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野球 阪神タイガース0105 「ミラールーム」

勇気を出して引っ張り出してきました

ナマモノで某在β反王求団0105です

お嫌いな方はスルーして下さい

|>PLAY ピッ ◇⊂

何度目だろう。気がつくと目が彼を追っかけている。
試合前の特守を始めたばかりなのに、もう泥まみれだ。右に左に振られる打球を追い躊躇なく飛び込んで行く。
顔にまで泥が付いているが、気にする様子もなく無心に打球を追っている二塁手。
見ているだけの自分が汗ばんでくるのに苦笑してベンチから離れた。
「何や辛気臭い顔して」
と絡んでくる196を軽くあしらって水を飲む。仲良しの196だが、今は相手に出来ない。頭の中には彼しか居ない。
僕は何を苛々しているんだろう、今年になって初めて連携プレイを練習した時から抱き続ける感情…

シーズンが始まっても苛々は治まる事もなかった。呼吸が合わないのかと考えたが連携プレイは完璧だった。
そんなある日故障で彼が戦列を離れた。治まる筈の苛々は一層激しさを増す。
彼が復帰した時ベンチで声を出す姿を見て、思った。
そこは貴方の居るべき場所じゃない、こっちに来い

グラウンドに戻ると彼は居なかった。同じ内野手の先輩を捕まえて訊ねる。
「ランダウンの事で確認があるんスけどメグさん何処っすか?」
素振りしてくる言うてたからミラールームやろ、と答えてくれた先輩に礼を言いミラールームへ向かった。

ミラールームに彼は居た。素振りはしておらずTシャツに短パンというラフな格好でストレッチをしている。
ドアを細めに開けて周りを気にしながら覗き見る。しなやかで鋼の様な筋肉に見惚れていると苛々が治まって来るような気になり、
それはそれで別の苛々を生み出すようで再び苦笑が漏れた。ドアから離れ踵を返そうとした時に声を掛けられた。
「トリだろ、入って来なよ」
彼からは死角になっており自分の姿は見えない筈で無視して立ち去る事も出来たが、彼の更なる一言がさせなかった。
「トリ居るんだろ?見えなくても分かるぜ」
ドアを大きく開けて鏡越しに目を合わせる。失礼しますと口ごもりながら後ろ手にドアを閉めた。
「鍵掛けといて、邪魔されるの嫌なんだ」
そう言って再びストレッチを始めた彼に近づいて話し掛ける。苛々は消え去っていたが心臓が口から飛び出しそうだった。
「ランダウンの時なんスけど…」
彼は動きを止めてジッと見てる、もう何を言っているのか自分で分からなくなっていた。
あ、泥が付いてる。
思った瞬間右手が彼の頬に伸びた。親指の腹で泥を拭う、何故そんな事をしたのか分からない。分からない事ばかりだ。
不意に世界がぐるりと回った。

伸ばした右手を引っ張り込まれ彼に組み敷かれていた。
呆然とする自分を見下ろし、ランダウンなんてどうでもいいじゃんと笑う彼はいつもと同じで、でも知らない男の様にも見える。
「もっと早く来ると思ってたよ」耳元で囁かれ身体中の力が抜けてしまった遊撃手に覆い被さり、触れるだけのキスをする。
消えた筈の苛々は別の顔で現れる、欲情している自分の顔だ。
その変化を見て取り、じゃあ遠慮なくとばかりに深く口づけて捩じ込まれた舌はまるで彼自身のように柔軟な力強さで口腔を犯していく。堪らず漏れた声は女のようだった。
いつの間にか彼の右手が短パンの裾から侵入しており下着の上から欲望を煽り立てていた。裏側の敏感なラインを絶妙な指使いで撫で上げる。
なんでこんなに気持ちいいんだろう、分かんないや。分からない事ばかりだけど、気持ちいい事だけは分かる。あぁ、そういう事か…
突然彼が身体を離し囁いた。
「今日はここまで」
このままじゃあ試合に差し障りますよと上擦った声で抗議するトリを見下ろし、ニヤリと笑うとクルリと背を向け歩き出した。
肩越しに投げられた言葉を聞いて哀れな遊撃手は「分かんねえよ…」とこぼした。

抜いちゃうほうが差し障りあるんだぜ

□ STOP ピッ ◇⊂

何か色々すみません

長いしエロくないし( ゚∋゚)はアホだし…


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