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野球 二塁手と遊撃手 「ゆめ/うつつ」

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

丹タ刊な二人です。
モデルはいますが、ちゃんと調べず、勢いで書いたので、
好きな二人で想像して頂けたら。

フィールド場に自分とその人以外、誰もいなかったから
これが夢だとすぐに気がついた。

フィールドを照らす照明。
眩しい明りの帳の先に、深い藍色の空。

背の低い自分よりも、更に少し背の低いその人は、
いつも通り自分の左側に立って、ホ一ム.ベ―スの方向を見ていた。
見慣れた景色だ、と安心したのも束の間。
ついこの前、彼の復帰に長い時間を要すると聞いた時の、重たい衝撃を思い出す。

だから、これは夢だ。
もう一度、認識する。

彼の名を呼んだ。
彼はちらりと目線をこちらに向けた。
夢なのに、それだけで自分の顔が自然と緩む。

だから自信を持って誓った。

「任せてください」
彼はいつもの様に表情ひとつ変えない。
でも聞いてるのがわかる。
ずっと近くにいた。

「大丈夫ですから。だからしっかり直して戻って来てください」

やはり彼は表情ひとつ変えない。
だが。
彼の唇がかすかに開いた。

目の前には白い天井しかなかった。

あれ、ついさっきまで。もう一度彼の名を呼んだ。
目の前には、やはり天井。
はっとして、誰かに見らてれるわけでもないのにうつ伏せになって、シーツに顔を押し付ける。
…夢だった…。夢の中とはいえ…。
会えたことを嬉しく思う自分が、大人げなく…恥ずかしかった。

顔を上げると、チカチカと光るものに気付く。枕元に置いてあった携帯だ。
手を伸ばして画面を見ると、つい先ほど夢で会った、その人の名が光っていた。
慌てて体を起こし、通話のボタンを押した。
一体何故。いつ。
なぜか正座をしながら、彼が出るのを待つ。
ふと「未明の時間帯だ」と気付いた丁度その時、呼び出し音が途切れた。

「わ…、あの、すみません!」
反射的に謝ってしまった。
夢で会ったからとはいえ、寝惚けていたとはいえ、安静にしなければいけない人に対し、
こんな時間に電話をかけるなんて非常識にも程がある。

目を瞑り、叱咤を、もしくは無言のまま切られることを覚悟した。
だが相手は眠そうな声で一言呟いた。

「ん、任せる」

そしてすぐに、通話が切れた。

耳から携.帯を離し、呆然と液晶画面を眺めた。
まさか、彼も同じ夢を…。

「わーっ!」
自分のそんな考えに慌てて、再びシーツに顔を埋めた。

彼が戻って来たら、確認してみようか。
…絶対聞けないだろうけど。

携.帯を握ったその手に、ぎゅっと力を込めた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
改行規制かかったので、ナンバリングをミスりました。すみません。

本音を言えば、すぐにでも戻って来て欲しいんだ…!


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