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SKET DANCE チュウさん×スイッチ

助っ人箪笥のチュウさん×スイッチ。先週のWJネタ。微エロい。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

<よくまぁこれだけ作ったな>
合成音声が部屋に届く。鍵をかけていなかったのだ。振り返るまでもないので、中馬は手にしていたフラスコを揺らす。
「爆薬以外のモンを作ろうと思ったら、こんなにできちまった」
ただの高校教師でありながら、中馬は薬品の開発を趣味としている。その道に進むことも考えたが、興味の対象がバラバラで、一つのものを真剣に研究していられない中馬には、元々向いていないものだった。
入り口のドアを閉め、遠慮もせずにずかずかと歩み寄る。ノートパソコンを常に下げている少年は、スイッチと呼ばれている。教師にも遠慮のない話し方だが、そんなことを中馬は気にしない。
<何を作ってるんだ?>
「性格を変化させる薬。おら、飲め」
試験管を渡され、スイッチは眉を顰めた。
「全部自分で試してたけどよ、さすがに疲れた。まー少しぐらい手助けしてくれや」
助ける、という言葉に、スイッチが弱いことを中馬は知っている。助けられたことのある人間は、その重みを知っているからだ。案の定スイッチは嫌そうな顔をしながらも
<これだけなら>
と言って(正式にはパソコンに打ち込んで)それをくいっと飲んだ。
「すぐには変化しねーかもしんねーな」
<どういう性格になるのか、予測はできてるんだろうな?>
「あぁ? 判断力の低下、及び本能的な行動に出る、って書いてある」
自分で書いたレポートに目を落として中馬は言った。
<書いてある?>
「元々それ飲んだらよ、昨日はいきなりぐっすり眠っちまった。ちょっと変化させたら、今度は空腹が止まらなくなった。だから気分悪ぃんだよ」
<それを変化させたものだと?>
ぷかり。パイプから煙が溢れて、中馬が頷く。
<ロクなものでは>
それだけをパソコンに打ち、スイッチが体を震わせた。中馬は時計を見て、レポートに何事か書き留めている。

「気分は?」
実験台にしたというのに、何も言わないスイッチに対し、中馬が質問をした。しかしスイッチは動かない。キーボードの上で指が泳いでいる。何を答えるべきか悩んでいるようだ。
「明確に表現しようとしなくていい。何かないか?」
<いきぐるしい>
それだけが返された。スイッチの口と首に手を当ててみると、確かに少し脈が早くなっている。額に触れると、予想より熱くなっていた。
中馬はやはりそれを書き留めながら、更に促す。
「他には?」
<た>
「た?」
俯いたスイッチの指が、短く言葉を紡いだ。
<たった>
ペンを走らせていた手を止めた。中馬が振り返ると、平生より少し顔を赤くしたスイッチが、困ったように両手の所在をなくしていた。
「たった、って、お前。勃起したのか」
ケロっと言われて、スイッチは少し批判的に中馬を睨む。実際、中馬にしてみればそれですら実験結果でしかないのだ。
<分からない。前が苦しい>
「見せてみろ」
パソコンを無理に取られ、近くのテーブルに置かれた。手を伸ばせば届く距離なので、会話に困るようなことはない。ついでにパイプも消し、机に転がせる。
制服のボタンを外し、ファスナーを下ろした。なぜかスイッチは抵抗しようともしない。これは薬のせいか、元来のスイッチの性格のせいか、中馬は考えていた。
下着に手をかけたところで、はっと気がついて中馬の手は止まる。
「嫌なら、言えよ。無理に確認する気はねぇ」
スイッチは頷いた。その真意が読めず、中馬は首を傾げる。スイッチは自ら下着をかきわけ、己の性器を取り出した。その行動に中馬の目が丸くなり、スイッチの顔を見るが、顔が赤いことと息が上がっていることを除けば、それは普段のスイッチの顔そのものだった。

「…なんもしてねぇのに完勃ちかよ」
揶揄するように言うと、スイッチは己の手で性器を扱き始めた。目の前で唐突に生徒の自慰行為が始まり、中馬はまた目を丸くする。
手を出すのもじっと見ているのもおかしいと感じている中馬の手を、スイッチが取る。己の性器に絡め、上から一緒に擦った。
「ス、イッチ」
頭の隅から、パチパチと炎の爆ぜる音がする。強く握り込むと、無茶苦茶に擦り上げた。ひっ、と小さな声がスイッチから上がり、中馬はなぜか口角が上がるのを抑えられなくなった。
「もっと出せよ」
首を振られた。空いた手で口唇に触れると、開きはしたが噛み締めている。親指を無理に押し込む。口が開いたが、すぐに塞がれた。スイッチが片手で中馬の手を払い、口唇を重ねてきたからだ。
コツンと触れた眼鏡が邪魔だったので、スイッチは自らそれを外す。息苦しさに離れても、また息を継いではキスをしてきた。
さすがに自ら舌を捩じ込んできた時は中馬も驚いたが、吸ってやるとすぐにいい反応を返した。限界が近いのか、少し背伸びをした脚が震えている。
「…あ」
本当に小さな声で、荒い息がそう聞こえたといっても問題はなかった。びくびくと中馬の手に精液を吐き出したスイッチは、ずるりと机にもたれた。
罪悪感と後悔で胸を詰まらせた中馬は、背を向けてティッシュを引き、手を拭く。
<チュウさん>
その背中に言葉が飛んだ。何を言うべきか分からない中馬の手が、思わず握られる。
<胸が苦しいんだ>
振り返ると、やはり真顔だった。しかしその雰囲気に、いつものスイッチとは違うものを見て、中馬は開いていた口を思わず閉じる。カタカタとキーボードの音が軽く連なる。
<鍵をかけてくれ>
あぁ、眼鏡をしてないんだ。気付き、中馬の口は考え無しに動いた。
「泣いても知らねぇぞ」
後ろ手にカチリと鍵のかかる音がした。見たことのない笑顔が近づいて、首に腕を回しキスをされる。爆ぜる音は、まだ止まない。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
スレを見てたら書いていた。


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