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黒執事

ただセバスチャンにお仕置きがしてみたかった
それだけです。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「有能な執事、いや手下をお持ちのようだ。シエル・ファントムハイブ伯爵。
…だけどちょっと度が過ぎましたね」
すでにセバスチャンの両手は鋼鉄の手械によって拘束されている。
あいかわらず冷ややかな顔で睨みつけているのを一瞥すると
卓にあった水差しの水を、タラタラとセバスチャンの顔にこぼした。
水は漆黒の髪を濡らし、身に着けている上質なコットン製のウイングチップに吸い込まれていく
「…顔を洗って出直せ、と言いたい所ですが…お仕置きをしないといけませんね」
そう言ってセバスチャンのシャツに手をかけると、一気に下方に向かって引き剥がした。
ボタンが飛び濡れた肌があらわになる。
そして顎を掴み無理矢理上を向かせると口の端を曲げてほくそえんだ。
「女王様(クイーンマザー)の忠実な番犬…もう少し可愛い声で啼いたらいかがですか?」
「セ…セバスチャンに何をする気だッ!!」
シエルは叫んだ。

「いい子にしないから痛い目をみるんですよ」
革をしなやかになめした拷問用のキャットテイルが
ヒュウと音を立てて剥かれたセバスチャンの背中に爪を立てた。
肌はみるみるうちに赤みを帯び、悲鳴とも吐息ともつかない声が歯の間から細く漏れる。
「…やめろ…やめろ…ッ」
かがみこんだセバスチャンの胸の中で、シエルは震えながらしがみついていることしかできない。
また一打。
綺麗な形の喉仏が上下し、首元にはうっすらと冷や汗が滲む。
「セバスチャ…セバスチャン…セバスチャン……」
シエルが涙に濡れた顔をこすり付けると、セバスチャンは耳元に唇を寄せ小さく囁いた。
「…私はぼっちゃんの魂しか欲しくないんですよ。解っておいででしょう?」
「セバスチャン……」
また鞭が空を裂き肌を打つ。
シエルは一層強く、その胸にしがみついた。
悲痛な吐息とうらはらに、その肌はやや熱を帯びてきたようだった。

「おやおや、伯爵はずいぶんしおらしいじゃないですか。そうしていれば育ちの良い貴族の子息に見えるのに」
そう言いながらセバスチャンの両の手の手械をつかんで半身を起こした。
膝立ちのまま両腕を頭の後ろに引き上げたため、背中一面についた鞭の傷跡がひきつり
痛みにビクッと身体がしなる。足元のシエルが小さな悲鳴をあげた。
「く…ッ! もう少し優しくお願いできませんか?愛撫にしては手荒すぎる」
「ククッ…ほう、余裕だな。では趣向を変えよう…伯爵はどうご覧になるかな?」
暗い光を放つセバスチャンの瞳を見つめながら、鞭でゆっくりと汗のにじむ頬をなで
首筋から胸元に視線を這わせた。
そして今度はやや手首を返すようにして引き締まった尻に向かって鞭を落とした。
パーンッと派手な音と同時に強烈な熱感が叩きつけられる。
痛み?…いや熱は痺れるような細波となって腰骨を震わせ、背筋を這い上がっていく。
まるでエクスタシーのように。
「いろいろな打ち方をご存知なんですね」
思わず”反応”してしまったことは想定外だったけれど。
セバスチャンは下を向いたまま……口の端をクッと上げて小さく笑った。
「鞭も使い方ひとつだ…拷問にもなるし愛撫にもなる。やはりこういうのが好みかな?犬畜生の君達は」
仕置き人の1人がニヤニヤと赤ら顔で笑いながら近づき、乱暴にベルトのバックルをはずし下穿きを落とした。

厳つい鉄の手械を付けた両手は高くかかげられ
腕には濡れたシャツが中途半端に絡み付いている。
濡れそぼった髪。そらした喉元は汗を浮かべ、白い胸元から引き締まった腹に伝って落ちていた。そしてその先の…屹立した”それ”。
「いい格好だ…こんな子供の伯爵の側に就けておくにはもったいない」
その目はすでに欲情し暗く曇り
舌なめずりをしながらセバスチャンに近づいてきた。
そして首筋に舌を這わせながら、茂みに手を伸ばし手のひらで揉むように弄ぶ。
薄く開いたセバスチャンの口から「ン…」と苦しげに小さく息が漏れ
その反応を確かめて薄く笑うと、さらに後ろの秘所にも指をのばしていく。
そうしながら顎をつかみ、ベチャベチャと音を立てて舌をむさぼっていた。

シエルはこの先に起こる事は知っていた…卑しい下等な虫ケラ共…
喉元が締め付けられそうになるのを感じながら、セバスチャンの足元できつく膝を抱えていると
ドサリと音を立てて仕置き人が崩れ折れてきた。
「な、何…っ!?」
その身体はまるで腑抜けの人形の様に変わり果てている。
シエルは息を飲み、後ずさった。

「な、何だこれは……」
「あなたの最期までけして離れない、と申したはずですよ。マイロード?」
「…お前…!」シエルは、はっとして睨みつけた。
誘惑する赤い呪われた瞳。しどけなく差し出した顎も、傷跡生々しい上気した肌も
下卑た男達の前に吊るした甘美な毒にすぎなかったのか。
「悪魔のくちづけ…とでも言いましょうか。これでこの方達にもよく解ってもらえたでしょう。
…ああ、こんなに無骨な物をはめてくれて…坊ちゃん、はずして頂けます?」
この悪魔め…!
憎々しげにセバスチャンを睨みつけながら、同時にシエルは感じていた。
自分が毎夜口にしていた甘い甘い毒。劇薬も重ねるごとに慣れてしまっていたのか?
そして、悪魔と結んだ契約。
もう、2度と、逃げることは、できない…

「坊ちゃん!早くお願いしますよ」
すねるようなセバスチャンの声にシエルは我に帰った。
くそっ!こいつ貸しを作った気でいるな。雇い主はこの僕だ。
「ふん、みっともない格好しやがって。貴様にはその方が似合いだ」
そう毒づきながらシエルは、セバスチャンの下腹に顔を寄せ口に含んだ。

甘い甘い、魅入られたら逃れられない毒薬…それでもいい、と思った。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

お目汚し失礼致しました。


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