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黒子のバスケ 笠松×黄瀬 「Amazing grace」

黒子のバスケで笠松×黄瀬
海常カップル再登場記念SSです
付き合って数年経った設定。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

白い雲がふわりと浮いた真っ青な空の下、すこやかに伸びた芝生が広がっている。
やわらかく輝く日ざしに照らされた木々が描くレース模様の影を眺めながら、
黄瀬と笠松はふたりきりで座っていた。
ねえ、と傍らのぬくもりにしなだれかかりつつ、黄瀬がささやきかける。

「幸男さん…オレ、あなたなしじゃきっと生きてけないっス」
「いきなり何言ってんだ、バーカ。…ああ、おれもおまえなしじゃ、きっと無理だ」
苦笑しつつ、そっと黄瀬の肩に手を回して笠松がそう応えれば。

「~っ!」
「うわ、泣くな!ったく…しょーがねぇな」
引き寄せて抱き締めれば、黄瀬の頭は笠松の肩のくぼみにぴったりはまって。
ああ、こうなるほど長くおれ達はいっしょにいるのかと、笠松は幸せなため息をついた。

「そう思っててくれるなんて…。嬉しいっス、めっちゃ嬉しいっス」
ぽろぽろと水晶のようにすきとおった涙をこぼして、黄瀬がうっとりささやく。
喉元をくすぐる、甘いその声に理性をぐらつかされつつ、笠松はなんとか平静をよそおって応える。

「どれだけいっしょにいると思ってんだ。おれは、絶対涼太を離さねえ。…離れちまいそうになってもな」
広がる芝生よりも柔らかな、陽光に透けてきらめく黄瀬の髪を梳きつつ、笠松は穏やかに語りかけた。

「オレも、離れてなんかあげないっスよ。…こんな気持ちいい場所、誰にもあげない」
猫のように笠松の胸に擦り寄って丸まり、ほほえんでつぶやく黄瀬と、
やさしく彼を抱き締め、そのさらさらした髪に頬を寄せ、こみあげる愛しさに目を閉じる笠松。

輝き映える初夏の日ざしに包まれたふたりの姿は。
数多の画家が筆をふるおうとも、再現すること叶わない。
このひとときだけの、妙なる調和。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

黄瀬と幸男さんは互いにとってのAmazing grace
19Q冒頭は私にとってのAmazing grace
幸男さんの足首がたまりません…!

  • 青峰のチンコデカソウ -- ゆうや? 2011-05-31 (火) 12:09:43
  • 青峰のチンコデカソウ -- ゆうや? 2011-05-31 (火) 12:09:47

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