オリジナル 「そんな幸せ」
更新日: 2011-01-12 (水) 00:23:29
レポート締め切りとかそういう期限がせまってくるとssが書きたくなる不思議
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
酸素が足りない。
けど、この男の前でぜーはーぜーはー息を荒らすのは
なんとなく格好がつかない気がするので、我慢して細く息を吐いて誤魔化す。
これだけ全部晒しといて、格好がつかないとかプライド持つのもおかしいけど。
「なあ」熱っぽい視線で見下ろしてくるその男が言う。
「・・・なに」今、必死で息整えてんだけど、と心のなかで舌打ちする。
「もっかい、やりたいんだけど」
「しね」君も割りと息が絶え絶えじゃないか。
「最後まで聞けよ。だけど、お前もう限界だろうし、俺も動くのしんどい」
じゃあ何だよ、と視線で促すと、彼は苦笑交じりに自分の下を見ながら言った。
「でも、俺の、まだこんなんなんだ」
軽く上体をあげてそれを見ると、先ほど僕の中で果てたはずのそれが、軽く熱を取り戻し始めていた。化け物か。
だからさ、と彼が笑って続ける。「だからさ、舐めてくんね?」
「・・・ドン引きー」投げやりにいうと、彼が吹き出した。
「なんで。前はやってくれたじゃねぇか」
「あのときは、風呂はいったばっか、だったろ」そう言うと、おまえ!と彼がまた大げさに笑う。
「汚いもの扱いかよ」まあ汚ぇけど!おまえそんなの気にしてたの、と続ける彼に、
なにをいってるんだ、と心底嫌そうな顔をしてみせて答える。
「だって、それ、ついさっきまで僕ん中はいってたんだぞ」
それだけ言って、彼の身体を押しのけて少し離れてうつ伏せに寝転ぶ。もう眠い。
「はあ?」押しのけたのに、彼がまた後ろから抱きしめてくる。「そっちかよ」
表情は見えないけど、彼がまだ薄く笑ってるのが、振動で伝わってくる。
わらうなよ。と僕は思う。彼が笑ってるとわかると、寝る時間が惜しく感じてしまう。もうすこし起きててもいいかな、なんて。
──でももうこちとら瞼が限界なんです、ねかせてください。
思考がうすれてきて、声に出すのが億劫になる。
彼も僕が酷く眠たがってるのを察したようだ。わかったよ、おやすみ、と言いながら首にキスされた。だから、きみ、それが余計。
「あ」ぼんやりとした意識のなかで、これは言わないと、と思って必死に言葉を出す。
「どした?」
「ぼくが熟睡したら」瞼をがんばって薄く開いて、眠りに落ちるのを防ぐ。「なかの、出しといて」
熟睡したら?と彼は笑う。「今は駄目なのか?」
「いま、やったら、また」感じちゃうだろ、と、最後まで言えたのか言えてないのかのぎりぎりのところで、意識が消えた。
翌朝。
「・・・普通、人が寝てる最中に、やるかなぁ」信じられない、というと、
最後まで起きなかったお前が信じられねぇよ、と笑って返された。それはたしかに自分でもビックリだよ。
「言っとくけど、ちゃんとお前がよく眠るまで待ったんだからな」
彼にも少しの罪悪感があるようだった。弁明しながらも、少ししょぼくれた表情をしてる。
「そろそろいいかな、って思って指いれたんだけど、そしたら気持ち良さそうにしたから」
恥ずかしさ込みで頭をはたいてやると、そんなに怒ってないことが彼にも伝わったらしい。
「痛」といいながら嬉しそうに笑った。そのまま頬をつねって横に伸ばしてやる。よく伸びるほっぺただ。
「ごめんにゃひゃい、いたいれす」と目に皺をつくって笑う彼を見ながら、ああ、と僕は思う。
ああ、結局のところ、僕は君が笑ってくれるなら割となんでもいいのかもしれないなあ。
もみほぐした頬を戻して、軽くキスする。「今回だけは許してやろう」といいながら立ち上がろうとしたら、
腰に激痛がはしったので、やっぱりそのあと平手打ちしてやった。
こんなじゃれ合う朝が、割と好きだ。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
さあレポートの作業にもどるんだ>どこぞのくされじょし
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