キャラキング オードリーのアメリカン親父 「夕方」
更新日: 2011-01-12 (水) 00:25:05
伽羅王・大鳥の米親父
ほんわかっぽく書いたつもりです
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「明日は、うちの息子を、よろしゅうお願いします。頼みますよ」
親父が頭を下げれば下げるほど、イラついた。
一丁前にできた保護者ヅラして、俺のチームメイトに頭下げて・・・
けど、俺が口に出したところで、親父が動じるはずもなかった。
「そろそろ帰るか」
「・・・ああ」
こう見えて糞真面目な親父は、昔から仕事ばっかりで、酒も飲まないし、甘い物食ってるとこも見たことない。
その癖、収入はかなり微妙。
俺は、親父みたいになりたくなくて、収入の安定したスポーツ選手を目指そうと思い、社会人アメフトチームに入った。
そして明日は、俺の初試合。
「練習はどうだ」
「まあ、ぼちぼち・・・」
「試合とはな、日々の積み重ねを見せる時だ。それでも駄目なら、ハートでいくことだ」
「もういいよ。これ以上、プレッシャーかけさせんなって」
「・・・すまない」
いつもどおりの無口な感じだったけど、俺は何となく、親父の歩幅に合わせて、ゆっくり歩いた。
「そこの店、寄っていいか」
「は?」
「ほら、前に『新しいスパイクが欲しい』って言ってただろう」
「あぁ・・・」
「お前、こうでもないと、一緒に出かけないからな」
・・・覚えてたんだ。
確かに、前にスパイクをせびったことがある。
初試合にかける熱意を、知って欲しかっただけだけど。
「・・・あ、あのさ」
「ん?」
「帰りにさ、その・・・アイスとか、食わねえ?」
「・・・暑いしな」
親父につられて、笑ってた。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
お粗末さまです。ありがとうございました。
このページのURL: