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チーム・バチスタの栄光 役人×愚痴

えーと、年末からぼちぼち書いてたんですがアク禁で駄目でした。
やっと解けたので投下します。>>284姐さんに勇気頂きました。
エロ有りです。ちょっと長いです。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

搭乗医大の件が一段落して、僕と田愚痴先生の共同捜査に一応の幕が降りた。
田愚痴先生…ぐっちーは、最後まで泣いて、結末に悲しんでいたが
それでも、事件の真相が明らかになり、なるべくしてなった結末を見届けて
やっと穏やかな顔を取り戻した。

そして今、グッチーと僕は並んで僕の家の前に居る。

「おじゃましまーす。」
明るい声で挨拶したぐっちーが部屋にあがってくる。靴を揃えようとしているけど、
両手が買い物で塞がってるのでなかなか上手くいかない。
「靴はいいよ。僕が後で直すから。」
「あ、はい。」
「そっちがキッチンねー。」
「はーい。…って、…散らかってますね…。」
「まあねー。」
「普通、誰か来る時って少し片付けないですか?」
「いや、グッチーに素の僕を見て貰いたいなーと思って。」
「…。あの、僕、料理してますから、リビング片付けて下さいね。」
料理の準備を始めるぐっちーを眺めつつ、片付けをする。理由があってそこに置いて
あるんだけど、自分以外には散らかって見えるんだろう。
食材と調理用具を用意し終えたぐっちーが振り返って言う。
「白取さーん。エプロン貸してください。」
「え…。家にはそんなハイカラなもんは置いてないよ?」
「…ハイカラ…。ないんですか。」
仕方ないや、と調理を始める。ぐっちー。後姿を見ながら激しく後悔した。
…しまった…!なんでフリルの純白エプロンでも用意しとかなかったんだ…!
僕の後悔を余所に、キッチンに火が入り、油の温まった匂いが広がった。
本当にどの位振りだろう。家に自分以外の人間が居るなんて。
昨日、夕食の内容を話したら、「野菜が少なすぎます!」と文句を言うので、
「じゃあ作りに来てくれる?」と聞いたらあっさり「いいですよ。」と答えた。
こんなに簡単に家に呼べるなら、もっと早く言えばよかった。

キッチンで料理をするぐっちーの後姿は心なしか楽しげに見える。
自分の家で楽しそうに動く人が居る。それを眺めるのもとても楽しい。
…たまにこんな事があってもいいよな…。たまにじゃなくても全然いいけど。
「白取さん。片付け終わりましたかー?」
「…鋭意継続中でーす。」
しまった。ぐっちーに見とれて手がお留守になってた。
「片付け終わったらお皿用意して下さい。大きいの3つと中くらいを2つ。」
「はあい。」
しばらくして調理が終わり、皿に色々な料理が盛られていった。成る程、宣言通りに
野菜が多い。まあ別に嫌いで食べない訳でもないし、ぐっちーの料理が旨いのは
知ってるので、不満はこれといってない。
テーブルに料理とビールを並べ終わって、2人で座り、一緒に手を合わせて
「いただきます。」と声を揃えた。…ああ、いいな。こういうの。
厚揚げと竹の子の煮物に手を出す。口に含んで、びっくりして思わず声が出た。
「ぐっちー…!」
「はい?」
「…ものすごく旨い…!」
ぐっちーが嬉しそうに笑い、自分の料理を頬張った。自分でも良い出来だったらしい。
鶏肝の七味焼きがまた感心する程旨い。美味しく味わってる横で、ぐっちーが
ビールのタブを開けたので、ジョッキを差し出す。
「…何ですか。」
「何って。注いで、ビール。」
「…当然の様にジョッキ出さないで下さいよ。」
とかぶつぶつ言いながらビールを注いでくれる。…こんなところが可愛いなあ。
ジョッキに注ぎ終わったぐっちーが、自分は缶から直に飲んでいる。
手元のジョッキを見て、飲もうとした手が止まった。
…なんだこれ。

「どうしました?」
「いや…。」
どうしましたって…。ぐっちー。この注ぎ方、完璧すぎないか?
量った様にバランスよく泡とビールが分かれている。きめの細かい泡が、こぼれない
ぴったりの位置で、ジョッキの縁に盛り上がっている。…このスキル。どうしたもんだろう。
いつものビールなのにやけに美味しく感じる。
「ねえ、ぐっちー。」
「はい。」
「僕んとこにお嫁にこない?」
「いきません。」
至って真面目にぐっちーが答える。あながち冗談で言ってる訳でも無いんだけどね。

美味しく料理を味わっている内に、少し汗をかいているのに気がついた。
エアコンが効いているのと、料理とビールで体温が上がった様だ。
羽織ってたものを脱ぎながら横を見ると、ぐっちーもうっすら汗ばんでいる。
「セーター脱いだら?エアコン下げてやんないよー。」
「…はぁい。」
セーターを脱ぐと、小さなぐっちーがまた少し小さめになった気がする。
あまりの可愛さに吹き出すと、ぐっちーが気づいてむくれた顔をした。
「なんですかっ。」
「何にも言ってませんよー?服を脱ぐと縮んでくんだなーとか言ってないよ?」
「今言いましたよ!もー!ちっちゃいちっちゃい言い過ぎなんです!」
「だってちっちゃいんだもん。嘘言ってるんじゃないでしょー?」
「嘘とかそーゆー事じゃないですっ!僕のこと何だと思ってるんですかっ。」
「えー?可愛い恋人だなーと思ってるよ?」
「こっ…!?」
赤くなって絶句するぐっちーを横目にビールを飲む。ああ旨い。
むくれたままビールを飲むぐっちーが横に居て、テーブルには美味しい料理と
冷えたビール。夢みたいな平和な状況に気持ちが柔らかくなる。

皿の上があらかた片付いて、ビールの残りを飲み干す。横で缶から直飲みしている
ぐっちーの喉元が少し赤い。しみじみと眺めてると、居心地悪そうに僕をちらっと見る。
小動物の様な仕種にまた吹き出しそうになるのを堪えた。
見つめるのを辞めない僕に、何だか少し困った様な声でぐっちーが言った。
「あの、…ビール、無くなったから、持ってきますね…。」
「いらないよ。」
何故だか席を立たれるのが嫌で、ぐっちーの手を掴んで止めた。掌に収まる小さな手を
握る。
手を振り解こうとせずに、ぐっちーが座りなおした。
「あの…。」
「ん?」
「あんまり、こーやって、手を握るって、しないですよね…。」
「しなかったね。だから今してるよ。出来ればこれからもしたいなと思ってるよ。」
「あ、あの…。」
少しだけ俯いて、何か言葉を探している様に見える。
手を握ったまま、ちょっと近づくと、顔をあげて口を開いた。
「あの…白取さん、僕…。」
「何?」
続きが聞きたいのに、言葉が止まってしまった。
「言いなよ。何?」
「…。」
「…言わないとキスするよ?」
ぎくっとして、ぐっちーの顔がみるみる赤くなった。耳まで染めて身体を固くしている。
…これで言わないって事は、いいって事だよね?
顔を近づけるとぐっちーがぎゅっと目を瞑った。可愛いけど…。
「ぐっちー。もうちょっとリラックスしてくんない?」
「う…はい…。」
身体が強張るのが少し緩んだのを確認して、唇を重ねた。
小さくて柔らかい官職に、まるで子供と帰すしている様な気分になる。
軽いキスで済ませる気はさらさらないので、次第に深く口付けていく。

戸惑うような舌を絡ませると、掌の中から力が抜けた。流される様に
僕の舌に逆らわず、されるがままに口の中の動きを許している。
キスしたまま、少し身体を支えてゆっくりと押し倒す。「…ん」と小さな声が聞こえた。
嫌がってる風には聞こえない。そっと胸に手を置くとびくんと身体が反応した。
唇を離そうとするのに構わず続ける。心臓の音が手に響いてくる。
早鐘なんてもんじゃない。まるで不整脈を起こしているみたいに震えている。
「んん…!」
胸の上の手を退かせようとぐっちーの手が動く。拒みたいらしいけど応じるのは嫌だ。
もっと触って確かめたい。僕の思考を独り占めするこの存在を確かめて感じたい。
直に肌に触れようとシャツを捲くると、今度ははっきり身をよじって抵抗した。
繋がる唇を振りほどかれ、キスを中断されてしまった。
「しらっ…しらと、…り、さんっ…」
「…なあにぃー?」
「い、い、意思、確認とかっ…せ説明、とかっ…ないん、ですかっ…」
「ええー?こんな時にまでインフォームドコンセントー?ぐっちー真面目すぎー。」
「ここ、心の、準備とか…あの…」
「あー…。どーしてもって言うんなら、これからするコト最初から最後まで口頭で
 説明してもいいけど、面倒だから行為を続行します。以降中止なし。
 わかりましたかー?」
「…ふえぇ…」
情けない声をあげる口をまた塞ぎなおす。シャツの中に手を滑り込ませて撫で上げる。
予想以上の肌の熱さに期待が胸に湧く。小さすぎる胸の突起に指が触れると
ぐっちーの身体が大げさなくらいにびくりと跳ねた。
「んんん!ん、ん…!」
繋がったままの唇から泣いてるような声が漏れる。甘いものが混じった声に
のぼせるみたいに欲が生まれる。…もっとその声が聞きたい。
舌を解き、唇をそっと離すと、はあっと大きな息を吐いた。突起に触れた指を
つっと動かすと、あられもない声をあげた。

「あ…あ!やぁっ…ぁあ…!」
捲り上げたシャツの下、突起を弄る指を止めず、もうひとつに口付ける。
唇と舌で小さな形を確かめて味わっていく。全身を使って呼吸する身体が更に熱くなる。
「…ゃ…やぁ…あっ…白…っあ」
僕の頭をぐっちーが縋るように掴む。力の入らない指が髪をかき混ぜる。
まるで拙い愛撫を受けているようで、胸が熱くなる。
「…ぐっちー。」
「…ん…ぁ…は、ぃ…。」
「好きだよ…。」
「…は…ぃ…」
小さな身体を、指で、手で、唇で、舌で、触れて、撫でて、口付けて、舐めあげる。
柔らかな喘ぐ声と、乱れていく呼吸で快感を知らせてくる。
どうしようもなく愛おしい。涙も汗も息も何もかもが甘く感じる。
愛しい。この震えて喘ぐ身体と繋がりたい。一番熱い体温を感じたい。
僕がどれだけ熱くなっているか、その身体に伝えたい。
唇を重ねてうっとりさせる動きで舌を絡ませる。脇腹の手を滑らせて、ジーンズの
ボタンを外す。弾かれたように唇を離したぐっちーが弱く拒む。
「…や…だめで…す…や、だ…」
涙声に煽られる。なるべく乱暴にならない様に、とは思うけど優しくしすぎると
夜が明けてしまう。チャックを下ろすと、躊躇わずに下着ごと足から引き剥がした。
「や…やだ!白取さ…!」
「…何が、嫌?…」
「…は、ずかし、ぃ…っ」
顔を真っ赤にしてふるふると全身を震わせている。熱い頬に口付けしながら
中心に手を伸ばす。何処よりも熱い部分に触れると、ぐっちーの息が一瞬止まった。
短い悲鳴に似た声をあげて、ぼろぼろと涙を溢れさせた。

硬く熱い中心が脈打つのが掌に伝わってくる。先端はもう溶け出しそうに泣いている。
ゆるく手を動かしただけで達する寸前にまで張り詰めた。
「ぅ…うぅ…っん…!」
震える身体で必死に堪えている。…我慢する顔も可愛い…。
「…ぐっちー」
「…んん…!」
「…いいよ。ほら。我慢なんて無理でしょ?」
「…ごめ…ん、なさ…ぃぁあ…っ!」
掠れた声をあげて手の中で熱が弾けた。はあはあ、と荒く浅い呼吸を収めようと
しているけど、上手くいかないらしい。絶頂の余韻で火照る頬に涙が伝っていく。
普段からは想像もつかない表情に喉が鳴った。
足を少し開かせ、掌の中の熱の名残を後ろに塗りつける。何をされるか察した
ぐっちーが目に涙を溜めたまま、僕の顔をじっと見つめた。
「…し…」
「…僕も我慢なんて無理だよ…。そう思わない?…」
「…あ…」
怯える唇にひとつキスをして、自分のスラックスのチャックを下ろす。我ながら
この状態でよく耐えられたと思うくらいにきつくなっている。
…本当に我慢なんて無理だ…。逃げて引く腰を捕まえて足を開かせて熱い自身を宛がう。
一息に、とはいかないようだ。羞恥のあまりに顔を涙で濡らして、小さな身体を
強張らせている。が、乱れる息をなんとか整えようと胸を上下させている。
…聞かなくてもいいかもしれない。でもやっぱり聞きたくて、耳に囁く。
「…いい?」
震えながら、…それでもこくんと頷いた。
「…よかった…」
心からの本音を口に出した。自分の口元が緩むのが判った。
「好きだよ、ぐっちー。」
心を込めて耳に口付けながら言う。唇に触れる耳朶が熱い。軽く噛んで、舌を差し込む。
「…ひあ!」
途端に呼吸が乱れ、身体の強張りが少し抜ける。隙をつく様に体内に侵入していく。
少しずつ、ゆっくり埋めていく。繋がる部分が眩暈がする程熱い。

「っう…あ、あぁ…あ、っ…」
意味をなさない声をあげて、苦しげに意気をはきながら、それでも僕を受け入れようと
懸命にこらえている。…健気すぎる姿に、身体の熱が果てしなく上がっていく。
「…ふっ…」
全部を埋め終えて、大きく息をついた。いつの間にか滴るほど汗をかいている。
小さな身体に汗が零れ落ちる。それだけの事で、ぐっちーが全身を震わせて喘いだ。
「…は、…んぅ…っ」
内壁の収縮する動きに耐え切れず、腰を少し押し込むと涙声の悲鳴があがった。
「…ぃ…たい…し、らとっ…」
ゆっくり動かすが、ぐっちーには辛いらしい。キツく絞り込まれて昇る熱に夢中に
なっていく。決壊寸前のぐっちーの核心を感じて理性が消える。
「…しぁ…とぃさあ…ぁ!」
「……ん、っ…!」
ぐっと押し込んで、刹那に放熱する。どくどくと小さな身体を充たす様に体液が
流れ込んでいく。ぐっちーの身体ががくがくと大きく痙攣した。
「あ、あぁ、あっ…あ、あ!」
甘い声を張り上げて、組み敷いた身体がぴんと張り詰めた。中を一際ぎゅっと
締め付けると、小さな悲鳴と一緒に熱を散らして、糸が切れる様にくたりと脱力した。

果てた後に少し遠くなった意識が、ゆっくり戻るのを気持ちよく楽しんで深く息をした。
息を整えながらぐっちーを見ると、目を閉じて、ゆっくりと呼吸をし始めている。
「…ぐっちー。…シャワー浴びようよ。…ちょっと、汗かきすぎたから…。」
「…ん…うん…。」
疲れた声で返事をするけど、起き上がらない。…駄目だ。本当に寝てしまいかけてる。
「…ぐっちー。」
…返事をしない。…諦めて、小さな身体を抱き上げると風呂場に向かった。

半分寝ている身体を抱えながら、2人いっぺんにシャワーを浴びる。
ぬるい水流で手早く汗を流して、また抱えて風呂場から出る。
まるっきり子供のように、タオルで拭かれて、僕のシャツに着替えたぐっちーが
立ってもいられないらしく、同じく着替え終わった僕の胸に凭れる様に抱きついてくる。
大して重くもない身体を抱き上げて、ベッドへ向かう。
横たわって向かい合う、手のかかる、愛しい恋人の閉じた目の横、髪の生え際を
小さく指で撫でる。
ふと、ぐっちーが薄く目を開いて、シーツを蹴る様に動いて、唇を軽く重ねた。
「…白取さん……大好きです……」
はにかんだ顔で呟くと、シーツに頭を押し付けて、今度こそ本当に眠りに落ちた。
幸せな気持ちで、眠るおでこにキスして、手を握る。
「…これからも、したいと思ってるよ…。」
さっき言った言葉をもう一度繰り返して、満ち足りた気持ちのまま目を閉じた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
えーとえーとえーとなんというかそのごめんなさい
なんか色々おかしいかもしれない後悔しないけどいやしますけど反省もします
でも罰☆が大好きです…


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