Top/41-378

とら托ハチ

ネ申王求団とらの托ハチ。
とても托い先生には敵わいませぬがw

|> PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

試合前のシートノック。
順番待ちをしていた俺は、鉢さんの綺麗なバッティングフォームを
一秒足りとも見逃すまいと言わんばかりに、熱心に見ていた。

「………あのさ、言ってもいい?」
一緒に待っていた赤☆が、そう俺に聞いてきた。
「何?」
「…怒るなよ」
「怒んないよ別に笑」
「…確かにお前って、托いよな」
傍からみれば、チーム内いじめとして捕らえられてもおかしくない。
赤☆の冷ややかな目線がそれを増幅させる。
でも、俺は何のことやらサッパリ分からず、眉をしかめ考えた。

「えー…そっかなぁ、てか、どこが?」
「どこって……鉢さんのこと、見すぎじゃない?」
「そうかなぁ~……まぁ、見てるのは確かだけど」
「しかもいっつもあんなに言われ放題でさ~…怒ったりしないの?」
俺の答えを不服そうに、赤☆は頬を膨らませて顎を拳に乗せた。
「ま~ねぇ~…俺に構ってほしいだけだから♪鉢さんは笑」
ニヤッと笑った俺に対し、赤☆は心底疲れきったような顔をした。
「あっそ、聞いた俺が馬鹿だったわ……(どう茶化してもダメだわ、こいつは…)」
そう言うと、赤☆は鉢さんと入れ替わり、ゲージに入っていってしまった。

汗だくの鉢さんがカッコよすぎて、そして、それが夕日を浴びてキラッキラしてて、
俺は眩しさに目がくらんだ。
目を閉じた瞬間、脳天に痛みが走る。
「イテッ!」
鉢さんの力強い腕が、オレの頭にチョップをお見舞いしたのだ。
でもそんな痛みも心地よくて、俺はまたも幸せに満ちた。
目を開けると、夕日を背に意地の悪そうなニヤリとした鉢さんの顔が見える。
あー俺を見て笑ってるんですねっ鉢さん!
それだけすると、鉢さんはタオルで汗を拭いつつ、
ベンチの方へ行ってしまった。

特に会話は交わさなくても、俺には分かりますよ、鉢さん。
頑張れって、応援してくれてるんですよねっ♪

そんな風に応援されちゃ、全部柵越えしちゃいますよ~★
(また赤☆が冷ややかに俺のこと見てたけど…何だろう??)

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジウ、ジサクジエンデシタ!

痛々しい托さんがスチww


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP