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ヘタリア スペイン+プロイセン×フランス 「3P楽しすギルぜ」

Aph悪友×仏のテレホン3Pです。セフレっぽいです。
名前を出さないように無駄に頑張ってみました
が、南伊だけはどうしても名前が消せませんでしたorzロマ恐ろしい子!
4/4は無駄なオチなんで、ギャグなんていらないわって人は読み飛ばしてください

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

テーブルの上でコーヒーカップがカタカタと揺れていた。
地震ではない。東の方でよく起こるその現象に、ここはあまり縁がない。
何てことはない、震源は向かいのソファに踏ん反り返って貧乏ゆすりをしている俺様なオトモダチ。
子どもが見たら泣き出しそうなくらい凶悪な表情をしているのに、何でだろう俺には奴の顔に「構って!」とでも書いてあるように見える。やぁお兄さんもオワッテルね、こりゃ。
思わずクスリと笑みをこぼすと、奴の眉根が寄ってさらに凶悪なツラになった。
おいおい傑作だぞそのツラ、携帯で写メ撮ってやろうか?
なーんて思ったりもしたけど残念、その携帯は今おれの手の中で、ここにはいないもう一人のオトモダチと繋がっている。
『えー何なに?どしたん?』
耳元でのんきな声がする。もう何年来だかわかんないくらい長い付き合いのそいつは、実に要領を得ない話し方をする。
おかげで、せっかくあの不憫な子がウチに来てくれたっていうのに、相手をしてあげられない。まさに不憫。
「んー、お前とばっかり話してるからね、お客様が拗ねちゃったの」
「拗ねてねぇ!!」
言えば、噛みつくようにギッと歯をむき出す。
ちょ、もー何なのこの子!チョーカワイイんですけど!
こらえ切れず、おれはブハッと噴き出してソファに突っ伏した。
がちゃん、奴が立ち上がり、振動でコーヒーカップがひっくり返る音がした。
ああまずい怒らせちゃった?帰っちゃう?
ごめんごめん、謝ろうと仰向けになると、視界いっぱいに奴の凶悪ヅラ。わお!
驚いたおれが身をすくめたすきに、奴はおれの手から携帯を強奪した。
「ちょっと、何すんのよ」
ぷぅっと頬を膨らませて睨み上げてやると、奴はジロリとおれを一瞥。
前言撤回。こいつ、可愛くない。
『なぁジブンら何なん?さっきから何しとるん?』
奴の手の中からのんびり声。もとあと言えばお前のせいだよトマト馬鹿!
おれはぷい、とそっぽを向く。

奴はそんなおれをもう一度見下ろすと、携帯に話しかけた。
「今からこいつ襲おうと思うんだが」
おまっ、あ、コラほっぺ突っつくな!……じゃなくて!!
今こいつ何て言った?襲う?襲うって言った?
じょーだんじゃないよオニーサン今日はそんな気分じゃありませんっ!!
俄かに貞操の危機を感じたおれは、奴から逃れようと手足をばたつかせたが時すでに遅し。
奴は既に、のっしりとおれの胴体の上に乗り上げ、がっしりとおれの右手をつかみ上げた。
「わーやだヤダ何すんのさヤメロ変態暴力反対!!」
「うるせぇ黙れ、歩く猥褻物!大人しくヤラレロ!」
お普憫様は実に納得のいかない台詞を吐いておれの手をひねりあげた。痛いよ!
『ええなぁ、何や二人して楽しそうやなー』
「楽しくない!お兄さん全然楽しくないよ!!」
だから助けて!電話の向こうの、気の抜けるようなマイペース声に必死で訴える。
しかし返ってくるのは愉快そうな笑い声だけだ。うわぁ役に立たねぇなコイツ!
そんなやり取りを聞きながら、奴がニヨニヨと口角を釣り上げる。
ねぇお前、さっきの凶悪ヅラの方がまだ可愛げあったよ?
「お前も混ざりたい?」
奴はケセセと笑いながら、電話の向こうの役立たずに話しかける。
『うー、オレもそっち行けたらええんやけどなぁ、今口マーノのとこにおんねん』
うん来なくていい、物凄く来なくていい。
俺様だけでも手一杯なのに、ここに天然まで追加したらお兄さん、氏んじゃうから。
イヤもうね、何だか抵抗するのも疲れてきたよ。
「なぁ、お前も混ぜてやるよ」
既に涙目のおれのシャツの裾をめくりながら、奴はおれにとどめを刺す。
「お前だったら、どうやってコイツ襲う?」

きわどいところを奴の指が行き来する。
その指をおれは知っている。その仕草をおれは知っている。
なのに、噛み合わない。いつもと違う。
「おい、次どうする?ちゃんと指示出せよ」
できるだけ細かくな。指を絶え間なく動かしながら、奴は携帯に話しかける。
電話の向こうには、ここにはいないもう一人のオトモダチ。
あぁそういえばアイツ、やたらとここに触りたがるよなぁ。
なんてボンヤリ思い出していたら奴の指がスルリと移動して、おれは息を呑む。
『なー、様子はどない?』
マイペースにも程があるよこのやろう。相変わらずのゆるい雰囲気の声が俺の耳にも届く。
「様子?大分イイんじゃねぇの?ほら」
携帯の話し口が口元に寄せられる。そんな簡単に鳴くかよばぁか、唇をぐっと噛む。
『意地っ張りさんやなぁ』
クスクスと笑い声。憎たらしいったらありゃしない。
『ほな、もっと奥も触ってやり?』
今は意地張っとるけどな、ホンマは素直なエエ子なんやで?
ああ、知ってるぜ。
目元にキスが降ってくる。あ、これは奴の仕草だ。
また指がするすると感覚の上を滑り、奥深くまでたどり着く。
しつこいくらいのその感じはアイツの仕草。お前はどっちかって言うと性急だよね。
「なぁ、もういいか?」
ほら、また急ぐ。お前それ、おれとアイツどっちに聞いてんの?
おれならもー、いいよ。もー、好きにしちゃってドーゾ。
ゆるりと頭をなでてやると、くすぐったそうに笑った。ねぇ、ずっとその表情でいてよ。
電話口からも許可もらったのかな?指よりもっと切羽詰まった感覚を、深く受け入れる。
奴の形にアイツの仕草、合間に奴自身の仕草が混ざる。
なぁ違う、違うよ。でもその違和感に酷く煽られる、何でだ?
堪え切れなくなって思い切り泣いた。降りてきたキスはやっぱり奴の仕草だった。

※オチだよ
何とも、惨めでお粗末な行為だった。
途中までは何だかんだ言って、まぁ良かったよ。
…電話の向こう、アイツのいる部屋にアイツの子分が突入して来るまではね。
『え、うわっちょ、待って口マーノ来た!すぐ戻るから!!待っててや!!!』
仲間外れにせんといて、な?なんてちょっと淋しげな声で頼まれたら、おれはともかく、不憫を身をもって知っている奴がそれを無視できるわけもなく、
「…放置プレイ?」
すぐ戻るっていったくせに、結局アイツは20分戻ってきませんでした。
まぁ、いいよそれは。アイツのせいでも奴のせいでもないし。
とどめはやっぱり、奴でした。
『そろそろいきそう?』
うん、二人に愛されちゃってお兄さんもう限界…だったのに。
「なぁ、こいつ最後どっちの名前呼ぶと思う?」
…引いた、引いたよお兄さん。何か電話もいつも間にか切られてたらしいよ?
愛に満ち溢れたお兄さんと、空気読めない天然を同時に引かせるなんて…うん、流石何様俺様だ。
ムカついたので最後は奴の弟の名前を呼んでやったら、終わった後、奴は床をゴロゴロのたうちまわってました☆ざまぁ見ろ!
ああもぅ気分が悪いったら!!3Pなんてもう、当分しない!

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

オチと言えば普憫か起源が私のイメージw
ネタならともかく、SSなんてはじめて書いたんだぜ!
書き手さんの大変さが身に染みてわかったんだぜ!
機会があれば兄ちゃんの復讐編とかも書いてみたいです。
お付き合いどうもありがとうございました!


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