芸人 オードリー 若林×春日 「心」
更新日: 2011-01-12 (水) 00:30:24
携帯から失礼します
鳳のある日の楽屋
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「ありがとう」――――
もう何年も言ってない。というより、言う勇気がないだけだったりする。
自分が言っても、嘘クサくなるって分かってるから。第一、奴は昔から鈍クサい性格だから、言っても軽く流されるだけかもしれない。
「どうした」
そんなことを考えていたから、急に話しかけられてまごついてしまった。
「・・・何でもねぇよ」
ついそっけなく答えてしまう。駄目だな俺・・・
「口に出すほどのものじゃないだろう」「え?」
「ありがとうとか悪かったとか、言われなくても粕画は分かるんだよ」
「行動に出るからな」「・・・だよな」
そうだ、俺は知らず知らずのうちに、態度に表れてたんだ。そう思ったら、さっきまでの悩みが馬鹿馬鹿しく思えた。
やっぱり、奴を選んで正解だったんだ。
「・・・粕画」
「もし、落ちこぼれになる日がきても、俺といてくれるか」
「もちろんだとも」
「・・・そろそろか。和歌囃子、粕画はこれで失礼するよ。73のセットは時間がかかるのでね」
まだ温みの残る自分の手を見つめて、楽屋を出る奴の背中に呟いた。
「痛ぇんだよ、馬鹿力」
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
一応ナンバリングしましたが、1回ですんだのに気付かず・・・
お目汚し失礼致しましたorz
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