Top/44-374

VitaminX 寄与受 「mosh!」

ベース×悪魔のつもりがただの悪魔受けになってしまった…
痴漢ネタだったりご都合主義なのでダメな方は逃げてください
ちなみにナ/ナ=舜です

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

日差しがジリジリと身体を焦がす、夏の暑い日。
夕方になっても太陽光は和らぐことがない。
…今日は舜率いるヴィジュアル系バンド、「ヴ/ィ/ス/コ/ン/テ/ィ」のライブ当日。
清/春は、別に舜のやっている音楽に興味があるわけではなかった。
ただ、退屈で、面白い事でもあればそれでいいだけ。それだけだった。

アマチュアにしては広いこのライブハウスは、オールスタンディングだ。
…やがて照明が落ち、歓声がライブハウスを揺るがす。
ヴ/ィ/ス/コ/ン/テ/ィの登場。
と、同時に・・・
「うわ!」
雪崩れるように後ろから人が押し寄せ、その波に逆らえずに流される。
清/春は完全にモッシュピットに飲み込まれてしまった。
熱くて、苦しい。何だよこれ!!
それなのに・・・何故か、高揚した。
演奏が始まる。フロアが、揺れる。
無理矢理に乗せられて、それでも舜たちの奏でる音楽に侵されて、
嫌じゃない自分なんて…ありえない。
(こうなったら…とことん暴れてやろうじゃねェのぉ?)

オープニングから二曲目へ、ボルテージの上がるハイテンポな曲が続く。
後ろから押されて、前に寄りかかり、爪先立ちの状態になる。
辛いはずなのに、嫌なはずなのに。
こういうのも悪くはない。
会場の一体感がたまらなくキモチイイ。
(ヤベェよ、これは…)

しっとりとしたバラードを挟んで、続いてのイントロは…一番人気の、アップチューン。
会場のテンションが最高潮に達する。
清/春も汗だくになりながら、拳を掲げ曲に合わせて飛ぶ。
楽しい…
そう、思ったとき。
(えっ?)
後ろから手が伸びてきて清/春のパーカーがめくり上げられる。
モッシュの熱狂感も合わせて、すぐには事態が把握できない。
為すがままに滑らかな腹を撫でられる。
曲はサビに入って、周りは皆狂った様にステージを見つめている。
誰も気付くはずは無い。
(…身動きが、とれねェ)
その手はするすると下に伸び、暴れた事で既にかなり落ちかけているボトムスを、
下着ごと下ろしてしまった。
「…!何すんだよ、テメェ!!」
ライブ用の大型アンプに周りの歓声や歌声。清/春の抗議の声などかき消されてしまう。
背後の男も臆することなく、清/春の双丘を掴み、そして…
「う…あああぁぁっ!」
内部に粘性の高いローションを注入すると、小さな器具を挿れる。
暴れようとしても、周りの熱気で全く動けない。
服を整えられて、男にぴったりと張り付かれたままで、清/春はどうしようもなくなってしまった。

(気持ち悪い…早く、コレを何とかしねぇと…)
何度も抜け出そうとするも、後ろの男に阻まれる。
モッシュピットの熱気と、ライブの爆音と、…徐々に身体を蝕む快楽。
思考が奪われてゆく。
(何で、こんな…ナ/ナのライブなんて、来るんじゃなかった…)
ドラムとベース、低音の響きに恍惚とする。
ただ早く終わることを願う。

アクトが終わっても、解放されることは無かった。
モッシュこそおさまったものの、アンコールがかかり、
清/春は…息も絶え絶えの状態で男に寄りかかっていた。
性器は完全に勃ちあがり、涙を零している。
当然動ける状態ではない。
やがてヴ/ィ/ス/コ/ン/テ/ィのメンバーが戻ってきた。
MCをつとめるのはリーダーの舜。それを、清/春は焦点の合わない目で見る。
「みんな…今日はありがとう」
歓声が起こる。
「俺達の音楽…限界まで楽しんでるよな?」
舜が煽るほど会場は熱を上げてゆく。
「じゃあ…新曲いくぞ!聞いてくれ!!」
その時、何故か、目が合ったような気がした。

新曲はbpmの速い、どこかダークな曲。
エロティックなボーカルに合わせてベースがうねる。
…それを聞く余裕は清/春には無かった。
さっき舜と目が合ったときから…おかしい。体内で道具が蠢いている様な気がする。
それはまるで、清/春の身体に馴染もうとするかのように…
「う…あぁ…」
周りに支えられていなければ立っていられないだろう。
射精していないのに、何度も何度も絶頂感が襲い掛かる。
あまりの快感に涙が流れた。
(もう…ホント、ヤベ…)
清/春の意識が途切れる、その直前。

突然後ろの男が居なくなった。
倒れそうになる清/春の腕を誰かが引っぱり上げ、モッシュピットから連れ出す。
「…カ/ベ」
「大丈夫か?清/春!」
「……」
「とりあえず裏へ行くぞ」
肩を担がれて、何とか裏へ向かう。
「お前に…その、悪戯していたやつはhajimeが表へ連れて行った。今頃は…」
それならそいつに命があるかどうか怪しい。
「とにかく…Emergencyだ。悪く思うな」
楽屋のソファーに横たえられて、ショートパンツと下着を下ろされる。
その刺激だけでもかなりマズい。
「カ/ベっ…見るな、声も聞くんじゃねェ」
「見ないとどうなっているか分からん」
ひくひくと性器が痙攣する。見られていると思うと死にたくなる。
さらに足を持ち上げられ、後ろまで丸見えになる。
「これか…清/春、力を抜け」
「無茶、言うな…あああっ!」
ぬるりと玩具を抜き出され、清/春はまた達した。
解放を求めていた白濁が顔にまで飛ぶ。
そこまでで、清/春の意識はブラックアウトした。

「……」
どうして自分は、こんなところで寝ているんだろう。
気が付くと、心配そうに見つめる舜の顔があった。
「仙/道…」
「…んなシケたツラしてんじゃねーよ。ライブ成功したんだろ?
まっ、オレ様的には超つまんねーけどよー」
「…悪かった。オレがもっと早く気付いていれば、こんな…お前に…」
……。
「なーにマジになっちゃってんの?オレ様がこの程度でへこむと思ったら大間違いだぜ!!」
「仙/道…お前、気付いてないのか?」
何いってんだ、ナ/ナの野郎?
「…泣いてるぞ、お前」
「ハァ?」
気付かなかった。本当に。何で、オレ様が、ここで泣くんだ?
「…これは、別に」
舜は一つため息をつき、立ち上がる。
「今度からは裏で見ろ。絶対だ」
「いやだね」
「何ッ?」
「だって、裏からだったらナ/ナの間抜け面が見えねーじゃん?
そーれーにーぃ、今回みたいな事になっても、すぐに気付いてくれんだろォ?」
「…本気で心配したオレがバカだった…」

その後も、清/春は懲りずにモッシュピットに突っ込んで行って舜をヒヤヒヤさせた。
さらにダイブを覚えて出入り禁止になるのは…もう少し後のことである。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
ありがとうございました。
地の文をナナにするか舜にするかで困りました…


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP