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ヴァイキー(HELLOWEEN)×カイ(GAMMA RAY)

南瓜初期メンバー2人。
ナマ、やまなしおちなしいみなしのただヤッてるだけ注意。
携帯からなので、改行等おかしかったらごめんなさい。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

彼の情事はいつも肩を抱くことから始まる。
次いで顎に手をかけ、彼の普段の仕草からは考えられないような優しい動きで、
啄むようなキスを2度、3度。それがお決まりのパターンだ。
今夜も例に洩れないその動きに、カイはくすりと笑みをこぼした。
すかさず「どうした?」という問いが返ってくるが、返事は静かに首を振るだけで済まし、
何も言わずに彼――マイケル・ヴァイカート――の胸に顔を埋めた。
ただ単に好きなだけなのだ、知り合ってから何年も経つというのに素直に「したい」とも言えず、
こうして遠回しな表現で意思を伝えてくる彼の不器用さが。
ただし、そんなことを口にしたら彼は絶対に拗ねてしまうだろうが。
「ベッドへ」
ぽそりと耳に囁かれた、その少々照れを含んだ声で立ち上がったカイは、
寝室へと続くドアを開ける瞬間にちらりと壁に掛かった時計を見た。
日付が変わるまであと15分。つまりは、2009年まであと15分。
去年はバンドのメンバー全員で楽しくカウントダウンしながら新年を迎えたものだったが、
今回はそうはいきそうにない。カイは密かに再び笑みをこぼした。

服の中で素肌を撫でる手が心地良い。しかし、そのこちらを安心させるような手つきにうっとりとしていると
いつの間にか一糸纏わぬ姿にされている辺り、この男は抜け目がないと思う。
負けじと自分も相手のシャツのボタンに手を掛けるが、先程とは打って変わって
激しさを増したキスに翻弄されてしまい、仕事は中々はかどらなかった。
その間に、まるで赤子をあやすようだった彼の手つきも少しずつ不穏なものとなっていく。
「ん……っ」
不意にその手が胸の突起を掠めた。つい漏れてしまった声に、
ヴァイカートは手を動かすのを止め、にやりと笑って唇を離した。
「どうした?」
先程とは違う、答えなどとうに確信しきっているような声。
じろりと彼を睨みつけるが、にやにやとした笑顔は止まらない。
「手が」
「手が?」
「……焦らすな」
まだ彼の肩に引っかかっているシャツを引っ張り、首筋を舐め上げた。
ふるり、と彼がかすかに震えるのが分かる。知っている、この男は首筋が弱い。
「……ぁあっ!」
そして負けず嫌いだった。既に固くなっているその突起を、口に含まれ舐められた。
たまらず声を上げれば今度は吸い上げられ、もっと、と頭を抱き抱えれば甘噛みされた。
もう片方の、舐められていない方の突起はというと、指で摘み上げられたり、かと思えば
押しつぶされたりとやはり執拗な責めを受けていた。余りの快感に視界がぼやける。

まだ行為に及んでから少ししか時間が経っていないというのに、
既に目には涙が滲み始めていた。体がどうしようもなく熱い。
中でも一際熱くなった体の中心を彼の下腹部に押しつけると、すぐに向こうも同じ動きを返してきた。
お互いに固くなったそこを擦りつける。彼のズボンに、溢れた先走りが染みを作っていく。
布で隔てられてこそいるが、その感触や熱は十分に伝わった。
同じなのだ、彼も自分も。同じくらい、今この時に興奮し、欲していた。
ようやく彼の口と手が胸を解放し、今度は先走りに濡れたそこに触れた。
ぐちゅぐちゅと遠慮無く扱き上げられ、ただ擦りつけるだけよりも強く、直接的な快感が背中を走った。
気持ちいい。気持ちよくてたまらないのだが、でも。
「ヴァイキー……ッ」
「何だ」
「そこ、じゃなくて、」
それだけでこちらの意図は十分に伝わったようだった。
ベッドまで行く際に既に用意していたローションを取り出し、指と、そして後孔にも直接塗り込める。
ぬるりとした独特の感触に顔をしかめるのも束の間、すぐに指がそこに侵入してきた。
「んん、う、ぁ、あ……」
彼の節くれだった指が内部を探り出す。最初1本だった指はすぐに増え、
バラバラに動いて中をかき回し始めた。その指が前立腺を掠める度に、
果ててしまいそうになるのを必死に堪えるのだが、それも長くは続きそうになかった。

「ば、いき、早く、もう、もう……っ」
おそらく彼もその言葉を待っていたのだろう、まだ履いたままだったズボンと下着を素早く脱ぐと、
カイの足を肩に担ぎ、その張りつめた中心をひくつく後孔にあてがって――一気に、突き入れた。
「あぁあっ!」
そのまま激しく抽送を繰り返す。その度結合部がぐちゅりぐちゅりと水音を立て、
中心は2人の腹に挟み込まれて自然と擦れ、限界が近いにも関わらず絶え間なく刺激が与えられ続けた。
「ぁあっ、あっ、ごめ、ぅ、あ、あっ――!」
我慢も虚しく絶頂を迎えてしまった。しかしヴァイカートの動きは止まらない。
達したばかりの体に、彼の動きによる刺激は強すぎる。すぐに軽く2度目の絶頂を迎えた。
それでも彼の動きは止まらず、それどころか、彼も限界が近いのだろう、ますます激しさを増していった。
噛みつくように口づけられ、お互いに舌を絡め合う。上と下、両方の水音が耳の奥で響いた。
まるで溺れているようだ、とカイはぼんやりと頭の隅で思った。いや、実際溺れている。
この不器用で、されど限りなく優しい男に、自分はとっくの昔から、
それこそ彼とバンドを結成した頃からずっと溺れていたのだ。
考え方の違いから衝突し、彼の元から離れて別のバンドを結成しても、
そうして連絡が途絶えていっても、ずっと、ずっと。
そう思うと、今こうして彼と繋がっているのが奇跡に思えた。
愛しい。彼のことが愛しくて、たまらない。ずっと潤んでいた瞳から、涙が一筋こぼれ落ちた。

「あ、ああっ、ヴァイキー、ヴァイキー…ッ!」
「……ッカイ……!」
ぐぐ、と一際深く腰を打ち付けられた。
中を熱いものが満たしていく。同時に自らも3度目の絶頂を果たした。
彼の顔を見上げた。何の含みもない、純粋な微笑みがそこにあった。
顔を近づけられるに任せて、今回何度目か分からないキスを交わした。優しい、キスだった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

お目汚し失礼いたしました。


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