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芸人 とんねるず 木梨憲武×石橋貴明

生、某美容室のママ×次女。というか御大2人。
猿スレ住人に捧ぐ。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 上手いこと作ってあるもんだと思った。いい女を見ると抱きたくなる、いい乳を見ると揉みたくなる。気付いた時には手がしっかりと掴んでいたのだからしょうがない。
 先に女装のメイクを済ませた、あろうことか相方の(しかしながら偽物の)胸を堂々と真ん前から揉んでしまった。
「うっわ、柔らけえ…」
「なに揉んでんだよ!」
 男の理想と、何か柔かい詰め物が入っていると思われるそこはムニムニと掴み心地がいい。よくできてるなと感心する。最近の美術さんはすげえな。むらっとしたのが楽屋の中で良かった。人前でこんなことをやっていたら完全に変人扱いだな。

「いつまで揉んでんのよ…離しなさいよっ」
 偽物の胸を触られている当の本人は腕を無理矢理剥がそうとしてくる。あんたも半分笑ってんじゃんか。
「いいじゃんか~海苔ちゃんのケチぃ」
「うるさい、乳を揉まれて黙ってらんないわよ」
 綺麗に化粧をして目がチカチカするシルバーのロングドレスに身を包んでいても中身は男、板についたオカマ喋りで俺の顔を思いっきり押し退け抵抗してくる。

だんだん楽しくなってきて、くすくす笑いながら相撲かプロレスのように押したり引いたりしてお互いの体を押し付けあった。
 上背も体格も俺のがあるってのに海苔竹は負けず嫌いだから一歩も引こうとしない。ぐいぐい体を押し付けてくる。こういうところは昔っから一個も変わんねえな。そういえば高校時代からこんな悪ふざけばっかりして遊んでたっけ。全然進歩ねえな、俺らって。
 そんな他所事を考えていた隙に海苔竹がえいっと体当たりしてきた。ついたたらを踏んで床の上に転がってしまう、派手に背中を打った。

「痛えな…、」
「ははは」
 背中の痛みに眉を顰めつつ、ちぇっ、負けたかと思い上を見上げればいつの間にかそこには海苔竹が。
 ん、上に乗ってねえか?かっ…顔が近えよっ!
 気付いた時にはもう遅かった。俺の上に馬乗りになった海苔竹が唇を押し付けてくる。そのうち口ん中に舌まで入ってきて、意図せずディープキス。驚きのあまり抵抗するのを忘れていた。
「ッ…のっ、海苔ちゃんっ!!」
「多化秋が悪いんだからな」
 睨みつけてみてもいつも一緒にいるこいつには全く効かないことにまで頭はいかず、少々パニック気味。俺の腕を掴んで離さない海苔竹は俺の頭上で悠々と笑っている。さっきまで海苔竹の唇の上で眩く輝いていたピンク色は少し薄く滲んでいた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
この2人の話を書いたのは実に7年振りでした。


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