Top/50-330

芸人 オードリー 春日×若林

携帯から失礼
勢いのまま書いた、後悔はしていない

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「何で俺のこと助けてくれなかったの」
「わか、」
「お前まで俺のこと馬鹿にして、なんなんだよ!」

(ぼく、ほんとうにばかなんです)

そんなことを言ったって、あの空気が変わるはずなかった。
仲間の若手芸人、カラフルなセット、ライトはちかちかする。
粕画のフォローなんて最初から期待してない、頼れるのは自分だけ。
そう思っていたはずなのに、あんなことしか言えなかった。
笑いを取れないくせに、プライドだけ高い自分。
粕画に当たり散らす自分。
(さいてい、だ)

「そんなつもりじゃなかったんですよ」
「うるせえ」
「和歌囃子、」
「うるせえ!お前だって俺のこと、馬鹿だって思って…」

苦しくて、悔しくて、ごちゃ混ぜになった感情は涙となって溢れた。
粕画はあれで良かったことも、さり気なく庇おうとしてくれたことも知っている。
それでも今のこの感情をどうしたらいいか、わからない。
また相方に甘えるなんて駄目なのに。

「ふっ…ぅ…っく」
「そんなに泣くもんじゃありませんよ」

そっと抱き寄せられて、粕画の暖かさに包まれる。
いよいよ止まらなくなった涙は、ピンク色へと落ちていった。

頭を撫でられて、少しずつ呼吸は整っていった。
俺は何も言わない粕画にただしがみつくだけで。
きっと気を使っているのかもしれないけど、今はこの静寂が痛い。

「かすが、」
「何ですか」
「俺のこと、嫌になった?」
「ああいう時笑いも取れない、頭悪い俺が嫌になっただろ?」
「…ふふ、そんなこと、有り得ませんよ」
「うそ、だ」

嘘な訳ないでしょう、と自信に満ちた顔で笑っている粕画。
それを見ているとひどく安心した。俺の居場所はここにあるんだって。
そしたら急にたくさん泣いてしまった自分が恥ずかしくなって、顔が熱くなった。
照れ隠しにこめかみをぺしっ、と叩くとその手に口づけられる。
それは、何よりもやさしく。
(ああ、もう)

「嫌いだ、お前なんか」
「粕画は和歌囃子のこと、好きですけどね」

「ばーか。ね、ちゅーして、」

(おれってほんとうに、ばかだ)
(粕画は粕画のまま、俺の横にいるんだから)
(俺も俺のままでいよう)

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

大鳥書くの初なので、おかしいところあったらすみません
しかし最近の大鳥は熱い


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP