Top/45-504

オードリー 春日×若林

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |   芸/人 オー/ドリーの粕×和歌だモナー
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  論派ー寝起き前話だって
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「なんでここにいるんだよ」
目の前に立っていたのはさっきまで舞台に立っていた相方だった。
ホテルに到着。明日も早い。このまま泥のように眠って朝を迎えるはずだった。
それよりにより,明日は朝イチで論派―の寝起きドッキリなのだ。
こいつ、粕画はなにがなんでも部屋に戻って就寝してもらわないと困る。
テレビ番組に出始めたはこのほんの何ヶ月間の出来事。
まさかテロ朝の看板番組のコーナーに出れるようになるなんて、万年M-1、2回戦落ちの糞虫以下のポンコツ芸人の俺たちには信じがたい状況だ。
コーナーは簡単、論部―さんと阿保木さんが寝起きの粕画を襲って写真を撮るというだけだ。
その直後俺が登場して、「早朝ドッキリでした!」・・・のはずだったのだけれど・・・
ホテルにチェックインしたのがもう真夜中すぎ、シャワーでも浴びようかと服を脱ぎ始めた時に突然奴が俺の部屋を訪ねて来たのだった。
「なんだよ」
俺の不機嫌な顔を見てもいつも顔色ひとつ変えずズカズカ部屋に上がり込んでくる。
「あーもー、明日早いだろ?こっちもネタまとめとくからさっさと帰れ」
「和歌囃子、風呂に入ろう」
・・・人の話を真面目に聞いたためしがないのは慣れているけれど・・・・
「馬鹿!!!」
いつのまにか粕画はトランクス一丁になっていた。
舞台の上の姿勢とはまた違う、自信を湛えた笑み。胸こそ張っていないけれど、こいつの根拠のない自身に、俺はいつも挫かされ、打ちのめされ、相方がポンコツ扱いされたあげく、どうにかこうにか形になったのだった。
もがき続けて、血へどはいて、はいつくばって、もう俺達、論派ーのどっきりだぞ!
わかってんのか、このポンコツ!!

「わーか、ばやしー」
呆気にとられているうちに粕画はユニットバスに湯を張っていた。
「早く入ろう」
「・・・・・なんで別々の部屋取ってまで同じ風呂入んなきゃいけねぇんだよ!」
「同じ部屋なら、風呂も一緒に入れるだろう?」
当然、といったいつものあの表情。
この根拠のない自信。
俺は大学を出て30になる今までずっとこの無意識過剰男と20代という華々しいはずの年代を通り過ぎてきた。実際は地獄だった。
同級生が結婚して子供作って家建てて、それでも俺らはオーディションでスベり、ネタ見せでスベり、たまのライブや営業やライブでスベってきた。
それでも粕画はキセキなんていうのはそのうちやってくるものだと悠長だった。俺にはそう見えた。
俺がいくら当たり散らして「解散!」と言い出したところで、粕画は俺のあとをおってくる。これのくりかえし。
俺はこいつの保護者じゃねぇぞ!
それでも今の漫才のカタチを見つけたとき、突破口が見えて、キセキが起きた。
俺たちはドロップできた。メビウスの輪からドロップしたのだ。遂に!
それでも粕画は変わらなかった。
俺には自信過剰で、頑固で、でも従順だった。
それは学生時代から変わらない、変わらないんだ!

はーい、お客さんかゆいところはございませんか?」
「泡が垂れ来て見えねぇんだけど・・・」
クソ狭いユニットバスの浴槽で粕画は俺にシャンプーを施していた。
自分も一緒に洗ってるもんだからぼたぼた泡が体に落ちてくる。
・・・・・・なにやってんだ俺・・・・
「じゃぁ、そろそろ流しますかね」
粕画が俺の言うことを絶対聞くように、俺は粕画のやることにあらがえない部分がある。
絶対こいつを操縦するのは俺だという認識が強くあって、こいつを誰より面白くするのは俺以外いない。
でも、でも、じゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ
シャワーの水流が視線を遮る。
髪や、体の泡が流れおちていき、狭い浴槽内は出しっぱなしのシャワーの湯気が視界をぼやかす。
「じゃ、こっち向いて」
「あ・・・」
生返事をする前に粕画が俺の身体をひっくり返して、向かい合う格好になっていた。
ブスッとした表情の俺の顔を両手で包みこんで一瞬、触れるだけのキス。

「なにすんだよこの馬鹿!!」
「なにって、キスですよ」
「わかってるよ!殺すぞコノ野郎!!」
狭い浴槽から勢いよく立ちあがろうとしたものの、足もとが滑っておぼつかない。
すると粕画がゆっくり立ち上がって俺を抱きしめた。
「なにそんなに慌ててるのかね?」
「あ、慌ててねーよ。お前がいきなり、そんな、風呂入ろうとか、なんか言い出すから・・・」
別に俺たちが「そういうこと」になったのは今に始まったことではないので、俺の言っていることは支離滅裂だ。
つまり、朝までに帰らないと、ドッキリが、
とはいえこのことを本人に伝えるのはトップシークレットであり、ガチ企画なのだ。
時計を見ると、もう2時を回っていた。

浴室を出て、バスタオルを肩にかけた粕画はマッパでペットボトルの水を飲み干していた。
参った。
こいつが自分の泊まるのなんて今に始まったことじゃない。
今更追い出す理由も見つからない。

俺は浴室の洗面台でどうにかして奴を朝までに部屋に帰らせる術を考えていた。
でもこういう時に限ってなにもいい案が思い浮かばない。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

「こっち来ないと風邪ひくぞ」
突然粕画が俺を引きずってベッドの上に放り投げた。
そして、あたりまえのように、儀式のようにまた軽いキス。
なんでこいつはこうして当たり前にズカズカ俺の入ってくるんだ?
それを拒めない俺はなんなんだ?
こいつをコントロールできるのは俺だけだ。
こいつを面白くしてやれるのは俺だけだ。
だからこいつは俺のものなのだ。

俺のものなのに、この所有物はさっきから体中にキスをしてくる。
撫でまわしてくる。
舌で乳首を転がされて、思わず声が出る。
「・・・・ばかっ・・・」
駄目だ、いつものパターンだ、このままだと明日のロケが・・・・
「ん?他になにか考えてるわけ?」
粕画のあの、真っ直ぐすぎる眼光が俺を覗きこむ。
「和歌囃子、上の空ですね」
体制を変え、ひざまずいた粕画が俺の股間に顔を埋めた。

「わ、ちょちょ、そこはダメだって!!」
「粕画といる時、他の人のこと考えてた?」
舌でイカされるのかと思ったが、粕画は俺のイチモツを掴んで詰問してきた。
勝手を知ってる粕画の手の動きは緩急が絶妙で、、、正直、、、自分でする時より絶妙だった。
「なにそんなにうわのそらなの?答えなさい」
「別に、そんなんじゃねぇよ・・・はぁ、ちょと、粕画、やめろって・・・」
「じゃあ、なに?」
「だから、ちょっと疲れてて」
「ふーん・・・」
手の動きが止まり粕画は立ち上がり、腰かけていた俺を押し倒した。
そして腰をもちあげ、いきなり、そこ、後ろに指を突っ込んできた。
「なぁにすんだよ!ばか!!離せ。ちょ・・・粕・・・」
「和歌囃子が粕画に隠し事なんかするからですよ」
右手は相変わらず俺のイチモツを擦りあげ、左手は指を蠢かす。
覆い被されるともうダメだ・・・
肌と肌が密着して、息が交じる。

でもかすかに蒸気しながらも攻めている粕画の表情は余裕があった。かき回されている指が、確実に俺の中の前立腺を刺激した。
「わ、ちょ、、、ちょ・・・やばいんだけど・・・粕画っ」
「どうですか?」
「どうもこう・・・はぁ、このヘンタイ!!!!」
「そうですよ、粕画は変態ですけど。こんなんで感じてる和歌囃子さんの方が」
粕画の指が、手の動きが一層激しくなる
「変態だと思うんですけどね」
ダメだ・・・出そうだ・・・
「で、なに?」
「ちょっと・・・粕・・・ティッシュ・・・」
「なんか隠し事があるでしょう?言わないとイカせてあげませんよ」
粕画の両手の動きが緩やかになっていく。
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
なんで俺が、こんな性欲のバケモノの言うことを・・・・ダメだ、もう、

「このあと、お前の部屋に早朝ドッキリが・・・・だから、帰ってくれ・・・・」
息も切れ切れにそう呟くと、粕画は「ほう」と呟き、ティッシュで手を拭きながら洗面所に入っていった。

「じゃあ、この部屋にはいれないわけか」
「・・・おう」
「マズイな」
「だから、帰れよ、今晩は」
「わかった」
すると粕画は驚くほど速く荷物をまとめて部屋をあとにした。
やっと、ほっとした・・・けれど。
「覚えてろよ、あの馬鹿野郎」
悪態をつくのは奴が部屋が去った後に呟くのが精いっぱいだった。


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