天体戦士 青×赤
更新日: 2011-01-12 (水) 00:20:33
某太陽のヒーローアニメにて雨のヒーロー(というかホスト)が出てきたので、
つい妄想が暴走してしまい一気に書き上げてしまいました。
自家発電な青×赤ですが、同じ青×赤好きに届くと嬉しいです。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「仲間だったから信頼されてるって事なんだろーけどよ、ちょっとは警戒してくれよな」
赤いマスクを二割増し程度いつもより赤くして、気持ちよさそうに寝息をたてている赤を見て青は苦笑するしかなかった。
青のマンションで赤と青は思い出話に花をさかせつつ飲んでいたのだが、赤が静かになったと思ったら酔いつぶれていた。
足元に転がる酒の缶や瓶の量からみて二人はかなりの量を飲んでいた事が分かる。
赤の名誉の為に言っておくが赤は酒が弱いわけではない、青がホストという仕事上、赤よりも飲みなれているのだ。
いつまでも床に転がしておくわけにはいかないので、青は意趣返しと称して赤をお姫様抱っこでを寝室へと運ぶ。
そしてそっと寝台に寝かせ、自分は寝台に腰をかける。
自分よりも小さい赤とはいえ成人男性を軽々と抱きかかえスマートにやってのけるあたり、ホストをやっているとはいえ彼もまたヒーローだった。
赤は傍若無人であったが憎めない男で、人を惹きつけた。
なんだかんだ言いながら怪人達と仲良くやっており(上司の方針というのもあるのだろうが)、同じヒーロー達からも好かれている。
青はそんな赤が気に入らなかったが、解散してみると赤の周りの奴らが気に入らなかったという事に気がついてしまった。
しかし、その気が無くても惹きつける赤をタチの悪い『嫌な奴』だと青は思う。
太陽に焦がれ空を見上げる者達からの視線を遮る様に、雨雲は空を覆い太陽をすっぽりと隠す。
全て遮ってしまえば太陽が見つめる事ができるのは雨だけ。
そんな独占欲を。
「……お前が俺の気持ち知っているわけねーよな」
一時は忘れようとしていたが、声を聞いて、再会した事により想いはより強固なものへと変貌していた。
青は赤の耳に触れるか触れないかギリギリまで口を近づけて常連の女の子達に囁くような、否、それ以上に甘く。
「俺だけしか見えないようにしてやる」
そのままそっと耳に口付ける。
この時青は気がついてなかった。
二割り増し程度赤かったマスクが更に赤くなっていた事を!!
(……ば、馬鹿野郎っ……///)
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
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