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天地人 上杉景虎×上杉景勝

                   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  日曜8時の時代劇ネタだよ
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  トラカツと言う名の永尾↑杉萌えのトラ様な話
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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蔭寅に嫡子が生まれた。
幸いにして母子ともに健やかに三月を迎えたので、蔭勝は鐘継を伴って館を訪れた。蔭寅夫妻と花が嫁ぐのに伴って館を移った戦闘院も打ち揃い、賑やかなひとときとなった。
が。
「しかし、めでたいことだが殿のほうはいかが相成っておるのだ」
「まことに。我らが殿と蔭寅様はひとつ違い。殿の嫁御の話もあって良いころあいと思うのだが」
「いや、それは御美城様の深いお考えが」
「なんだ、それは」
↑田衆が一同に集まると姦しい。那珂城の一郭で座り込んでは酒を囲んで、蔭勝の身の上を勝手に案じてああでもないこうでもないと言い放ち始める。
「なんぞ、良い話でも聞き及んだか」
「いや、わしの考えじゃがの」
「ほおー。ただの絵空事か」
始めはそれでも声を潜めていたのだが、心安い仲間内に次第に声音は大きく会話は遠慮のないものとなっていく。
「じゃが、もはや猶予もなるまい。殿には明日にでも家中からおなごを呼んで仕えさせるべきではないのか」
「いや、そこは肝心の殿はどうなんじゃ」
「おお、それよ。おい鐘継、お前、なんぞ知らんか」
「いや、わたしはその、何も…」
「なんじゃ。余禄も知らんのか。やはり殿はおなごとはご縁がないのかのう」
「よもや、いまだ女の味を知らぬというのではあるまいな」
「おい、いい加減にせぬか」
少々下世話に傾いた話の行方に、謹厳実直な雅吉が止めに入る。
「殿の御身を手前勝手な噂話で語るな。不敬だぞ」

「怒るな怒るな。雅吉とて気になるであろう。殿はまことは誰とも触れ合ったことがないのでは、と」
しかし酔いも絡んだ男たちの戯言は簡単にやむものではない。さらに怪しく際どくなる。
「いやいや、殿は戦はともかくおなごにはとんと疎いからのう。こればかりは相手から仕掛けてくるわけにもゆくまいし、 案外、まっこと知らぬのではないか」
「確かに。この粕画山で殿に強引に迫る者など、有り得んわ」
どっと笑い声があがったのと、めきり、と不自然に背後の床板がきしんだのはほぼ同時だった。
一同はなんの身構えもなしに笑いながら振り返った。と、弛んだ顔が凍りつく。
「と、殿」
ひきつった声音は誰のものか。
だが呼ばれた側もひどくぎこちない。片足を踏みしめ過ぎたせいで傾いた肩をぎくしゃくと起こす。
「いや。――いや、すまぬ。邪魔をした」
常よりもさらに動きの鈍い口でそれだけをようやく言うと、蔭勝はその場から逃げだす。
否。立ち去ろうと、した。
がたたん、とまたもや音を立ててつんのめったかと思うと、↑田衆のあるじは床に手をついて座り込んでいた。
「殿!」
あきらかに動揺している姿に何か声をかけねばと一同、焦るが後が続かない。そうした視線を一身に背負いながら蔭勝は無言で立ちあがる。気まずい空気の中、もはや面も向けず立ち去る背中は、ひどく疲れて見えた。
影継が呆然と呟く。
「まさか。……図星であったか」
「何がだ」
だが空気を読まない比佐英の突っ込みは、雅吉と鐘継によって力づくで封じられた。

珍しく花が同万丸に付き添ってやすんでしまったので、蔭寅は蝋燭の灯だけを頼りに夜のしじまを過ごしていた。
ひとり沈思することには慣れている。だが決して心地よいものとはなりえない。
ただひとりほの暗い部屋に座っていると、馴染んだ孤独が身を取り巻いて気持がふさぐ。まるでかつて身を苛んでいた暗い闇のように。
心を呑みこもうとする暗い感情から逃れるために、蔭寅は先に館を訪れた義理の兄弟を思い起こした。
しかし思い浮かぶのは、妹に抱かれた甥を覗き込んでいる姿ではなく。我が手に捕らわれ惑い、珍しく心の内を露わにした顔だった。

たった一度、戯れに触れた。
それはひどく他愛のないもので、心の通い合いなどはない様々な要因が重なり合った末の偶さかの出来事。ひととき腕の中に閉じ込め唇を奪った、それだけのこと。
なのにそのひとときを蔭寅は忘れずにいる。そしてそれは、恐らく蔭勝も同じだろうと思う。
おかしなことだ、と蔭寅は笑った。
自分には花という最愛の妻がいる。嫡男はわが分身だ。
蔭勝はと言えば、生真面目な武骨者で周囲をひたりと忠義者たちが固めていてその姿勢は揺るぎがない。仮初めの縁につながる者の悪戯に心動かされるはずもない。
けれど、だからこそ彼の者に無体な真似を仕掛けたのはおのれひとりと確信するゆえか。
なんの因果か、このような思いに囚われたまま今に至っている。
自嘲しながら、今一度彼の者が目の前に差し出されたならば手を伸ばしてしまうだろうと蔭寅は自覚していた。
愚かしい衝動が身を灼くのを感じ、半ばそのような機会が二度とは訪れまいことを願いながら。

意外な偶然が再び訪れたきっかけは、戦のさなかだった。
美城様が出兵を決めて植過軍が打ち揃って越中に向うという時。
こうるさい↑田衆の子犬が初陣を飾るという話は聞かずとも耳に入っていた。
そうして敵と小競り合いをした際、子犬は無様な失態を演じたという。
これはその被害を蒙った故の家臣の口から直接聞いたものだ。他意はない。心の内で鐘継を失笑し、あれを信じる蔭勝に対し軽侮とも憐みともつかぬ情を抱いたが、それだけだった。
そのはずだった。
だが不徳の限りというべきか。日頃の↑田衆への蔑みの感情がおのが態度に滲んでいたのか、それとも当人たちが考えているより美城様の養子二人の家臣の反目は強かったというのか。
陣中で不祥事が起こった。
蔭寅の家臣と↑田衆の出水沢と鐘継が刃傷沙汰を起こしたのだ。
思わぬ不測の事態に、蔭寅は呆然とした。
諍いの元を辿れば、蔭寅の家臣、評語が野犬に蔭勝の幼名をつけて追い回していたのを出水沢と鐘継が知ってしまったことだという。
遂には口論となり、抜刀した鐘継が評語に切りかかったのだ。
訳を知ってしまえば素知らぬふりはできなかった。
相も変らぬ、主君を大事に囲みながらその実、当人たちの気持ちを置き去りにして互いに相食む郎党どもに嫌気が差したが、 だからこそ放っておけばさらに蔭勝との距離は拓くだけ。あの寡黙な男はわが手の届かぬところに去っていくだろう。

懸念はすぐさま現実となった。
評定の場でも蔭勝は常と変わりなく平静だった。諍いの元と顔を合わせたとて彼はこちらを責めるでもなく、胸に波打つ感情をすべて内に押し込めて、努めて意識を眼前のいくさ場に向けているようだ。美城様を挟んで相対していても彼の件には全く触れることはない。ただ、傍らにいつも控えていた子犬の姿がなく、代わりに別の郎党が付き従っているという違いがあるだけで。

蔭寅は苛立った。蔭勝の陣へ赴いてでもなんとか二人で会いたかった。無論そんな真似はかなうはずもない。
いたずらに日数は過ぎ、ついに弁明の弁明の機会は失われた。
刃傷沙汰を起こした↑田衆の二人が押し込めとなり、事は美城様の裁定を待つよりほかになくなったのである。
おのれにできるのは何もない。
それでも軍議の折りに蔭勝を捉まえて声をかけた。
だが。

「人の家臣の心配など無用じゃ」

差し出した手は掴まれることなく振り払われた。
意外な思いを隠せず蔭勝を見直したが、続く言葉に頬が熱くなった。
「今は小事に捉われず、次なる戦にむけて一丸となるべき時。いかがか」
おのが好意を無碍にされたことより、家臣同士の諍いという小事にこだわるおのれを卑小と指摘されたのが痛かった。
蔭寅はおのれを恥じた。
見誤った。
蔭勝は一家臣の去就に心をかける男ではなかったのだ。
居心地の悪い思いを隠し、逃げるようにその場を後にする。蔭勝の顔を窺うこともできなかった。
闇に沈む廊下を歩みながら、蔭寅は先刻の言葉をただ悔いていた。

結果として、刀を抜いた↑田の二人に美城様の沙汰が下り彼らは謹慎となった。
そうして、また決して触れ合わない距離を保ったよそよそしい二人の養子の何事もない日々が始まる…はずだった。
だが。
陣屋で遇う蔭勝は相変わらず無表情で何を考えているかもわからぬ風だった。傍目には。だが端然と、あるいは人知れずぼんやりとさえしているのが、どうにも様子が違うのに蔭寅は気づいた。翻せば、蔭寅は軍中で顔を合わせる都度、彼の者の様子を窺う癖がついてしまっているというわけだが。
落ち着いたたたずまい。戦に向ける関心も高く判断も的確なのに、一段きつい緊張が蔭勝を取り巻いている。
原因はこれまで傍に傅いていた子犬の不在。

鐘継がいない。
それだけで意識せぬまま、荒れてひどく尖った心を剥き出しにしている。
やはり。あれを気にしているのではないか。
蔭寅は先のわだかまりが溶けると同時に、ひそかなさざ波が胸に起こるのを感じた。
謹慎して引き離された火口鐘継という郎党一人のせいで、蔭勝は表情を取り繕うことに懸命だ。しかも蔭寅が気づいたように、自身装うことに失敗していると知りつつどうにもできず、近しい↑田衆をも遠ざけ一人孤独の淵に沈んでいる。
そんな落ち着かない野の獣のようなさまに、心が動いた。

雪深い奈々尾の陣中。
蔭勝がこのところ近習さえもそばに寄せずにいることは聞き知っていた。守り固い本陣において御曹司の身は安泰ということだろう。まさか上に立つ者が守護すべき者を手に掛けようとは思いもしまい。
ほら、このように。
いとも容易く蔭勝の陣へ導かれ、目当ての者の姿を見つけた蔭寅はうっすらと微笑んだ。物思いに耽っているのかわずかに俯いて立つ蔭勝は闖入者に気づかない。
静やかに歩み寄ると、ようやく目の前に射した影に人の気配を感じてか、顔をあげる。
「かげ、寅殿」
こちらを向いた面は、不意を突かれてか無防備に頼りなくみえた。
「このようなところへ…。何か、火急の変事でも?」
問いかけて、ならば子飼いの郎党が先に告げるはずと思い直し口を噤んだ、その機を捉え蔭寅は一息に間合いを詰めた。触れあうばかりに近づく。見下ろすと、わずかに身を引いて視線を合わせた。
ふっ、と蔭寅が笑んだのを見て蔭勝は首をかしげた。既に最前の警戒は解けている。
「蔭寅殿?いかがした」
「何を、惑うておられる」
笑んだまま、低く問う。瞬時に蔭勝の頬が強ばった。
「――っ。何も」
「傍に子犬がおらぬが、それほど不安か」

言下に否定するのに重ねて切り込むと、眦を吊り上げて睨み据えた。
「埒もない」
短く吐き捨てて踵を返そうとする。それを蔭寅は腕を掴むことで引き留めた。
「離せっ」
力任せに振りほどくのをさらに引き寄せ、耳元に囁く。
「そうして。常になく声を荒げているのをご存じか。いつもよりはるかに多弁なのは、気のせいではあるまい」
びくり、と体が竦むのを捕えた腕で感じる。蔭勝がおのが言葉に揺れるのは愉快だ。だが同時に苛立つ心も隠せない。
滅多に見られぬ蔭勝の感情の起伏は、この場にいない鐘継が齎したもの。
今ここで対峙しているおのれは、何なのだ。
苛立ちは衝動となって蔭寅を突き動かす。掴んだ腕を離さぬままその身を抱え込んだ。
「何を――っ」
あげかけた言葉を唇をふさぐことでとどめ、今一度言を継ぐ。
「たかが一家臣。死んだわけでもあるまいし、そのように心に掛けるなど不用であろう」
「ふざけるなっ」
「ふざけているのはそなただ。目の前にいるのはわしだ。今、そなたを腕に抱いているのはこの蔭寅ぞ」
その言葉におのれの状態を自覚してか蔭勝が慌てたように身じろいだ。だが蔭寅は抱く腕に力をこめて逃さなかった。首筋に顔を埋め唇で肌をなぞりながら続ける。
「いかに心安い者とて、ただの郎党ではないか。それとも。深い仲だとでも言うつもりか」
「――!馬鹿なことを」
虚を突かれたかのような呟きに蔭寅は満足した。身を起こし蔭勝に再び口づける。深く食もうとして、蔭勝の腕に押しとどめられた。
間近で息をつく蔭勝は目元を赤く染めていたが、それでもこちらを見据えるまなざしはきつく光を失っていなかった。
「なにゆえ、このような真似を。そなたには――」
短く吐いて先を言えず唇を引き結ぶ。

あとに続くはずの言葉をたがわず察して、蔭寅は笑った。
「花も同万も愛おしい。わしにとっては大事だ」
だが、と唇を歪める。
「そなたを見ていると、身に衝動が起こる。近侍の↑田衆に囲まれているのを見ていると何やら落ち着かぬ」
恐らく、それは自身が持ち得ぬものゆえ。わかっていながらも、身に生じる熱は散じがたい。
「それだけで腕を伸ばすのはおかしいか。世の理に反していようと、誰かを欲したことはないのか」
詰るように問うて、その言葉の虚しさに自嘲する。
ふいに訪れた心の隙間を埋めるように誰かを求めたことなど。ないのだろう、彼には。
未だ女の影も見当たらない。その上、幼くして実父を失い、嫁いだ妹と共に実母が彼の元から離れても、蔭勝はひとりではない。
彼を守り慕う者どもが常につき従うゆえに。たとえ蔭勝が寂しさをひととき感じたとしても、それは真の孤独ではないのだ。
「そのようなもの、感じたことはない。わしは御美城様の目指す義をお助けするのみ」
蔭寅の思いがけなく激しい口調にとまどいを見せたものの、蔭勝は迷わず言い放った。
「その援けとなるのが我が郎党。鐘継は大事な一人だ」
予想どおりの蔭勝の答え。
傍から見たならば妻子のある蔭寅は蔭勝よりはるかに前途のある身に感じられよう。主君であり父でもある堅信公の覚えもめでたい。だがそうして人に囲まれていてさえ、ふとした折に胸に冷えた塊を感じてしまうのだ。
そうして、不可思議な孤独にさいなまれた時に脳裏を過ぎるのはこの年下の義兄弟だった。
だが蔭寅の屈折した心が通じることはない。特に、今の蔭勝には届かない。
それでも、と望むことはできなかった。

蔭寅の手から力が抜ける。蔭勝がすっと離れ、手にしたはずの温もりが失われていく。
それをどこか遠くに感じつつ、ふいに思う。
おのれは、なんと欲深なことか。↑杉のすべてが欲しいのか。そうでないと安堵しないのか。
蔭勝を手にしたなら、おのれは永遠の安らぎを得られるのだろうか。胸によぎる一抹の不安は消えてなくなるのだろうか。
手痛い拒絶にあっても尚、浅ましく考えるおのれに自嘲する。
それでも。
傍らにあるべき者と離されて、珍しく悲愴な空気を身にまとい、惑う心を持て余している今の彼に付け入るのは、あまりにも無体に思えた。
欲が深いだけでなく非道な真似をするのは、いかにも憚られる。
大事な家臣が手元に帰ったおりにでも。
まだ、時はあるだろう。

御美城様が亡くなった。

蔭寅にとって、その事実を認めるのは容易ではなかった。
↑杉の跡目は蔭勝と決まった。そのことに何ら疑義はないはずだというのに、心穏やかならぬはいかなるわけか。
ざわめくのは我が心だけではない。家中は、早くも我を跡目にと推す者と蔭勝を上に戴く者とで反目が露わになり、当人同士も互いの間は深く隔たれ、意を通じ合うことは叶わない。
見えない対立が高まる中、恐ろしいほどの孤独が我が身を苛む。
ほんの少し前までは何もかもを手にして満たされていたはずなのに、一夜にしてすべてが失われてしまったかのようだ。
御美城様の慈愛も戦闘院様の慈しみも花の細やかな愛情も、同万丸の無垢な信頼も。色褪せ、消えていく。
ただ、蔭勝が我よりも上に立つというだけで。いや、上に立つゆえではない。上に立つことで我から決して手の届かない場所へ去ってしまったゆえにだ。
それと同時に足元がぐずぐずと崩れて定まらぬ。心が冷えて、母の、花の言葉さえもわが胸に響かない。
身内の裏切りと孤独の不安の中にあったおのれに、敬愛する父と優しき母とおのが仕える守るべき家と愛する女とおのれの血を受けた子と、温かく柔らかな心のすべてをもたらした永尾↑杉家。
そのうちにあってただ一人離れた位置にあった存在。
あれをも強引に捉えることを、欲が深すぎると戒め、為さなかった。
それは誤りであったのか。
ただひとつ、蔭勝の心を無理やりに拓くことを抑えた。そのことがこれまでわが手にしたはずのものを全て打ち崩してしまったというのか。
そしておのれは、再び孤独と鬱屈の闇に沈まねばならぬ。

そなたとは、御屋形様に共にお仕えすることを至上としている。そなたには、花と良い夫婦になることを心から願っておる

かつて直接に蔭勝の口から引き出した言葉。
それを信じたは浅はかであったのか。

い、や。
戦闘院様は美城様のご遺言を継ぎ、蔭勝を跡目と立てていこうとされてはいる。だがそれはご遺言ゆえのこと。わしに隔意があってのことではないのだ。そして花は未だ我が妻。同万丸もいる。
なんということはないではないか。
そうして今ある事態をひとつひとつ確かめて。
愕然とする。
これはいったい何の為だ?
このように考えることがそも、疑心に揺れているのではないか。
欲深であるのに、愚かだ。
度し難い。
度し難いほど愚かだった。

――夏季埼が蔭勝の館に夜討ちを仕掛けたのは、その夜のことである。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ いろいろともうスミマセン
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カツ様サイドは無しで進行してますがそれはわざとだと思うと幸せになれるよ!なれるよ!orzorz
13話本編と被っているエピが一部ありましたが、その辺はスルー推奨。書き直す気力アリマセン


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