ガリレオ 草薙×湯川
更新日: 2011-05-04 (水) 11:50:53
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| ガリレオ 刑事×物理学准教授
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| >>532のつづき
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それからの行為といったらひどく性急で、まさしくがっつくとか貪るとかいう言葉が
相応しい代物だった。
一度草薙から逃れようとした湯川は、逆に更にきつい態勢で押さえ込まれてしまい、
それ以降大きく抵抗する気をなくしたらしい。
いくら湯川が万能であっても、さすがに現役刑事の体術には遅れを取る。
草薙は片手と膝で湯川を床に押しつけると、うなじに舌を這わせ、胸を弄った。
指の付け根で突起を挟まれて、湯川の身体がびくりと反応する。
ぎゅっと閉じられた目に草薙はその効果を見た。愛撫をすっ飛ばして直接陰茎を握る。
流石の湯川もそれには動揺しきりだった。
「う……っ、ふっ、な、くさなぎッ……」
怒りではなく助けを求めるように呼ばれた名前に心が折れそうになる。
けれどそれを無視して草薙は湯川のものを強く扱いた。
あまり他者からの刺激に慣れていないそこは、あっという間に先走りを滲ませる。
湯川は無意識に首を振っていた。達しそうになった寸前に根元を強く握りこむと、
苦痛の中でも生理的、本能的にとろりと快楽に緩んでいた表情が一変した。
開かれた瞳が明らかに「何故」と訊ねている。
「……泣けって言ったろ、湯川」
指で慣らそうにもそう簡単には順応しない秘部に無理矢理押し込んだ自身は
きついばかりでほとんど快感は得られない。乗っている自分でさえそうなのだから、
湯川の辛さはいかほどだろう。胸が何度も刺すように痛んだが、それでも止める気には
ならなかった。
「くっ……あ、はっ」
できるだけ声を堪えていた湯川が耐え切れずに吐き出す。草薙はそれにぞくりとした。
ちっとも気持ちよくないのに心ばかりやたら興奮していて、こんなに余裕も色気もない、
それでいて無我夢中の性行為は初体験以来なんじゃないかと思う。
「やめ……っ、無理だ、んっ」
湯川。……湯川。全部吐き出しちまえ。
お前が、石神が、天才が、どれだけ理解されずとも、孤独でも、俺は、お前が。
突然、眉間に深く皺を刻んだ湯川がこちらに抱きついてきて、草薙は息を飲んだ。
同時に背中に走った痛みで、湯川が爪を立てて堪えているのだと納得する。
耳元で湯川の呼吸が荒い。こちらがおかしくなってしまいそうだった。
「俊平……っ」
草薙がその音を自分の名前だと理解して、かつ幻聴かどうか確認する前に、
湯川は精を吐き出して気を失っていた。
◇ ◇ ◇
石神の移送を終えて署に戻ると、入り口脇の階段に湯川が腰を預けていた。
どうやら湯川が自分を待っていたらしいことに気づき、対応がまるで浮かばない草薙は
彼を見つめたまま立ちつくす。
しばらくして湯川がゆっくりと手を上げた。来い、ということだろうか。
この後帰宅するのみだった草薙は断る由もなく、どうしたらいいのかわからないまま
歩み寄る。
「送ってくれないか、草薙。足がない」
言われて草薙ははっとした。結局昨日はあのまま終わり、今日は一言も交わす
ことなく、彼を助手席に乗せて署まで来たのだ。
「……湯川」
なにか言わなければと思っているうちに湯川は歩きだしてしまった。
草薙は慌てて追いかけて隣に並ぶ。けれど目を合わすことさえできやしない。
存在だけで胸が張り裂けそうだ。
「湯川、俺は」
「草薙、君に言いたいことが三つある」
自分の言葉を遮り、突然立ち止まった湯川に草薙は驚いて顔を向けた。
それを待っていたように、湯川も草薙の方を向く。
「一つ。君の発言と行為には矛盾がある。というか、君のやり方は実に非合理的だ」
なにを言われるのかと身構えていた草薙は、意味のわからぬ言葉に眉をひそめた。
「確かに涙は交感、あるいは副交感神経への刺激、つまり興奮によって分泌される。
しかし極度の興奮状態において、人は涙を流せない。生物学の基本だ」
湯川の言わんとしていることがまるでわからない草薙は面食らった。
「お前の専門は物理だろう」
「それくらい基礎の基礎という話だ。二つ目」
本題を問おうとしたら次に進んでしまった。いつもの講義がついてこなかったのは
最初から生徒の不出来を諦めているのか、用件が三つもあるのを考慮したかの
どちらかだろう。
「君がやったことは明らかに強姦だが、それについてなにか意見はあるか」
今度はあまりにも直球にしかもあっさりと口に出され、詰まる物もなかったのに草薙は
むせて咳込んだ。
「この場合相手が僕、つまり男性であるから強制わいせつ罪と言ったほうが正しいが」
草薙は咳込んだままの姿勢からちらりと湯川を見る。湯川は発言を促すように草薙を
見ていた。草薙は居心地悪そうに視線をそらして、姿勢を戻すと口を開く。
「認めるさ。お前が訴えるなら刑に処されるし、体裁を気にして出来ないのなら、
それ相応の罰を個人的に受ける」
「僕が訴えることも考えて罪を犯したのか?刑事である君が?」
「……ああ」
友達である前に刑事だと湯川は言った。だが違う、自分は刑事である前に湯川の友人だ。
一時でも湯川の苦悩をどこかへやれるなら、泣かせられるなら、どれだけ汚れてもいいと
思っていた。
「馬鹿じゃないのか」
湯川はそこだけ強く言った。耳の痛い草薙は身をすくめ、それから目に飛び込んできた
ものに唖然とする。湯川が逸らした目を潤ませていた。
「三つ目、君と僕は友人だ。君は約束を守ったし、僕は……草薙、君を失いたくない」
信じられなかった。草薙は大きく目を見開く。
「湯川」
「まさかとは思うが、君は昨日の行為やその愚直な思考回路を愛なんてものの所為に
するつもりじゃないだろうな」
湯川の鋭い言葉に草薙は閉口する。
ここで頷いてしまったが最後、瞬く間に再度距離ができてしまいそうだった。
「わかっていると思うが、僕は数式でも論理でも実証しえぬものは論じる価値がないと
思っている。だが」
今度は湯川が明後日の方向を向いていた。草薙が呆然とそれを見つめている。
「……一番わからないのは、それがわかりそうな気になっている僕自身だ」
コートのポケットに手を突っ込んだ湯川が、草薙の肩に正面から頭を置いた。
驚いていた草薙はしばらくしてから泣きそうに笑い、湯川の背にそっと腕をまわす。
事件が事件だ。これくらいのこと見られたって、誰もなんとも思わない。
ぎゅっと抱きよせて髪をなでた。十何年来の友人が、愛しくて愛しくてたまらなかった。
二人はしばらくそうしていたが、次に口を開いたとき湯川の声色は平常そのものだった。
「実に興味深い。そう思わないか、草薙」
「……は?」
「検証が必要だ」
「湯川?」
草薙の肩から離れた湯川は、まだほんのりと赤い目を超越した天才の眼差しに変えて
言った。
「もう一回と言っている」
草薙は疲弊しきった顔をした後、溜息をついて苦笑すると瞳を閉じた。
はだかのくちびる、キスして。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ うまいこと言ったつもりか
| | | | ピッ (・∀・ )
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