Gunslinger Girl
更新日: 2011-05-02 (月) 17:39:42
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| G/u/n/s/l/i/n/g/e/r G/i/r/lネタだモナー
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| やらしいなし・おちなし・いみなし
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| | | | __._ ピッ (・∀・ )(´∀` )(゚Д゚ )
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拙いしエロもないし短いのですが、元作品知ってる知人がいなくて
出来れば知ってる人に見て欲しいなと思いまして、投下させて頂きます
煙草の味やにおいが特に好きだというわけではないのだけれど、ピノッキ才はそれを嗜む。
大多数の愛煙家と同じく、煙草を吸えばピノッキ才の心は微かに安らぎを感じることが出来た。
眼前に揺れる頼りない煙を見ていても何だか心が和む気がする。味やにおいにあまり関心がなくとも、
このようにピノッキ才は煙草を好んでいる。今も目を覚ましてまず最初に煙草に手を伸ばし、火を点けた。
ピノッキ才は随分幼い頃から煙草の味を知っている。初めて吸ったときは頭がくらくらしたし、
どうしたって美味しいなどとは感じられなかった。煙を拒否した肺がそれを吐き出そうとして
かなり激しく咽せ返ったし、喉にも不快感が残った。大人達が平然と、または美味しそうにこれを咥えている姿が
信じられなかった。
それでもピノッキ才は懲りずに煙草を吸った。育ての親であるクリス〒ィアーノに与えられた小遣いで煙草を買い、
こっそりと吸った。慣れないうちは初めて吸ったときと同じように咽せたが、どうしてもピノッキ才は
これを吸えるようになりたかった。不慣れな手付きでライターを擦り、煙草の先端に火を点ける。それを何度も繰り返した。
咽せることなく煙を吸い込めるようになったのが何本目の煙草だったのかはもちろん覚えているわけはないが、
そのときの満ち足りた気持ちだけはしっかりと覚えている。深く息を吸い、幼い肺の末梢にまで煙が行き届いたことを
感じたときはとても嬉しかった。
そもそも少年は何故喉が焼けるような苦しみを感じながらも煙草に火を点け続けたのか。それは身寄りを亡くした彼を
拾ってくれた男への、クリス〒ィアーノへの憧れに他ならない。
幼い頃のピノッキ才は……今もそう変わらないが……感情を大きく表すことはなくとも、今と同じようにはっきりと
クリス〒ィアーノを慕っていた。拾ってもらった当時はまだ十にも満たない子どもだったとはいえ、彼がいなければ
温かなベッドで眠ることも、満足な食事をすることも出来ないということが分かっていた。自分は何も持たないただの子どもであり、
保護者がいなくなってしまったときにどうして生きていけば良いのかなど知りもしなかったし、何も出来なかったのだから。
そんな自分に手を差し伸べてくれたのはクリス〒ィアーノだった。もし仮に彼がピノッキ才の元を訪れなかったとしても、
ピノッキ才は然るべき施設に保護されて生き延びることは出来ていたのかもしれない。けれど何も頼るものがなくなった
ピノッキ才に対して一番最初に与えられたのはクリス〒ィアーノだったのだ。
自分を保護してくれた大きな存在に対して、憧れや尊敬、またはそんな言葉だけでは言い表せない感情をピノッキ才は抱いていた。
だから煙草に火を点けたのだ。しかし、クリス〒ィアーノが煙草を吸うその姿に惹かれてそうしたわけではない。
クリス〒ィアーノはピノッキ才にとって神さまと同じような存在だった。……もっとも、ピノッキ才は信心深いわけではないので、
その言い方は適当ではないかもしれない。ピノッキ才にとっては聖書よりも彼の方がずっと大事だったし、
十字を切ってお祈りをしたこともない。……クリス〒ィアーノはピノッキ才にとって畏れ多い存在だった。
触れたい、近付きたい、許されることなら口付けをし、自分がどれほど親愛の感情を抱いているのかを知ってもらいたい……、
そんな気持ちをピノッキ才は持っていたが、決して口にすることは出来なかった。だから代わりにピノッキ才は煙草に唇を付け、
胸の内を煙で満たしたのだ。
朝一番、目覚めてすぐに煙草を吸えば気持ちが洗われる。指を絡ませる代わりに自分の体へ紫煙を馴染ませるのが
ピノッキ才の主に対する敬意の表し方だ。
ちなみにピノッキ才が好んで持ち歩くのは、クリス〒ィアーノと初めて出会ったとき、彼がポケットに入れていたものだ。
もうクリス〒ィアーノはこの煙草を吸ってはいないのだけれど、自分に手を差し伸べてくれたあのときの彼をいつまでも
忘れることがないように、ピノッキ才はいつもこれを吸っている。
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| カップ麺が出来る前に終わったな
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| トイレが近くても安心
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| | □ STOP. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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