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L'Arc~en~Ciel 健鉄前提の雪健?

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                     |  虹バンドの健鉄前提の雪健?だモナー
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  結婚ネタ嫌いな人は注意
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「珍しいよね、健ちゃんから誘ってくるの」
「んー…まぁたまにはね」

ベッドサイドの明かりが乱れたシーツを柔らかく照らす。
雪広は上半身を起こすとサイドボードの煙草に手を伸ばした。
少しずつ汗が引いていく体にタオルケットを巻きつけて、健はうつ伏せに寝返り枕に顔を沈める。

そう頻繁ではない健と雪広の逢瀬は、灰度に鉄にも秘密だ。
灰に抱かれる雪広と鉄を抱く健。
些細なきっかけと好奇心でお互いいつもの役割と違う方を試してみたら思いの外具合がよかった。
それから時折こうして逢っては体を重ねている。
恋人だなんて甘い関係ではない。
束縛も嫉妬もない。
互いの体の熱を貪り合うただそれだけの関係。

「ねぇ健ちゃん……聞いた?」
「何を?」
どこか遠慮がちな響きを含ませた雪広の問いに、健が顔を上げぬままくぐもった声で応じた。
「…………鉄くんが結婚するって」
「あぁ。鉄から聞いたよ」
「それでなの?」
「何が?」
「今日うちに来たの」
「ちゃうよ」
雪とシタイなーと思って、と健が雪広の顔を見上げてにぃと笑って見せた。
「…でも、いいの?」
「ええんちゃうの?結婚歴どころかバツ付きの俺がどの面下げて『結婚するな』って言うたらええのよw」
「そうだけど…。まさか鉄くんが結婚するなんて思わなかった」
「そう?俺はあの子と付き合い始めてすぐ思ったよ。きっとこの子は鉄の人生を変える子やなーって」
少し遠い目をして健が微笑う。
「鉄さぁ、結婚するって言った時目に涙いっぱい溜めて泣きそうな顔してて。
何でそんな顔してんの、幸せそうな顔しないとあの子に失礼やろって俺が言うたら『健ちゃんごめん』ってぽろぽろ泣いて…」
あんなんで大丈夫なんかなぁと呟くその表情がひどく痛々しくて、雪広は健から視線を外して煙を吐き出した。
「………健ちゃんは寂しくないの」
「寂しくないわけやないけど」
「けど?」
「どんなに俺が頑張っても鉄の結婚相手にはなれへんやん。やきもち焼いてもしゃーないやろ?
今更結婚で壊れるよな関係ちゃうと思ってるし…それにあの子はどんなに望んでも鉄の幼馴染にはなれへん」

だから鉄が幸せになってくれればいい。
そう言いきった彼は、自分がどんな表情をしているのか気づいていないんだろう。
(そんな切ない顔して強がり言っちゃって…)
心の中でそう独りごちた雪広は、少し微笑って健の頭をくしゃくしゃと撫でた。
今日くらいはこの意地っ張りな人を甘やかしてやるか。

「ねぇ、健ちゃんってさぁ」
「うん?」
「鉄くんにだけはすっごく年上ぶるよねw」
「うっさいわ」

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切ない健ちゃんが書きたかったのに…あれ??


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