デトロイト・メタル・シティ 佐治×根岸 「甘い想い人」
更新日: 2011-04-26 (火) 17:33:16
映画版DMC 佐治×根岸
>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
あとちょっと
あとちょっとだったのに
届かなかった
『待って、待って下さい』
必死で追う僕 逃げるあなた
『待って、先輩!』
伸ばした手にも触れず、その声にも振り向かず、先輩は行ってしまった
あの時から再開は出来ないまま時間だけ過ぎて行った
やっと会えたのに
卒業してから一度も会えなくて連絡が取れなくて
会いたくて、たまらなかったのに
届かなかった
今日も
そしてあの時も
大学に入学して、大好きな音楽が出来るサークルを探していた時に出会った先輩
アコースティックギターの音色が奇麗だった
優しい歌声が素敵だった
歌う姿がとても輝いていた
初めて出会ったその時に僕は恋に落ちたんだ
僕と先輩は好きな音楽も趣味も本当によく似ていて、すぐ気が合って仲良くなれた
「やっぱり恋愛は音楽を生み出す一番のエネルギーだよね」
「そうなんですか?」
「うん。好きな人の何気ない仕草とか、その時の風景とか、思い出す度に素敵なフレーズが浮かんでくるよ」
「根岸先輩は本当に歌を作る為にうまれてきたような人ですね」
先輩には好きな人がいたから
先輩が一途に想っている事を知ってたから
キラキラなオーラ全開で話す先輩を目の前に、当たり障りのない事しか僕は言えなかった
恋をお菓子に例えて”甘い”と言った先輩に
僕は、精一杯に平然を装って本心と違う事しか言えない
「僕、根岸先輩の歌、大好きです」
それがその時の僕に言える精一杯の言葉だった
「ありがとう。そう言ってくれるのは佐治君だけだよ」
そう言って僕だけにくれる笑顔が大好きだった
愛してるよ、好きだよ、なんて言葉は僕にはもったいなくて
それ以上は望まないと誓っていた
望めばきっと駄目になってしまうから
きっと今の関係が壊れてしまうから
「いつか一緒にバンド組んでさ下北でライブとかしたいよね」
「先輩とだったらどこへでも行きますよ!」
でも……それでも……
もし、僕の思いを伝えられたらどんなに楽になっただろう
この手で、あの細い体を抱き締めたらどうなっていただろう
あの温かい手で受け入れてくれたかな?
それとも首を横に振って拒絶したかな?
そんな勇気も出ないまま離れてしまったからもう分からないけれど
根岸先輩、
僕の恋は甘い恋なんかじゃない
スイーツには程遠くて
想うたびに辛くて苦くて、胸が張り裂けそうな恋なんだ
”夢で逢った頃から僕らは恋人さ
僕は知ってたよ 僕らがきっと出会うこと”
だから、せめて夢の中では甘い恋人でいさせて下さい
そしてもう一度、会える時が来るとしたら、その時は
”時を越えておいでよ
ここで待っているから”
その時は、僕の気持ちを伝えてもいいでしょうか?
□STOP ピッ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
映画の根岸と佐治君が本当に可愛い過ぎて書いてしまいました
佐治君は学生時代から根岸に片思いしてたと、
ついでにサリーマイラブは彼の片思いソングだと信じてます
文章がおかしくて申し訳ありません
お邪魔しました
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