芸人 どりあんず堤×千原ジュニア
更新日: 2011-01-12 (水) 00:21:11
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
ゲイニン土利杏子のシシミ×血腹ズニア妄想文です。
ネタ元は「ズニアのすすめの処/刑/の/す/す/め」トークからですが、
100%フィクションでございます。。
<1>
「つ/つ/みィッッ!」
久しぶりに会えたと思った瞬間、案の定俺は盛大にど突かれて思わず「すみませ
ん兄さん」と情けない声を出すしかなかった。いきなり出会い頭に叱られること
はよくあるけれど、久々の逢瀬でマックスまで上がっていた俺のテンションがガ
タ落ちするのは不可抗力だった。
兄さんから電話がかかってきたのは深夜11時を回った頃だった。
ちなみに兄さんとは今をときめくお笑い芸人、千/原/ジ/ュ/ニ/ア/さんのことだ。
ダ/ウ/ン/タ/ウ/ンさんや島/田/紳/助さんの後を継ぐのはこの人しかいないとい
う評価もあるほどセンスと技術のある人で、俺は兄さんを心底尊敬している。
そんな人から電話がかかってくるということだけでもまだ無名芸人な俺にとって
は本当に身に余る光栄なのだけれども、それ以上に俺たちにはもっと人に言えな
い関係があった。
――あ……っ、
一番最後に逢瀬を重ねた時の兄さんの声が脳裏をよぎり、その瞬間に俺の股間は
現金な反応を示す。
俺はごちゃごちゃと雑多に物が置いてあるテーブルの上で兄さん専用の着信音を
鳴らす携帯電話に手を伸ばしつつ、一週間前のことに思いを馳せていた。
――やめぇやっ、……もっ、つつ……みィッ!
目元を赤くして身を捩るその人。兄さんは「もうキツイ」と嫌がる素振りを見せ
るけれど、本当はもっと追い詰められたいんだってことを知っている。逃げ場が
ないとこまで追い込まれて、何もかも搾り取られて、しまいには気絶するような
セックスが兄さんは好きだ。指一本まで動かせなくなるぐらいむちゃくちゃに抱
かれることを好むその人は、自称"ドM"である。
<2>
――そう、俺たちはいわゆる"そういう関係"だった。恋仲というか、セフレとい
うか、「俺たちどないな関係やねん」なんてお互いはっきりと示し合わせたこと
はないけれども、セックスをしちゃうような、普通の関係ではないことは確かで
ある。何かのライブで俺のことを兄さんは「ほぼ365日一緒におる奴」と形容
していたけれど、さすがに365日は冗談だとして、それでも一週間に一度以上
は顔を合わせて体を重ねる関係だった。
今日はちょうど「もう一週間も兄さんに会っとらん」と凹んでいたところで、同
居人にウジウジすんなやと呆れられていたりしたとこだった。
テレビでは毎日のようにその姿を確認出来るけれど、やっぱり直接会って抱き締
めたいと思うのが男じゃなかろうか。忙しい人だからこちらから予定を聞くこと
なんて不相応だから絶対にしないけど、それでも「兄さんに次会えるのはいつか
いな」とそわそわしていた今夜。
兄さん専用の着信音が鳴った瞬間、同居人が苦笑するほど俺の肩が跳ね上がった
のは仕方がないと言えるだろう。
すごく嬉しいけれど、あまりにも声を弾ませて電話に出るときっと兄さんから鬱
陶しがられりと思って、出来るだけ平静を装って電話に出た。
「……はい」
受話器からは兄さんの少し疲れた声。
「おう、俺いま日テレの仕事終わってんねんけどいまお前どこにおる?」
「あ、家です」
どこにおる?って聞かれただけで、次に続く兄さんの言葉が分かるから俺の鼓動
は早くなる。
「飯、食った?」
「いえ、まだですけど……」
「じゃあ飯食いに行こうや」
「はい!」
<3>
最後だけはどうしても元気の良い返事になってしまった。兄さんが苦笑する気配を受話器の向こうから感じつつも、
俺は名残惜しく電話を切る。
待ち合わせは兄さんのマンションになった。兄さんは後20分ほどで着くというから俺も10分後ぐらいには家を
出ないといけないのだけれど。俺は浮かれつつも、自分がまだジャージにボサボサ頭だということに気付いた。
(風呂入らな……!)
咄嗟にそう思った。久々のデートだ。どうせならばっちり決めていきたい。
10分しか支度する時間はないのだけれど、久方振りに愛しい人に会うんだからこればっかりは譲れない。
(えーと、シャンプーに二分、体洗うのに三分、髪乾かすのに一分で、三十秒で髪セットして……)
途中、計算してる時間が勿体無いということに気付いて、とりあえず風呂に入ることにした。
この時、面倒がらずにちゃんと時間の計算をしておけば、後で兄さんに雷を落とされることもなかったのだけれど。
――お風呂自体はそれこそ10分以内に上がって、後は服を着てバイクで兄さんのマンションに駆けつけるだけだった。
俺の誤算は、服を選ぶ時間を計算に入れていなかったということだ。
「俺のドルガバのシャツはぁッ!?」
俺がクローゼットを覗きながらそう悲痛な声をあげた時、「ん?」と言って振り向いた同居人が正にそのドルガバの
シャツを着ていた。
「なんでお前が着とうとや!」
思わず博多弁丸出しになって同居人に食いかかるも、俺が泣きそうな顔をしていた為か同居人は怯むというより申し訳
なさそうな顔で「あ、ごめんなさい」とスルメイカをかじりながら呟いた。
「あああ~っ、これ着ようと思っとったのに!」
頭を抱えながらも仕方ないから他の候補を探す。しかし代わりにしようと思ったスウェットもカットソーも見当たらない。
「俺の白いスウェットと黒のカットソーは……ッ!?」
またもや悲痛な絶叫をあげると同居人は申し訳なさそうに「たぶん洗濯機の中……」と零した。
<4>
「えああッ?!」
ドルガバの服はクリーニングにしか出さないと決めているのに。やはり泣きそうな顔で同居人を睨むと、マイペースな
同居人は「これ食べる?」と言った体(てい)でかじりかけのスルメイカを俺に差し出してきた。
俺はもうそれこそ涙目で愕然とするしか出来なくて、それでも服は選ばないといけないから悩みに悩んだ末、高級レス
トランにも入れそうな真新しいカッターシャツにネクタイを締めて出掛けることにした。下にはドルガバのパンツを合
わせる。
そしてようやく家を出て駐輪場に着いた時、腕時計を忘れたことに気がついた。
しかし取りに帰る時間が勿体無いのでもうそのまま出発することにする。兄さんとの待ち合わせにどれだけ遅れるのか
確認する余裕もなく、とにかくバイクを発車させる。
途中兄さんから着信があって、路肩にバイクを止め慌てて電話に出ると、受話器からはのんびりとした兄さんの声が聞
こえてきた。
「おう、いまどの辺?」
「あっ、いま兄さんのマンションと俺んちの間ぐらいです……っ!」
「そうかあ、分かった。気ぃつけて来いよ」
兄さんはそれだけ言うとあっさりと電話を切ったのだが、俺は同居人への怒りが完全に帳消しになるぐらい、その声だけ
でうなぎ登りにテンションをあげた。
(もうすぐ会える……!)
兄さんの声は普通だったからそれ程遅れていないのかもしれない。それどころか"気ぃつけて"と気使ってくれる優しい兄
さん。嬉しくてどうしようもなく鼓動が高鳴る。胸が弾んで「フン」と興奮の鼻息を吐き出すと、俺は再びバイクを発車
させた。
それから五分ほどで兄さんのマンションに到着して、俺は駐輪場にバイクを停めると合い鍵を持って兄さんの部屋まで猛
ダッシュした。
(会ったらやっぱり真っ先に抱きつこうかいなあ)
そんな幸せな予感にウキウキとしつつ兄さんの部屋に到着して、呼び出すのも悪いから合い鍵で部屋に入る。
「兄さーん!」
しかし玄関の明かりが点いてない時点で、部屋に兄さんはいないということに気づいた。
(あれ?)
<5>
そこで俺は「ちょっと待てよ」と自分自身に言い聞かせた。
(もしかして気付かんだけで玄関で待ってた……?)
よくよく考えたら二人で食事にいくのだから、下で待っていてもおかしくない。
もしそうだとしたら吹きさらしの中、深夜だというのにたった一人でかなりの時間待たせていることになる。
俺は若干焦りつつマンションの玄関へと行きよりも猛ダッシュで戻っていった。
(兄さーん……ッ?)
具体的な時間は確認してないけれど、もう結構な時間兄さんを待たせている筈だ。今度こそ会えるようにと念を送るように
兄さんの名を呼んでみたけれど、しかしその玄関にも兄さんはいなかった。
(あれ……?)
なぜいないのだろう。東京の夜の中、煌々とそびえ立つ高級マンションの玄関には、猫一匹すらいなかった。
俺はある予感に目眩を覚え始めていた。遅刻とかよりももっと深刻で、全然違う、別の予感。すごく胸騒ぎがして俺は一人焦
り出す。
(………もしかして、……………事故……?)
その瞬間サアアと全身から血の気が引いていくのが分かって、俺はいてもたってもいられず駐輪場に停めたバイクに跨りエン
ジンをかけ兄さんを探しに行くことにした。
俺の頭の中はもう頭から血を流して気を失った兄さんの妄想でいっぱいになっていた。なんでいきなりそんな突飛な発想にな
るのかと普通ならツッコまれてもおかしくないのかもしれないけれど、兄さんの場合は前科があるから洒落にならないのだ。
というか普段からも、兄さんがふいに姿を消したり、時には靴紐が切れただけとか、何か事ある度に嫌な予感がよぎってしまう
のは半ばもう俺の癖になりかけている。
<6>
いつもの発作を収めるように、無事でいて下さい、と祈るように目を瞑って俺はバイクを発車させようとした、その時だった。
自慢のドルガバ製パンツの後ろポケットに入れた携帯が兄さん専用の着信音と共に震え出したから、俺はいっぱいいっぱいに
なりながらそれを取り出した。震える指で通話ボタンを押して、「無事ですか!?」とか言いたいことが沢山ありすぎてうま
く言葉に出来ないでいると、電話が通じるなり俺の第一声を待たず兄さんの怒号が飛ぶ。
「いまどこやッ!」
「えっ、あ、」
さっきとあまりのテンションの違いに俺はテンパってうまく言葉が紡げなかった。
元気過ぎる兄さんの声。とりあえず頭から血は流していないようだ。そして兄さんがめちゃくちゃ怒っている、ということだけ
はとにかく分かった。
「兄さんのマンションの、その……、げ、玄関にいます……!」
「そっち裏やろおがッ、俺おるのは正門の方やっ!どんだけ待たしとんと思とんねん!はよこっち来いやあッッ!」
「あっ!は、はい……ッ!」
元気どころか今なら殺しても死なないような勢いだった。もう俺はそれこそ限界までテンパって、泣きそうになりながらバイク
で正門へと急いだ。
そして、冒頭の「つ/つ/みィッッ!」に戻る。
とにかく会うなり、一通り兄さんが溜め込んでいた怒りを全てまくしたてられて、俺はしゅんと小さくなるしかなかった。抱き
つくどころの騒ぎじゃない。30分も待ってんねんぞとか、なんで小洒落たネクタイしとんねんとか、なんで車で飯食い行くの
にバイクで正門来んねんとか、とにかくすごい勢いだった。
<7>
そして結局食事には行ったものの、兄さんの機嫌はめちゃくちゃ悪くて、俺と一言も口をきいてくれなくて、最悪な雰囲気のまま
食事を終えてまたマンションへと戻ってきた。
俺はもう「今日は無理やな」と考えてた。兄さんとかどうにかなるような甘い空気は一切ない。早めに退散するのがきっと一番い
いと思って、マンションに着くなり「ご馳走様でした」とだけ言ってバイクの停めてある駐輪場へと行こうとしたのだが。
車を降りようとした瞬間、一張羅のYシャツの裾を掴まれて。
驚いた俺が振り返ると、相変わらず不機嫌なままの兄さんが「今日はとことんお前をど突かんと気がすまんわ。部屋に寄っていけ」
と一言。
ああ、説教されるんやなと思ってしょぼんとうなだれながら兄さんの後をついていくと、兄さんは部屋に入ってすぐソファーにドカ
ッと腰をかけて、「エアコン。テレビ。電気。」と言った。
「は、はい」
言われるまま部屋の明かりをつけ、テレビをつけ、エアコンを稼働させる。
言いつけを終えてちらっと上目使いで兄さんを見上げると、フンと怖い顔で俺を見下す兄さん。どうするか考えあぐねているようだ。
「お前には……お仕置きが必要やな」
「お、お仕置きっすか……」
ソファーで持て余すように長い足を組む兄さんのその言葉の続きを、俺は床に正座した状態で恐る恐る待つことにした。
「そうやなあ……」
兄さんはジャックナイフ時代を思わせる怖~い顔で視線を泳がせて何やら思案する。
「とりあえず……その小洒落たネクタイで、俺を縛ってもらおうか」
「えっ!?」
このドルガバのネクタイで兄さんを縛る。ツッコミどころが多いその言葉に、俺は一瞬どう反応していいか分からなかった。俺は芸人
のクセに反射神経が悪い。だから「お前はダメやねん」と言われてしまうのだろうか。
とりあえず数秒の間にものすごく頭をフル回転させて、一番兄さんの逆鱗に触れないような言葉を探した。
<8>
「あ、の……、縛れば、いいんですね」
兄さんは自らの顎をクイと動かして「そうや」という反応を示す。
「ど、どこを………」
そう言った瞬間兄さんの左眉がピクリと上がって、それはそれは低い声でこう言った。
「ネクタイで亀甲縛り出来るかあ…?縛れるっつったらせいぜい手首ぐらいやろ……」
「あ、て、手首ですね」
俺は自分のつけていたネクタイを解くと、「失礼します」と言って後ろ手に兄さんの両手首を縛った。縛るのは特技なのでなんら問題なく
出来るのだが、ドルガバのネクタイは皺だらけになっていた。この地味なダメージが"お仕置き"なんだろうかなんて考えてしまう。
縛り終えると次に兄さんは「乳首舐めろや」と言ってきた。俺にとっては嬉しいだけでお仕置きでもなんでもないけど、兄さんが怖いので
言われるがまま俺は兄さんの乳首を舐めることにした。
兄さんの着ている黒のスウェットを裾から捲りあげて白い肌を露わにすると、小さな突起にそろそろと舌を這わす。左胸の乳首を吸ったり
舌で転がしたりすると、やがて兄さんの口から甘い吐息が零れ始めた。兄さんが小さく身悶えするからそれに合わせて上質なソファーが衣
擦れの音を出す。
「ふぅ……っ、……ん」
兄さんの前髪が揺れて俺はそれを上目使いで見つめる。すごくエロいから俺の股関はすぐに元気になってしまって、パンツのチャックを下
ろして前を緩めようと思ったのに、俺がそこに手を這わした瞬間、兄さんはピシャリと「ダメや」と言い捨てた。
その剣幕に驚いて俺は強めに乳首を噛んでしまい、どちらかというと痛いのも好きな兄さんは悦びの声をあげて肩をビクンと跳ね上げる。
「あァ……ッ!」
<9>
俺は仕方なくそのまま乳首を舐め続けることにした。とにかく股関に触るのはNGらしい。なんとなく、"お仕置き"の意味が分かってきた
ような気がする。
両胸が俺の唾液でぐっちょり濡れそぼった頃、今度は兄さんは「しゃぶれ」と言い出した。俺は従順に兄さんのいきり立ったものをズボン
から取り出し、思い切りよく口に含む。完全に勃起していたソレは俺の口内には全部入りきらず、とにかく亀頭と茎は別々に愛撫するしか
なかった。
俺の股関も限界まで張り詰めていて、下手すると先走りがパンツにまで染み込んでいるかもしれないと思った。自慢のドルガバ製パンツが
我慢汁で汚れるというのも、地味にダメージが大きい。
頑張って奉仕しているとやがて兄さんの声は益々大きくなって、ほどなくして俺の口の中で果てた。俺は迷うことなく兄さんの放ったもの
を綺麗に全て飲み干す。溜まっていたのかかなり濃い味だったけれど、それだけオナニーも浮気もしてないってことなので俺からしたら嬉
しいことだ。
兄さんは暫く息を荒くしていたけれど、一度ハアと大きく息をついて上下する肩を落ち着かせ、そして未だ中腰で兄さんを見上げていた俺
を見ると、「お仕置き終わり」と言ってニヤリと笑った。
そして続けてトドメとばかりに「帰れ」と一言。
「えっ!!」
その時の俺の声は本当に情けなかった。子犬が腹を蹴られたような、可哀想な声。
「か、帰れって……」
ぷるぷる震える俺を見て、兄さんはとても上機嫌だ。
「おう、お仕置き終わったんやから帰れ。あ、これは解いていけよ」
そう言って手首を俺に見せつける。
俺は半泣きで兄さんのネクタイを解いて、唇を噛みながらも「帰れ」コールをする兄さんに一礼して兄さんのマンションを後にするしかな
かった。
我慢出来ずにマンションの駐輪場でオナニーしてしまったのは兄さんには内緒の話。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
なんかズニアがSっぽくなってしまったけどヘタレなシシミが書けて満足です。
ここまでお付き合いありがとうございました!
- おもしろかったです。 -- ゆみゆみ? 2009-04-28 (火) 21:50:42
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