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芸人 チュートリアル徳井×ナインティナイン矢部

初投稿失礼します。ゲイニソコンビ越えカプ。
エロくはないです。

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                     |   中途リアル特異×100-1八部だモナー
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|   二番煎じらしいよ
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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このまま堕ちていって、戻れなくなってしまうんだろうな、と漠然と思った。
いつもふわふわと笑って、舌っ足らずな喋り方をして。
好かれることは多い人なのだろうけれど。
「何考えてるん」
「なんもないよ」
二人とも口数が多い方じゃない。
居心地はいいけれど微妙な距離感が、二人の間に確かに存在する。
でも、これ以上あなたに近付いてしまったら、僕はあなたを壊してしまうだろう。
「何、考えてんの」
「なんにも」
あなたは煙草の匂いがする。
あなたの居ない所で同じ匂いがするだけで、胸がぎゅっと苦しくなる。
「ねぇ」
僕と目が合うと、優しくふわりと笑ってくれる。
「好きやよ」
そう言って、あなたの肩に頭を預けた。
好き。あなたは滅多に言わないけど、この言葉を使うとき、一番幸せそうな顔をする。
年上なのに、そんな時には幼い子供のように見える。
「いきなり何やのよ」
あなたは笑う。
言葉自体は冷たくても、あなたの声はこんなにも優しい。
口では嫌がるのに、いつも照れたようにあなたは笑うんだ。
「なんもない。ただこうしてたいの」
そう言うと、あなたはガキかお前は、なんて笑って、僕に同じく頭を寄せて来た。
長めの髪が頬に触れて、少しくすぐったい。
でも、あなたに体を預けるのは心地好くて、自然と目を閉じてしまう。
こんな風に二人で、何も言わずに過ごす時間が、僕にとっての全てなのかも知れない。

目を閉じて、あなたの体温と時計の秒針の音だけを感じていると、いつか二人の境界が溶けていくような錯覚をすることがある。
布越しに伝わる遠慮がちなあなたの熱は、あなたの無垢を裏付ける代わりに、僕の劣情をも煽る。
「義.実」
柔らかい声が、あなたを通して僕の頭の中で優しく響く。
あなたの喉仏が言葉と一緒に上下するのを、目を閉じた僕は容易に想像することが出来る。
「ん、なに」
あなたが僕のことを名前で呼ぶのは、初めてだ。
だから少しだけ、胸がどきどきした。
「…呼んでみたかっただけ」
あなたは僕を横目で見て、また、ふわりと微笑んだ。
それがあまりにも美しくて、眩しくて、思わず目を伏せてしまった。
心配そうな声が頭上から降ってくる。
「…嫌やった?」
見上げると、首を傾げてこっちを覗き込む顔が近くにあった。
「全然。嬉しかった」
あなたをぎゅっと抱き締めて、頬にキスをした。
「よかった」
長い腕が僕の背に回される。
この瞬間はいつだって、あなたを一番近くで感じられる。
「何、考えてるん」
「こんなに幸せで罰が当たらへんかなって」
いつもはこういうことを言うと馬鹿にするくせに、今日はただ、そうやねぇ、と抱き締め返してくれた。

「ねぇ」
「うん」
あなたに触れていると、柔らかくて温かくて、眠ってしまいそうになる。
だから、その前に。
「言うてよ、今日くらい。好きってさ」
あなたの言う「好き」は、言葉にならない程優しいから。
「…好きや」
ためらいがちなあなたの唇が、
「あいしてる、義.実」
僕の名前を呼んだ。
愛している、と言った。
「何、泣いてんねん」
「なんでもない」
言われるまで気付かなかったけれど、僕は涙を流していた。
カッコ悪くて袖で拭うと、あなたが子供を見るように笑った。

あなたの優しさは、少しずるい。
いつもあなたは僕よりずっと大人で、あなたと一緒にいるとき、僕はまるで小さな子供だ。
「ねぇ、ねぇ」
「ん」
「俺ね、」
あなたが居ないと、駄目なんだ。
伝えたいことがたくさんあるのに、伝え方がわからない。
「…俺もやで」
あなたが笑う。
僕が言いたかったことばをあなたは最初から知っていて、
僕が一番欲しいことばを、あなたはさらりと言ってしまう。
「…ずるいわ、矢.部さん」
それは嬉しいけど、少し苦しい。
「…せやね」
あなたの手が、僕の頬に触れる。
僕が見上げると、静かな水面のようなあなたの目があった。
あなたはそれ以上何も言わずに、ゆっくりと唇を合わせてきた。
いつものベタベタした甘いのじゃなくて、どこからか寂しさが込み上げて来るような。
息が苦しくなって、ようやく離れたそのあとも、しばらくは二人とも何も言わなかった。
ただ、並んでソファに座って、時を過ごした。

「…なぁ、義.実」
「…うん」
なんだか、妙な背徳感に襲われる。
「…どこにも、行かんでな」
あなたが呟いた。
遠くの一点を見つめているように見えるあなたの目。
吐き出された言葉は、やけに孤独な響きをしていた。
あんなキスをした後だから?
分からないけれど。
「…行かんよ、どこにも」
僕とあなたの間には、境界線がある。
あなたは確かに僕の側へ侵入してきたはずなのに、
僕は今、初めてあなたを遠くに感じていた。

なんか不完全燃焼ですいません

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