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流石兄弟 弟×兄

流石な兄弟の弟×兄文だよ! ぶっちゃけ名前以外面影薄いよ!
あと絶賛本番真っ最中だけどエロいってよりは暗いっぽいよ!

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

こんなことして何になるってんだろうなぁ。

なぁ、弟者。

「ふ…っ、ん、…ッ」

なんて呼び掛けることもできなかったりする今の俺だけど、情けなさとは無縁の心持ちだったりするんだぜ。
単にちょっとばかし、不思議なだけ。

「…、ゃ……あ…」

だってそうだろ? 俺らは元々一つの存在で、俺はお前でお前は俺で。
そんな二人が交わったって自ら慰めるのとどれだけの違いがあるっていうの。

「兄、者…」

ぎり、と爪が食い込むくらいに背中を抱かれる。ちょ、普通こういう時爪立てんのって俺の方じゃね?

「ん、ッ…と……、ぃあ…!」

ツッコみたいけど突っ込まれててそれどころじゃないとか、それなんてひでー下ネタ?
あぁ、ったくもう。
いつもキッチリ整えてる髪ぐちゃぐちゃにしちゃってまぁ。
必死だなっつって、笑ってやりてーなぁ。

な、弟者。

別に嫌悪も憎悪もありゃしないから。てか、そんなもんお前に持つわけないだろ。
今更俺らにハグキスアイラビューとかそんな手順必要と思わなかったの。
だから面食らったんだ。だから冗談だろっつったんだ。

「あ、ァ……っ、ゃ…!」

ヤじゃないって。嫌じゃないんだって。
拒絶したいんじゃないから、否定したいんじゃないから。

「く、…!」

だから、そんな苦しそうな顔してまで抱かないでくれよ。
それともあれですか、罪のイシキとかそんな感じのアレですか。
なぁ、抱かれちゃってる俺にすら意味見出しきれてないってのに、他の誰がこれを咎めるっての。
咎められるだけの根拠がどこにあるって言うの。

「ぉ…と、じゃ…!」

あ、やっと呼べた。
ったく、いくらオトコノコったってお初だってのに激しすぎなんだって。
いきなり止まられるのもそれはそれでキツいもんがあると知ったけど。

「弟、者…」

とりあえず笑ってほしくて頭撫でたら、えらく切なげな目がすぅっと伏せられて深く深くをえぐられる。

「―――…ッ?!」

あ。
や、っべ、これ。

脳の内側でちかちかしていた白が弾けて。
思考、が、飛ぶ。

「か、は…ッ!」
「っカヤロ…、が…!」

怖いくらいに痛みは遠くて万雷の拍手も真っ青な音がおとが弟者が俺を攻めて責めている。
手は弟者の手の下で今の俺と同じように時々ひくひく震えてる。
飛んだ思考はくるくる狂って苦しいくらいに言葉を散らして、
とっくの昔からうわ言めいてた脳内言語を更に破綻に近付ける。

「ぅあ、あっ…!!」
「……んで…、アンタ、は…」

ぱたぱたぱたぱた降ってくるのは雨ですか飴ですかどっちだっていいことですか。

「俺、…れが、…ッ、甘えて、るだけと、思ってるのかと…!」

甘い雫溢す亜麻色の目に舌を伸ばすのは本能の本望ってヤツだから怒らないで起こさないで。
良すぎてヤバイとかお約束がお約束になるのにも理由があんのな。でもこの体勢はマジヤバイって。
顔近いし奥まで行くしなんか一つに戻るのも悪くないかもなんて新鮮味真剣に感じ出してるし、
涙も結構綺麗でやっぱり甘いななんて思うよああもう。

「ち、きしょ…!」

うん、それ俺も言おうとした台詞だこんちきしょう。こんな時でも被るとは流石、っつってもこっちは喘ぐしかできてないんだが。
あぁまぁとどのつまりは自分の半身だからって以上に異常なくらい異存ないのよ今の行為自体には。
大体恋と愛は違うとごねてたけどそこに底にある情にどれほどの違いがあるっていうの。
俺はさ、俺はあえて体繋ぎたいなんて気にもなんないくらいに当たり前にあったりしただけなんだって。
互いが互いのもんだって自覚感覚みたいなヤツが、さ。

「に、じゃ…兄者…!」

なぁ。なぁ弟者。

「―――…きだ、…好き、なんだよ、っ…!!」

んなこと生まれる前から知ってますよと。

「…………そ…」

「…、…ッ!」

なぁ。

「…れこそ、……!」

俺こそなぁ、恋なんて大事なはずのポイントすっ飛ばす勢いで愛しちゃってんですよ、と。
お前が俺を想ってくれてる、その強さに負けやしないくらい、俺もお前を想ってますよ、と。

なぁ、そんだけのことが何で今のお前にゃ届かないの。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ベクトルの向きは同じだけどなんか噛み合いきってない感じ。

  • 弟者×兄者ktkr! -- 2009-09-27 (日) 20:22:05

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