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gerry

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  映画「g/e/r/r/y(ジ/ェ/リ/ー)」補完編モナ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  Kジ/ェ/リ/ー×Mジ/ェ/リ/ーだって
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 激シク ネタバレ ダ ゴルア!
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚#)
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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映画本編をご覧になってない方でこれから見ようと思っている場合は
念のためトリップ入れときますので、どうかスルーでお願いします。
シチュエーションそのものが思いっきりネタバレしておりまして、
場合によっては本編に対するイメージを暴力的破壊力でぶち壊してしまうので…。

「このハイキングは楽しいか?」
唐突に奴にそう聞かれて、俺は腹が立った。
「ああ、楽しいぜ」
ぶっきらぼうに、しかし奴がまだ俺の「親友」であることを
頭の隅で感じながら答える。

ところどころ白い部分があるが、青い色が視界いっぱいに広がっている。
見飽きたその光景を見続けたくなくて、俺は目を閉じていた。
奴も同じように、俺の隣に砂の上に寝そべっている。

「……もうダメだ。俺はここに残るよ」

聞こえなかったことにしたい、と思った。
が、奴の声が耳の奥でこだまのように繰り返している。

奴の手が俺の手に伸びる。
一度は振り払った。
しかし再び奴の手が触れたとき、
俺は半身を起こして奴のシャツの襟口を掴んだ──。

「ジ/ェ/リ/ー、嘘だろ?」
奴は答えなかった。
「嘘だよな? 嘘だって言えよ」
襟口を掴んだまま頭を揺する。

焦点の定まらない眼で俺を見ながら、
「ジ/ェ/リ/ー、幻だよな?」
と奴は言った。
俺の理性はそれまで辛うじて塊の状態を保っていたのに、
奴のその言葉で砂のように崩れ、頭の中を拭き抜ける突風に飛ばされていった。

くそったれ!
俺がこうして触れているのに、頭を揺すっているのに、
奴は俺を「幻」だと思ってる。
だったら、幻と思えないような行動を仕掛けてやろうか、ええ?

ずいぶん前から俺は奴のことを「親友」だとは思えなくなっていた。
だがそれを奴に知られないように、悟られないように、
細心の注意を払いながら奴とつるんできた。
まともな精神状態なら頭の中でストップが掛かるだろうが、それももう限界だ。
こんな形で「親友」を解消するのは不本意だったが、
俺は以前から奴とそうなりたい、そうしたいと思っていたことを実行に移す。

俺は乾いて皮がめくれ上がった唇で、
同じように乾いている奴の唇に触れた。
何度か触れた後、口中に舌をねじ込む。
互いに乾き切った口腔を、これまた乾いた舌でまさぐるのはちょっと痛みを伴う。
が、しばらくするとほんの少しずつ湿り始めてきた。
「………ふ……ぅ……」
微かに吐息が乱れたようだが、奴はそれ以上声を上げようともしない。

そのまま性急に奴のシャツの裾から腕をこじ入れ、
お世辞にも厚いとはいえない胸板をまさぐる。
頂点の小さな丸い肉粒を捏ね上げ、ひねり摘まむ。
男とはいえ、他人の肌に触れるのは気持ちがいい。
それまで散々触っていた岩やら砂やら潅木やらに比べれば極上の触り心地だ。

首筋を舐め上げつつベルトを緩め、ジーパンのファスナーを下げる。
下着の割れ目から奴のそれを引っ張り出したが、ほとんど反応していない。
足の間に身体を割って入れ、力なくしぼんでいるそれを手の中に包み込んだ。
「…俺が今……お前にしていることは…、幻か?」
返事は無かった。
俺はなんとか唾液を溜め、上下に揺すりながら奴のものをしゃぶり続ける。

もっと時間を掛けて、丁寧に奴を悦楽に導いてやりたかったが、
もたもたしてればこっちの体力もこの過酷な気候に奪われかねない。
俺は素早く下半身だけ着衣を脱いで、
風に飛ばされないように奴の尻の下に押し込んだ。
そのまま膝立ちになって奴の身体に跨る。
7割くらいの硬さで勃ち上がった奴のそれを俺の入り口にあてがい、
一気に腰を下ろしてその肉塊を身体の中に受け入れた。

「うぅっ…!!」
自分のものとは思えないほどかすれた悲鳴が喉元から零れた。
どんなに願っても叶わないことと思いつつも
俺は自宅で「いつかやってくるその日」のために、
いくらか慣らし行為を行ってはいた。
とはいえローションも無く、代わりに絡め付けた唾液も乏しい
この状況ではかなり滑りが悪い。
ひどい痛みが内部から伝わってくるが、俺はそれを抜こうとは思わなかった。

そろそろと腰を揺する。
痛みの後ろに、背筋をぞくぞくと駆け上るものを感じる。
だらしなく投げ出された奴の両手を押さえつけ、
ゆっくりと、しかし大胆に抜き差しを繰り返す。
「……ぁ、な…あ……、これでも俺は……
 お前と……こんなことを…している……俺は幻…なのか…?」
次第に身体に熱を帯び、浅い呼吸しかできなくなっていく。
奴に問いかける言葉が途切れがちになる。

奴が俺の腔内を味わっているか、
奴が俺と同じように愉悦を感じているかなんて、
もうどうでも良かった。
ただ俺は自分を感じて欲しかった。
俺を。
俺という「存在」そのものを。
奴の頭から消して欲しくなかった。

俺は夢中で腰を振り、奴のものを内側で揺すり、
本能の赴くまま快感に身を委ねる。
女のように腰をうねらせながら自分で自分のものを扱き、
「ぁ、……あ、………俺……もう…い………、ぅッッ!!」
少しだけシャツがめくれ上がった奴の腹に、俺は白濁を飛び散らせた。
だが俺の中では奴のものが爆ぜる感じがしなかった。

荒い呼吸を整えながら服を着直し、奴の着衣も整えてやる。
無理矢理こじ入れたせいで切れたらしく、体内に痛みを感じる。
おかげで自分の着替えはおそろしく緩慢なものになった。
ジーパンのポケットに押し込んだシャツで奴の腹の上に残った
俺の残滓を拭き取った後、そのまままた奴の隣に寝転ぶ。

眼を開けていると、そのまま空の青と、雲の白の中に、
自分の存在が溶けて消えてしまいそうで。
静かに上下の睫毛を合わせ、わずかな抵抗を試みる。
「ジ/ェ/リ/ー……、俺はまだ幻か?」
俺は奴の言葉を待った。

どれくらい経ったのか分からない。
とても長い時間が経ったように思えたが、
実際にはそんなでも無かったのかもしれない。
俺の耳に、奴の言葉が聞こえた。

「…ああ……」

俺は再びもつれるように奴に自分の身体を絡ませながら、
奴のシャツの襟首をつかんだ。
胸くそ悪い倦怠感が俺の全身を包んでいて、
なかなか力が入らない。
俺は歯を食いしばり、目を閉じ、
シャツの襟首を交差させ、そのまま左右に引っ張った。

実際には俺が「幻」を消さなければならない「ジ/ェ/リ/ー」に。
例えようの無い気分の悪さが頭の中いっぱいに広がる。
奴の頬に1粒だけ、俺の涙が零れ落ちた──。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 以上です。
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細かい描写でねちっこく書くよりは
映画に合わせてさらっと書いた方がいいかなと思い、全体に軽く書いてみましたが、
同時に肝心のエチーシーンも駆け足で通り過ぎてしまったかも。
軽すぎて申し訳ない。


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