聞いてくるタケちゃん。ごめん、答える余裕がねぇ…。
「はっ…ぁ……」
 力を抜こうと大きく息をついて、腕を下ろす。
「いくぞ…」
 少しばかり浮く下半身。中に挿入された指に異様な存在感が添えられる。次の瞬間、
「う、あっ…!!」
 さっきの指とは違う、異様な圧迫感と痛みが、俺の中を押し広げた。
「っ、くっ…ふ、ぁっ…!」
 タケちゃんが俺の中を奥までゆっくりと侵食してくる。痛みと熱さが同時に襲ってき
て、俺は思わず布団を握り締めた。
 ふと目を開くと、タケちゃんは切羽詰りながらも心配そうな表情を浮かべていた。
 やべぇよ殿様、その顔は。色気半端ねぇよ…。
「熱い、よ……タケちゃん…」
 布団を握り締めた手を離して、タケちゃんの両肩に回した。途端、タケちゃんが動き
はじめた。
「あっ…!あ、っ…!」
 タケちゃんが俺の中で動く度に、痛くて、苦しくて、でもそれ以上の熱さで体中が満
たされていく。

「ふあ、っ……くっ…!」
「ゲン、タっ…!」
 タケちゃんの喉が鳴った。と同時に、体の中をずるりと大きくえぐられる。
「んっ!あっ……、ひっ…!」
 這い込んでくるタケちゃんの動きに釣られるように、俺の口からは言葉にもならない
声が漏れた。
「タケ、ちゃ…ん!…あ、あっ…!……タ、ケ…ルぅっ…!」
 こんなに近いのにどんどん遠くなりそうで、俺は必死で名前を呼び続けた。
 もうあんな形で離れたくない。離して、たまるか…!
「ゲンタっ……!」
 お互いの全身にお互いの声が、吐息が、存在が染み渡っていくような気がした。
「んっ……!ふっ…!」
 どちらからともなく唇を重ね、噛み付くように口付けを繰り返す。
「んんっ……!!」
 それはお互いが果てるまで、幾度となく繰り返された。

 朝に鳴くセミの声が聞こえだして、目が覚めた。
 あれ……?何かいつもと様子が違うような……。ああ、そうか。ここタケちゃんの屋
敷だった。とりあえず起きないと…って、動けない。
 ふと顔を上に向けると、目の前にタケちゃんの寝顔があった。
 あぁ、抱えられてんのか俺。そういえば腰を重点的に体のあちこちが痛い…。
 …今は思い出さないようにしよう。
「ごめんよタケちゃ~ん…」
 タケちゃんを起こさないようにそ~っと、そ~っと、腕の中から抜け出す。
 なんとかうまく抜け出せたので、その辺に投げ出したままの服を着込んだ。
 うえ~、汗でべとべとだ…。着替えは屋台だな。

「……ゲンタ?」
 唐突に後ろからタケちゃんの声。
「あ、悪りぃ。起こしちまったか」
「…もう行くのか?」
「おう、魚河岸もう始まってるしな」
 シャツに腕を通し終わったところで、突然後ろから抱きすくめられた。
「大丈夫、か?」
 それはあのアイテムの件?それとも昨日の夜の件?まぁ、どっちも一緒か……。
「大丈夫大丈夫!もうふらつかねーし、タケちゃんからたーっぷり元気もらったしな!」
 それを聞いたタケちゃんの体が少し固まった。
 おいおい…、恥ずかしいのはお互い様だっての。
 俺はものすごーく名残惜しく思いながらも、タケちゃんから離れた。布団はがして、
座り込んでるタケちゃんに服着せて、それからちょっとだけチュウして、
「ありがとな、タケちゃん。大好きだぜ!」
「ゲンタっ…!」
 タケちゃんの顔が真っ赤になった。わー、可愛いったらありゃしねぇ。

 昨日の夜の事は全部、皆には内緒だからな。

 なぁ、俺の大事な大事な殿様。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ありがとうございました!
本編であまりにも元気すぎた光は、実はこうやって弱ってたらいい…という妄想。
あの光のアイテム開発中&殿の洞窟内での色気はなんなんだ!けしからんもっとやれ!!
お邪魔しました。


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