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オリジナル 「それにしてもこの受、ノリノリである」

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                     |  オリジナル 年下攻×変態受のイメクラ話
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  過去の女関係が1行出てくるので注意
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) < 正月ネタは皆無です
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「キヨセン、前この塾通ってたってマジ?」
「うん、マジ」
「誰に教わってた?」
「今いる先生だと塾長とか安藤先生とか」
「そんだけ?」
「あと最後の1年は早川先生にも教わってたな」
「へー、その頃から怖かった?」
「超怖かった」
「やっぱ静かに怒るの?」
「いいから黙って解け、お前こないだの模試Cランクだったんだろ」
「キヨセンが喋るからだろ、バーカ」
「人のせいにすんな、バーカ」

「清瀬先生、ちょっと静かにしていただけませんか」
「あっ、すみません。声でかかったですね、気をつけます」

「……怒られてやんの」
「お前が黙ってやらないから」
「キヨセンにはイゲンがたんねーよ、イゲンが」
「威厳なんて持って生まれるもんだから仕方ないだろ」
「早川先生にわけてもらえば?」
「わかったから、ほら、手を動かせ」

「清瀬、今日はこれ着てしようぜ」
「これどっから見つけてきたんですか……」
早川さんが持ってきたのは、俺の高校時代の制服だった。
「押入れの上の衣装ケースに入ってた」
「じゃあそれは!」
彼が着込んでいる白衣を指差して問いただすと、彼は唇を尖らせて言った。
「いま大学で使ってんの。似合うだろ? かっこいいだろ?」
「完全にイメクラじゃないですか」
細い縁の眼鏡に白衣の組み合わせが、彼の言葉通り妙に板に合っているのが悔しい。
「早川さんの変態」
「でも惚れたのは清瀬だろ」
皮肉っぽい笑顔で痛いところを突かれた。
あぁ、それは確かな事実だ。しかし――
「なんかもう詐欺ですよね」

高校3年の時、当時生徒として通っていた個人指導の塾で、
アルバイトの講師をしていた早川さんと出会った。
当時の早川さんはそれはもう良い男だった。
銀のフレームの眼鏡に隙のないファッション、わかりやすいけれどけして甘くない指導。
怠ければすぐに見抜かれたし、努力すればごく少ない言葉で褒めてくれた。
死ぬほどバカだった俺がそれなりの大学に行けたのは早川さんのおかげだ。
ほのかな恋心を抱いて、今度はアルバイトとして塾に勤めることになった。
「講師と生徒」から「先輩と後輩」になり、なんと「恋人と恋人」になることもできた。
そして俺は真実の早川さんを知ることになる。
早川さんは決して「ちょっと冷たくて良い男」ではなかった。
「仕事とプライベートをきちんと区別するド変態」だったのだ。

「やっぱ学ランっていいよなぁ」
早川さんは俺の金ボタンを留めながら、うっとりした口調で言う。
「ちょっと、塾講師がそんなこと言っちゃまずいでしょう」
保護者や塾長にでも知られたら一大事なのだが、彼は全く悪びれない。
唇を尖らせて、今はブレザーしかいないじゃんと反論された。
確かに数年前に俺の出身校の制服が変わってから、近隣の学校はブレザー一色だ。
「俺のこともやらしい目で見てたんですか」
「さあ、どうかな。そっちはいつも物ほしそうな顔してたよ」
何気なくとんでもないことを聞かされ、俺は飛び上がった。
そういう関係になったのはアルバイトを始めてからのことだ。
高校時代は叶うはずがないと思い、自分なりに秘めているつもりだったのだ。
「早川さん、そんな前から知ってたんすか」
「“さん”じゃなくて“先生”って呼べよ」
真剣に尋ねているというのに、早川さんはマイペースを崩さない。
「俺、質問してんですけど」
「呼びなさい」
早川さんは仁王立ちをしたまま、ソファに座っている俺を見下ろしている。
イメクラモードにスイッチが入った彼とまともな会話をすることを諦め、
しぶしぶながら付き合うことにした。
「早川先生……」
そう呼ぶと、彼は薄く笑って顔を近付けてくる。
「な、白衣着てんの見てどう思った?」
学ランの襟元に人差し指を差し込んで、早川さんは俺の喉を撫ぜた。
ぞわりと鳥肌が立つ。
「どう思ったか言いなさい」
そのまま人差し指で顎を持ち上げられ、目が合った。
「……めちゃくちゃかっこいいなって」
「最後まで全部」
「めちゃくちゃかっこいいと思いました」
早川さんの器用な右手が、制服の一番上のボタンを外した。

「他には?」
「今すぐやりてぇって思いました」
俺は半ばやけくそになって言い捨てた。
そのまま早川さんの腕を引き寄せて口付けようとしたら、軽く頬を叩かれた。
「悪い子だ」
早川さんの目が心底楽しそうに光っている。
もし高校時代にこんなことをされてたら、それこそ堪らなかっただろう。
「早川さんだって悪い先生だ」
「ふぅん、俺の何が悪いって?」
「純情な生徒を誘惑して……っ!」
早川さんの膝が俺の股間に入ってきて、俺の訴えは途切れた。
絶妙な刺激を与えられ、思わず彼の白衣を掴みこんでしまった。
「純情? こんなに勃起してる子を純情なんて呼んでいいものかな」
二つ目のボタンが外され、彼の手が服越しに俺の胸を滑っていく。
「この変態教師……」
「まだ口の聞き方がわかってない」
膝を強く押し付けられて、思わず荒い息が漏れた。
「清瀬、お願いしてごらん。俺とやりたいんだろ。ちゃんと言えたら相手してやるよ」
三つ目、四つ目のボタンも外れた。
今や早川さんは壁に片手を付き、俺に体にのしかかっている。
その首筋から薄くつけた香水が薫ってきた。
高校生の頃、この香りだけを頼りに店に行って、早川さんと同じ香水を買った。
塾のない日はそれを付けて、少しでも彼を思い出そうとした。
本当に純情な生徒だったのだ。
「早川先生としたいです」
「何を? お勉強? それともゲームかな」
俺の考えてることなんてとっくにわかっているくせに、彼はこうやって白を切る。
まったく嫌になる、こんな男に惚れてしまったなんて。
「おれ、早川せんせいと超セックスしたいです」
わざと大声で言ってやったら、早川さんが一瞬素になって笑った。
「よくできました」
彼が最後のボタンを外すのを待ちきれずに、その唇に噛み付くようにキスをした。

そうだ、俺はずっと欲情してたんだ。
出会ってから今までずっと、この人を抱きたくてしかたなかった。
一人でする時も、好きだと言ってくれた優しい女の子とする時も、
達する時はいつも早川さんの匂いを思い出していた。
冷たい横顔が好きだった。時折肩に触れられると、そこがいつまでも熱を持った。
同僚になってから、今まで彼が隠していた部分をひとつひとつ知っていく度、
早川さんとの距離が縮まっていくようで嬉しかった。
「先生、好きだ……」
あの頃言えなかったことを、もう一度伝えたいと思った。
「先生、気持ちいい?」
あの頃から変わらない気持ちを受け止めてほしかった。
「先生、キスしたい」
今まで我慢していた子供みたいな台詞も初めて言ってみた。
なんとなく、制服を着ていれば許されるような気がした。
そんな道理があるはずはないのだが、それでも言いたかった。
早川さんは嬉しそうだった。体の反応を見ればすぐにわかる。
もっと彼主導の行為をしたがるかと思ったのだけど、意外にも俺の言葉に応えてくれた。
「清瀬、今日可愛いなぁ」
早川さんの中に入ってすぐ、体が慣れるまで待っている時に、彼が俺の頭を抱きよせてそう言った。
俺はなんだか泣きたくなった。とてつもなく幸せだった。
鼻をすりよせると、彼が幼い子にするように俺の背中を叩いた。
彼の背中の下には皺だらけになった白衣があったし、俺も学ランとシャツをまだ羽織っていて
明らかに異常な状態ではあったのだが、それでもこんな日がずっと続けばいいと思った。

しかし早川さんはド変態なので、そんな愛に満ち足りた普通のセックスで満足してはくれなかった。
その後、いきそうになる度に頬を張られ、生徒が教師より先に行くなんて許さないと凄まれた。
かなり良い気になっていた俺は、半泣きになって許しを請う羽目になった。
「いかせてください」「動いていいですか」「お願いします」、この言葉は何度言ったかわからない。
最後の射精の瞬間は、彼をきつく抱いてせんせい、と呼んだ。
そして、目が眩むほど強烈な快感が訪れた。

「キヨセン、初めてエッチしたのっていつ?」
「18歳」
「えっ、それ高校ん時? 大学の時?」 
「大学受験が終わってから」
「マジかよー、気持ちよかった?」
「でもやっぱ一番好きな人とする時が一番気持ちいいよ」
「ニヤニヤすんなよ、気色わりーな」

「清瀬先生、ちょっと静かにしていただけませんか」
「あっ、すみません。昼間からする話じゃありませんね、気をつけます」

「……また怒られてやんの」
「お前が受験生のくせにエロいことばっか聞いてくるからだろ」
「早川先生ってモテそうだけど、なんか性欲薄そうじゃね?」
「バーカ、あーいうクールに見える奴が一番ムッツリなんだよ」
「バーカ、キヨセンなんてもう隠しもせずにエロじゃねーか」

「清瀬先生」
「はい、本当にすみません!」

「ほら見ろエロセン」
「もう良いからほら、さっさと解けよ」

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  • これはいい。萌えました。 -- 2011-06-28 (火) 00:00:16
  • もえたーありがとうー -- 2012-02-24 (金) 13:30:07

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