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芸人 チュートリアル徳井×ナインティナイン矢部 「徳井と矢部のダラダラ日記3」

谷部がヘビースモーカーらしい(ウィキ参照)のに萌えたので投下します
銘柄は知らないので自分が吸ってるものでご勘弁を

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

空気が淀んでいる。

深呼吸のように肺に送り込み、ゆっくりと吐き出す。
染み渡る感覚に目を閉じ、谷部は何本目とも分からぬ煙草に浸かっていた。

「うわあぁー…空気わるぅー……」
仕事から帰ってきた特異はリビングに入ってきた途端顔をしかめ、パタパタと片手で空気を払いのけた。
そのまま換気をしに窓へ直行する。
「自分やって吸うとるやん。さぶいから閉めて」
「あんたは吸い過ぎなの」
許容量を超えた灰皿を見て特異は呆れた。この人の主食は煙草なのだろうか。
「もうちょい減らして下さいよ。絶対に毒ですって」
「どこの新妻や。誰が健康になりたくて吸ってんねん」
「じゃあ、この特異と煙草の2択やったらどっち取りますの」
「煙草」
当たり前のように返ってきた言葉に特異は軽く目眩を感じた。
そこまでハッキリ言われると悲しいものがある。窓を閉め、谷部の隣に座った。
「うそうそ。おまえやって」
笑いながら頬をなぜられる。気持ち良くて目を閉じると口元に柔らかく温かいものを感じた。
彼はふいにキスしてくる事が多かった。心地良い意識の中、煙草の味が彼を主張する。
このまま溶けてしまえばいいのに。

「…ポーノレモーノレ?マイナー?」
唇を甘噛みする谷部を横目に彼の煙草の箱を手に取る。
「さぁ。でもコンビニあんま置いてへんね…この安煙草」
スッと特異から離れ、谷部は雑誌を読みはじめた。ずるいな、その気にさせて放置とは。
後ろから体育座りのような格好で谷部を抱え込み首元に顔を埋める。
彼の体温が眠りを誘う。
性欲はそこそこ、しかし今回は疲労に軍配が上がった。

気づくと目の前にいつもの首筋が映った。
やわらかなシーツの感触に特異は記憶を手繰りよせる。
あのあと完全に意識を飛ばしたらしく、どうやら谷部が寝室まで鉛の体を引きずった様だ。
温かいベッドで彼に抱きかかえられて、覚醒手前のなんとも言えぬ心地良さに埋もれる、
この時間が特異は好きだった。
好きなだけに実に離れがたいが、今日は朝から仕事である。
名残惜しくも体を起こし寝起きの気だるさに唸っていると、寝ているとばかり思っていた谷部の声がした。
「おはようさん。おつかれさん」
「あーーー…おはよ……うん………寝たから大分楽…」
頭をぽんぽんと叩かれ、寝室を出る谷部をノロノロと追った。

食パンを胃に詰め込みながら支度をする。
谷部はというとまだ時間に余裕があるらしく、早速朝の一服に浸っていた。
「谷部さんさ、今日夜何時終わり」
「10時ぐらい」
「じゃあさ、夜エッチしよ。昨日逃した」
「疲労困憊やったくせに。絶対勃たんかったで」
笑う谷部にこっちも可笑しくなってきた。
当たらずとも遠からず、最中に寝てしまったら今後ネタにされてしまうだろう。
玄関を出ようとした時、彼に煙草を渡された。
訳が分からずに谷部を見つめれば、ただふわりと笑いリビングに戻ってしまった。

「休憩1時間入りまーす」
4時間の収録のあと、特異はようやく楽屋に戻った。
相方の服田はまだ戻っておらず、しんとした部屋に寝転び煙草に火をつける。
ふと、谷部に渡された煙草を思い出し、手に持っていた煙草を消した。
ポーノレモーノレに火をつける。
谷部がうまそうにこいつを吸う様を思い出す。
深呼吸のように肺に送り込み、ゆっくりと吐き出す。
染み渡る感覚に目を閉じ、煙草に浸かった。ジリジリと葉を焼く音が静かな部屋に響く。

こういう事か。
彼なのだ。香りも味もすべてが谷部を鮮明にする。
肺が彼で満たされ、血液と脳に回り、体を駆け巡る。
キスを思い出し、特異はおもむろに口元に手をやった。
「おつかれー。弁当弁当……あれ」
戻ってきた服田が彼を感じ取る。
「おまえ煙草変えた?」
「んー…?」
「なにこれ。売ってる?」
赤い箱を手に取り、まじまじと見つめている。
「谷部さん。ええやろ」
「ふぅん。谷部さんねー」
服田は早々に興味を弁当に移し、特異がニヤリと笑ったことに気づかなかった。
煙草じゃ物足りないが、恋しくなった時に活躍してもらおう。

ああ早く、彼に会いたい。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

↑真上のナンバリングミスりました失礼!
煙草で満足^p^安上がりな男・特異…もうちょい華を持たせてやりたい
毎度インドアですいません スペースありがとうございました


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