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世にも奇妙な物語/どつきどつかれて生きるのさ ツッコミ(中村)×ボケ(西本)

今日の九時ごろからやってた番組の、ツッコミ(中ムラ)×ボケ(二氏本)
半生注意
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

ベッドの上で、二氏本の無駄な長髪を撫でる。そのまま押し倒すと、二氏本は消え入りそうな声で「うわあ、マジか」なんて言った。
何でこうなったのか、なんて今となってはもうわからない。コンビ愛と普通の愛は別物だって、部長はいつも言っているけれど。
ボーダーラインはいとも簡単に切れてなくなってしまったようだ。まるで俺が二氏本を連れ出したあの日みたいに、劇的に、急激に。
「二氏本」
「…はい」
「何で敬語やねん。そんでまた何で無駄に声高いねん」
くすっと笑って、ボケということにしてやる。…多分、緊張しすぎてそうなったのだろうが。俺はゆっくりと二氏本の眼鏡を外して、傍の棚に置く。今日の二氏本はいやに静かだ。
ボケがそんなんでどうすんねんとからかってやろうとして、やめた。代わりに髪に口付けを落として。
(いやにシリアスな雰囲気に耐えられん。…これは国民のサガやから仕方ないか)
唇を髪から耳に移して、そうして少しの間を置いた後、耐えられずに唇を合わせた。妙に甘い味がして、離した瞬間襲ってきた現実感が恐ろしくてもう一度口付ける。
…コンビでこういうのは反則だろうか。でも二氏本の両親だってコンビであり夫婦なわけだし。
二度目のキスから介抱された二氏本の顔は、ほのかに赤かった。
「なあ、いいよな。」
一応確認を取ってみる。…が、二氏本は何も言わないし、目を瞑っている。しかも何やら寝息を立てているではないか。
「…って、寝るなや!」
思わずつっこめば、へへ、と二氏本がいたずらっぽく笑う。ちゃう、真面目に!真面目に!と俺が必死になれば、少しの間の後、ええよ、と蚊の鳴くような声が聞こえた。
夜は、まだ長い。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
偶然見たのに、不覚にも萌えてしまったよ。


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