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レイトン教授シリーズ レイトン×ルーク

某ナゾトキゲームの英国紳士×助手

歳の差スレの姐さん方に捧ぐ
37歳大学教授×13歳少年です

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

調子悪いので携帯からorz

自分の気持ちは知っている。
君の気持ちも、知っている。

それでも、私は…私にできる事は…

むむむと腕組みをしたまま、テーブルの上を睨み付けている彼の姿を、
開いた本の影からそっと見つめる。
窓から差す夕日が、栗色の髪を、丸い瞳を、柔らかい頬を、可愛い小鼻を、小さな指先を、
そしてその先にある、ぷっくりとした唇を、茜色に染め上げる。
彼の視線の先にあるのは、三角や四角に切り取られた大小の木片がいくつか。
タングラムと呼ばれる、古典的なパズルである。

今日は土曜日ですよ!と、彼が嬉しそうに研究室に入ってきたのは、確か正午を少しすぎた頃だった。
カフェテラスで昼食のサンドイッチを食べながらパズルのことを話し
(この時、「何でもすぐに謎と結びつけるの、先生の悪い癖ですよ!」と怒られてしまったが)、
挑戦したいと強請む彼の為に、コレクションの中からパズルを引っ張り出したのが3時間程前の話。
最初は軽々と解いていた様だが、徐々に悩む時間が増えてゆき、
難題の数問を残して、今は完全に手が止まってしまっている。

ヒントも求めず、うんうん唸ったり、腕を組んで頬を膨らましたり、ちょこちょことピースを組み替えながら
考え続けているところを見ると、どうやらこの謎は気に入っていただけた様だ。
さっきは怒られてしまったが、こうやって出される謎に嬉しそうに飛びついてくるのは、君の方ではないのかね?
思わず口元に笑みが浮かぶ。

何かを思いついたのだろう、ふいに伸びた彼の右手が、パズルピースに影を落とす。
これはいけない。私は部屋の灯りを付ける為、窓前のデスクから立ち上がった。

「…あ!ありがとうございます、先生」
パッと明るくなった部屋に気づき、少し慌てた様に彼が言う。
「おっと、邪魔をしてしまったかな?」
私の言葉に、彼はいいえと頭を振り、笑みを浮かべた。
「随分悩んでいる様だけど、その謎は解けそうかい?」
そう言いながら、彼の隣に腰を下ろす。
「うーん…ねぇ先生、この謎にも、ちゃんと答えはあるんですよね?」
「もちろん、謎は解けるから謎なのだよ」
彼の問いに答えると、ですよね、と小さく呟いて、彼は再び視線を落とした。

小さなうなじがちらりと覗く。
触れたい衝動をポーカーフェイスで押さえ込み、先ほどまで手にしていた本を再び開く。
ひょこひょこと動く頭、それに伴ってちらちらと見え隠れする、睫毛、首筋、耳たぶ…
本当に、私は一体どうしてしまったと言うのだ。
もう本の内容など頭に入ってこない。
この子と出会い交流を深めるにつれ、胸を支配する様になった感情に、私は未だに慣れないでいた。
いや、慣れてしまっては困るのだ。この子と出合った、あの日と同じに戻さねば…

「あー、もう外は真っ暗ですね」
いつの間にそんなに時間が経っていたのだろう、彼の言葉につられて窓に目を向けると、
暗く塗りこめられた窓ガラスに、彼と私の姿が映っていた。
「ふふふ、ちょっと夢中になりすぎた様だね。そろそろ帰ろう。お家の方も心配しておられるよ」
「はい、先生」
そう素直に返すと、彼はテーブルの上を片付け始めた。
何なら持って帰って遊んでも良い、と言ったのだが、
「いいんです。明日またここへ来て、再挑戦しますから!」と、ケースを元あった場所へ戻した。
明日も来るのかと、うっかり顔が綻ぶ。

研究室を後にし、二人で車に乗り込むと、彼の家へ向かった。
今日の事や今週起こった小事件などを話しながら、のんびりと車を走らせる。
楽しそうに、時々軽口を叩きながら、ニコニコと話していた彼だったが、
家が近づくにつれ、段々口数が減っていく。
そしてついに、車は家の前へと到着した。

「さぁ、着いたよ」
ブレーキを引いて彼の方を見ると、彼は浮かない顔でこちらを見ていた。
どうしたんだい、と彼の名を呼ぶと、「はい」と気の無い返事が返ってくる。
もう一度名を呼び、彼の頭をなでる。
「あの、先生…」と、おずおずと彼は口を開いた。
「先生、今日は楽しかったです。ありがとうございました」
うんと頷き、先を促す。
「それでその…今日が楽しすぎて、先生とお別れするのが寂しくて…」
「私も、今日は楽しかったし、君とお別れするのは寂しい。でも、明日も来るのだろう?」
「そうですけど…そうですけど、でも、寂しいものは寂しいんです!」
彼はぷうと口を膨らませて、少し怒ったような素振りでそう言った。
ほんの一時離れる事も寂しがってくれる彼に、抱きしめたいという衝動を押さえ込み、頭をなでる。

と、突然彼が抱きついてきた。鼓動が跳ねる。
「どうしたんだい、驚くじゃないか」
冷静を装い、静かに問いかける。
彼は首を小さく横に振り、腕に力を込める。
そして、えへへと笑いながらゆっくり体を離した。

「それじゃあ、先生、おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ。良い夢を」
家の前に立つ彼に小さく手を振り、静かに車を発進させた。

自分の気持ちは知っている。
君の気持ちも、知っている。

それでも、私にできる事は、
ただ、全てに気づかない振りをして、君の成長を見守るだけ。
腕の中で小さく小さく呟かれた「好きです」という言葉も、風の音で聞こえなかった事にする。

胸の中を、何か苦いものが流れた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

英国紳士分と生意気少年分が足りなかった…
文章書くのが久々すぎて、読みづらかったらごめんなさい

  • 良い! 良いです(>▽<)英国紳士大好きなので、書いて貰えるのが嬉しいです! -- ケミ子? 2009-05-21 (木) 10:42:45

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