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花ざかりの使徒たちへ

前スレ「世の終わりまで」とは別次元です。
3P注意。漫画は読んでいなくても大丈夫です。

腐女子の聖書 マンガシリーズ①
「新約聖書Ⅰ 救世主(メシア)~人類を救いし者~」
男前イエス様×デレデレアンデレ&最初ウェーブだったのに途中からストレートになってるヨハネ

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花ざかりの使徒たちへ

(エルサレムティーン ニサンの月号 読者体験告白コーナーより転載)
 シャローム!いつも楽しませてもらってます。初投稿です☆
 ぼくは元漁師で、今は求道者としてユダヤの各地を旅している男の子です。昨日、とんでもない体験をしちゃいました。
 うちの先生は結構有名なラビです。名前出すのは色々とヤバいんで伏せさせてもらいますけど、ラディカルな活動してて、神通力もある若手の人です。男のぼくもドキドキするくらい、姿も声もすごくカッコよくて、今大人気なんですよ☆
 その先生が、昼間、ぼくと兄弟弟子のヨハネを部屋に呼び出したんです。二人だけに特別な個人授業をしてくれるっていうんです。
 「いつも私が言っていることは何だね、アンデレ」
 寝台の上に腰掛けた先生が、左側に座ったぼくに向かってそうお尋ねになります。
 「はい、先生。隣人愛です。ぼくたちは互いに愛しあわなくてはなりません」
 「よろしい。他には何があるだろう、ヨハネ」
 先生は右側のヨハネの方に向き直りました。
 「神の愛は律法を守れない罪深い人々全てに及ぶこと、神の国の到来が近いことです」
 金髪で、憎らしいほど美少年のヨハネが、ボーイソプラノですらすらと答えました。
 「その通りだね」
 先生は徐に頷いたかと思うと、いきなり、ヨハネの肩を掴んでガバッと寝台に押し倒しました。
 「せっ、先生、何を!?」
 驚いたのはヨハネだけではありません。確かに、普段から少し変わった人ではありますから(水の上歩いて来たりとか)、ぼくたちも大抵のことにはもうびっくりしないつもりでした。でも、さすがにこれは予想外の出来事です。
 「何って、愛だろ、愛」
 凄艶と言えるほど美しいお顔をにっこりと微笑ませて、先生はそう仰いました。

 「あ・・・・あっ、先生、お戯れを・・・・」
 先生に耳を舐められ、首筋を吸われて、ヨハネが身をくねらせ、娼婦のような艶めいた声を上げます。
 抵抗虚しく、先生の手がシュルリと帯を解き、素早く衣服を脱がせてゆきます。次第に露になる、羨ましいほどきめの細かな白い肌。ぼくと同じ元漁師だとはとても思えません。
 「やっ、やめて下さい、お願いです」
 ヨハネが顔を赤らめ、目を潤ませて哀願します。
 先生は彼の乳首をつんつんつつきながら、からかうようにお答えになります。
 「誰が聞いたって、もっとしてほしいと言ってるようにしか思えないぞ、かわいいヨハネ」
 ぼくは先生に命じられた通り、お預けを喰らった犬のように大人しく、寝台の隅に退いて、ヨハネが先生のキスと愛撫に我を忘れて乱れてゆく様を見守っていました。部屋中に彼の甲高い嬌声が響き渡って・・・・ぼくは、ぼくは嫉妬で気が狂いそうでした。
 いい趣味してんじゃん、先生。
 く、悔しーっ。最初に先生の弟子になったのはこのぼくなのに。やっぱり先生は、素直で朗らかな性格で、顔立ちも愛らしいヨハネが一番お気に入りのようです。うーん。残念ながら金髪ではないけど、気立てや見た目のよさなら、ぼくだって負けてやしないのに。粗野でヒゲもじゃでムサ苦しいペトロ兄さんと違ってさ。
 ヨハネの奴、普段は大人しくて、どっちかというとイジられキャラのくせに、先生に快感を与えられるや、俄然大胆になったようです。先生のローブの胸元を結んだ紐を解いて、布を引っ張ってずらそうとしています。紐の間から乳首だけを出して、舌と唇で転がすと、先生が、「うっ」と超セクシーな声を上げたりして。いけね、ぼくも勃ってきた。
 ヨハネはしつっこく、赤ん坊みたいに先生のおっぱいをぺろぺろちゅっちゅしています。先生はヨハネの蜂蜜色の髪にきれいな長い指を絡ませ、祈りや瞑想でハイになった時みたいに、熱に浮かされたような目で喘いでおられます。ああ、ぼくもああやって先生をよがらせてみたい。
 強気になったヨハネは、いきなり体勢を逆転させ、先生を組み敷いて、ローブを首まで捲り上げました。その下は腰布一つしかお召しになっていない裸です。無駄な肉のない、かといって貧弱でもない、すっきりと引き締まったお体はいつ拝見しても惚れ惚れします。
 ヨハネは腰布の端から、その、先生の大切な所だけを引っ張り出して弄び始めました。ああっ、先生のそんな所をそんな風に、本当にいいんだろうか。でも先生は歓んでいらっしゃるようです。茶色のさらさらロングヘアを振り乱して身悶える様が何とも色っぽくて、ぼくもつい、自分の同じ所に手をやっちゃいます。
 ヨハネは先生の太腿の間に顔を埋め、ええと、ああもうめんどくさい、オチンチンを咥えこんで、淫らな水音を立てて吸いまくっています。先生ったら、ヨハネにご奉仕してもらいながら、自分で胸を揉んだり、乳首を捏ねくり回したりしてあんあん言っててすげーエロ。それを見ながら自分のを出して扱いてると、とても我慢しきれなくて、早々と手の中に射精しちゃいました。
 先生が身を起こし、ヨハネを四つん這いにさせました。ローブを脱ぎ、腰布をほどき捨てます。葡萄酒色に染まった長大なモノがぼくの目にもはっきりと見えました。大柄な先生に相応しい立派さです。これがヨハネの華奢な体に、更には自分の中にも捩じこまれるのかと思うと、少し怖くなりました。
 ヨハネの奴も同じことを思ったのか、さっきまでの勢いはどこへやら、かわいそうに、泣きそうな顔をして震えています。
 そんなぼくたちに、先生は、安心していいよという風に微笑んでみせました。
 「ヨハネ、力を抜いて。大きく、ゆっくり息をして。そう、そうだ」
 先生の充血した部分が、わからないほど少しずつ、ヨハネの体の中に呑みこまれてゆきます。羞恥の為か、ヨハネは顔を紅潮させていますが、苦痛は感じていないようです。
 「もうちょっとだからね」
 すっかり埋没すると、先生は暫く、ヨハネを慣れさせようとするかのように静止しておられました。やがて、猫科の動物が交わる時のようにうなじを噛んで、動き始めます。最初はゆっくりと、次第に速く、強く。
 「あっ、あああっ、ひゃ、先生、いいっ」
 掻き回しながら、先生の手が前に回されます。「やんっ!」ラズベリーのように色づいた乳首を摘ままれ、全身の血が流れこんでるんじゃないかと思えるほど大きく膨らんだ所を揉みしだかれて、ヨハネの浅ましい快楽の悲鳴がますます高くなります。
 「んっ、ああっ、先生、アンデレが・・・・見てるっ」
 嫉妬の炎が再び、胸の内を熱くジリジリと焦がすのを感じながらも、ぼくは、彼らの行為を何一つ見逃すまいと、二人が絶頂に達するその瞬間まで、まばたきもせず見入っていたのでした。

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長いので今日と明日と明後日に分けます。


あの漫画読むまで、イエスにエロスを感じたことなんてなかったのに。

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 先生はぼくに、服を脱いでこっちに来るように仰いました。先生が脱がせて下さるんじゃないんです。ヨハネのことは脱がせてやったのに。
 まあ、先生にじっと見つめられながら自分で脱ぐのも悪くはないか。
 「よく辛抱したね。いい子だ、アンデレ」
 裸になってヨハネの隣に身を横たえたぼくを、先生はあの逞しい腕でそっと抱きしめ、とろけるようなキスをして下さいました。先生と舌を絡ませながら、横目でちらっとヨハネを見遣ります。彼の焼けつくような眼差し。今度は彼が辛抱する番です。わざとヨハネに見せつけるように、先生の背中に回した手に力を込め、更に激しくキスをねだりました。
 先生の唇が、顎から喉を伝って、胸元へ降りて行きます。焦らすように舌で肋骨をなぞられ、右の乳首をしゃぶられちゃいました。「あん・・・・」おヒゲがちくちくします。でも、それがまたすごく気持ちいいんです。
 「先生、左も吸って・・・・。お願い」
 「右のおっぱいを吸われたら左のおっぱいも差し出す、うん、私の教えをよく実践しているね」
 先生は鹿爪らしい顔で頷き、左の乳首を口に含みます。そうしながら、左手で自分の唾液に濡れた右の乳首を、右手でヨハネの右の乳首をくりくりぷにぷに。巧く触られてビクンビクン。
 かと思うと、
 「かわいそうに、虫にでも刺されたのかな。こんな所をこんなに赤く、パンパンに腫らしちゃって。どれ、私が治してあげよう」
 とか涼しい顔で仰りながら、二人同時に手でイカせて下さいます。善き羊飼いは口八丁手八丁、とっても有能なのです。
 それにしても、いつも清廉潔白な先生が、ほんとはこんなにイヤらしいなんて夢にも思わなかった。前からぼくやヨハネを見ながらこんなこと想像してたのか?まさか、最初からこれが目的で弟子にしたんじゃないだろうな。この変態淫乱ドスケベラビ。
 ぼくのその気持ちが伝わったかのように、頬杖をついたヨハネがぽつりとこう洩らしました。
 「・・・・先生がこんなことなさるなんて」
 恨みがましい響きや、非難めいた意味あいはなく、ただ、素朴な感想を口にしただけ、という感じです。
 先生はふっと微笑んで、彼とぼくの肩に掛布を掛けて下さいました。
 「こういう先生もあるんだよ。私が神の子であることに間違いはないが、同時に、若く健康な一人の男であることにも間違いはないからね」
 いや、だからって二人まとめてベッドに引っ張りこまんでも。
 でも、そう仰った時、何だか少しお寂しそうに見えたのは、気のせいだったのでしょうか。すぐにその表情は消え、いつもの力に満ちた先生が戻って来られました。
 「あなたたちも、恥じることはない。肉体に感謝し、肉体を祝福しなさい。心の赴くままに生きなさい」
 うーん。いいことを言ってはいるんですが、そんな説教口調で喋ってほしくないですよね、こんな時に。
 それって要するに、自分の性のあり方に率直であれって言ってるんだと思うんですけど、もしも先生が死後、ものすごく偉い人に祭り上げられたりしたら、絶対この教えはなかったことにされそうな気がする。
 「というわけで、肉体を祝福しよう」
 先生は掛布の中に潜りこむと、ぼくのおなかにキスをして下さいました。そのまま、温かい舌がツツーッと下半身に降りて行きます。
 「ひあっ!」
 さっき先生の掌に出してすっかり柔らかくなっていた所をいきなり、パクッと咥えられて、思わず仰け反りました。
 「やあっ、だめっ、先生、汚いっ」
 上半身を起こし、慌てて制止します。ああ、いけない。忽ちむくむくと大きくなってしまった。先生の口に吸いつかれ、舌に絡みつかれる感触は最高なのですが、先生にそんな屈辱的なことをさせるわけにはいきません。
 「先生、ぼくのそんな所・・・・あっ、絶対にお舐めにならないで下さい」
 掛布を被ったまま、無心にしゃぶっておられた先生は、口を離し、目を上げて、真顔で仰います。
 「私がおまえを舐めなければ、おまえは私と何の関わりもない」
 ちょ、ちょっと待って下さい。それはないでしょう。
 「で、では、どうぞ思う存分舐めて下さい。チンコだけじゃなく、玉々も、お尻の穴も」
 思わず口走ってしまいました。ああ、恥ずかしい。先生もヨハネも笑っています。
 何だか、きっとうちの兄さんも同じことを言うだろう、という気がしました。まあ、兄弟ですから。それにしても、なんで急に兄さんのことなんか思い出したんだろう。
 「アンデレ・・・・私の愛しい子。おまえは私を愛しているか?」
 先生の舌と指が神殿の柱を伝い降り、二つの生命の揺籃を愛でます。
 「はい、主よ。あ・・・・あなたがご存じの通りに。・・・・ひゃあんっ!」
 「そうだろう。何が汚いものか。私に対する愛に満たされたおまえは清い者だ」
 舌が後ろの小暗い至聖所を這い回り、密やかに忍び入り、ぼくは、熱したバターのように融けてしまいました。

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いや、べつに自分は本のセールスではないですが。


前作含め、沢山のレス、本当にありがとう。

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 先生は枕元から香油の小瓶を取ると、栓を抜きました。濃密な花の香りが部屋いっぱいに立ち籠めます。中身を片手に空け、ぼくたちの髪や肌にたっぷりと塗って下さいました。
 先生に言われて、お互いの体に塗りあうこともしました。ちょっと照れくさそうに、でも気持ちよさそうにしてるぼくたちの様子を、先生は満足そうに見ておられました。
 「先生にも塗っていいですか」
 ヨハネが言うので、ぼくも慌てて声を上げました。
 「ずるいぞ、ぼくだって」
 ヨハネと二人で、ぺたぺたと先生に塗りたくります。髪に、頬に、首筋に、胸に、おなかに、背中に、手足に。オチンチンや玉々や、ピンピンにとんがったおっぱいにも塗っちゃう。香油に塗れてぬらぬら妖しく光るピンク色のおっぱいを、更に二人で押し潰したり捻り回したり息を吹きかけたりして、散々遊び倒します。先生はそれだけでイキそうなくらい、おもしろいように感じまくっていらっしゃいます。
 やがて、先生が仰いました。
 「アンデレ、仰向けになって足を開いて」
 ついさっきぼくらをビビらせたあの馬並みの逸物が自分の中に入れられようとしているのを見て、再び不安になりました。確かに、神の息子の息子(ややこしい)があんまり貧相だとカッコつかないけれど。でも、何もこんなに隆々としてなくたって・・・・。
 「アンデレ、大丈夫だよ、痛くないよ。リラックスして」
 寝台の端の方に寝そべったヨハネが声をかけてくれます。気のいい奴です。
 「アンデレ、恐れてはいけない。私を信じて、私に全て委ねるんだ」
 言いながら、先生がゆっくりと、ぼくの中に入って来られます。
 「・・・・なんかそれだけ聞いてると、すごく高尚なことを語っているみたいなんですが」
 つい皮肉を言ってしまいます。香油のおかげで滑りがよくなっているせいもあるのでしょうが、本当に、ちっとも痛くありません。でも、べつに快感もありません。先生と肉体が結ばれていると思うと嬉しくはあるのですが、ただ、これまでに味わったことのない種類の感覚、というだけです。無理に譬えるなら、体の中にシナイ山が聳え立ってるような感じでしょうか。
 先生は心外だというように目を丸くなさいます。
 「何を言うんだ。言ったろ?これは授業だって」
 そして、片目を瞑って仰いました。
 「神は一つ、真理は一つ、我々は一つ。一つでありながら、あらゆる時、あらゆる場所に存在するものなんだよ」
 すごくよくわかったようで、やっぱりよくわかりません。
 でも、先生が動き始めると、そんなことはもうどうでもよくなってしまいました。
 「ひっ・・・・ひゃあああっ!何これ、先生、やだっ」
 ぼくの固くなった所が先生の体に擦れます。それだけではなくて、どうやらぼくの奥にも、刺激を受けると気持ちのいい場所があるみたいなんです。ズッコンバッコン突き上げられる度に、先生の大きなオチンチンの先っぽがまともにそこに当たるんです。生まれて初めての、頭がおかしくなるくらいの快楽です。
 「あっ、あっあ、先生、もっと・・・・んんっ、だめっ」
 ああ、こんな姿、兄さんにはとても見せられません。弟が男にチンポ突っこまれて、きゃんきゃん言って腰振ってる所なんか見た日には、さしも豪胆な兄さんも泡を吹いて卒倒するでしょう。しかも、その男というのは兄さんが世界一尊敬するあの先生なんですから、ショックのあまり自殺するかも知れません。
 「せ、先生、もしかして・・・・これが神の国?」
 無我夢中で先生にしがみつきながら、やっとのことで尋ねます。
 「その通り。これが涅槃、ニルヴァーナだよ、アーナンダ」
 「へ」
 「いや、ごめん。一瞬時空を超えて、他の誰かの意識とシンクロしたみたいだ。気にしないでくれ。
 それはそうと、アンデレ・・・・おまえの中、温かくてよく締まって気持ちいい・・・・ううっ・・・・私もそろそろ・・・・」
 「ああーっ!先生!イクッ、イッちゃう!いっぱい出して!!」
 先生の歓喜の大潮がざああっとぼくの中に溢れ出し、一瞬遅れて、ぼくも至福に到達しました。

 暫くの間、失神していたのでしょうか。
 頬っぺたをぴたぴたされて、気がつきました。先生とヨハネが覗きこんでいます。
 「気持ちよかったの?」
 と先生がお尋ねになります。
 声に出して答えるのが恥ずかしかったので、子供みたいにこくこく頷きました。先生はとてもやさしく、ぼくをぎゅっと抱きしめて下さいました。正直に言うと、行為の間よりも、その時の方がずっと、幸せな気持ちでいっぱいでした。
 そのあとは何をしたかっていうと、先生に言われて、ヨハネとも軽くキスしたり、抱きあってお互いの体を触ったり舐めたりしました。二人とも少しぎこちなかったけど、先生がご覧になっていると思うととても興奮したし、気持ちよかった。それからもう一回ずつ、先生に入れてもらって、終わってからも一時間くらい、三人でイチャイチャしてたでしょうか。日も暮れてきて、部屋も薄暗くなってきました。ぼくもヨハネもさすがに草臥れて、先生の両腕を枕に、ぼんやりと窓の外の夕焼け空を眺めていました。
 突然、戸口の方で音がして、ほっそりとした人影が立っているのが見えました。
 「先生、これは・・・・」
 お使いにでも行っていたのでしょう。会計係のユダが買い物袋を取り落として、呆然と寝台の上のぼくたち三人を見つめています。勿論三人とも裸のままです。し、しまった。
 確かにまずいシチュエーションではありますが、でも、うちの兄さんや、ヨハネの兄貴のヤコブじゃなくてまだよかった。潔癖なナタナエルとか、一番俗っぽいようで、その実一番純情なマタイとか。ユダは何ごとに対しても割と超然としたような所がありますし、とりわけ口の堅い男ですから、見られたからってそんなに気にしなくてよいと思います。
 とはいえ、個人的にはあまり好きじゃないんですけどね。無愛想で何考えてるのかわからないし。目つき悪いし態度でかいし。時々、微妙に空気読めないし。前髪を顔の前に垂らしてたり、耳飾りしてたりして気取ってるし。
 「ユ、ユダ・・・・」
 何やら先生の様子が変です。いつも鷹揚で、滅多なことでは驚かれない先生が、説教がスベった時みたいに焦っておられます。単にエッチの現場を第三者(この場合は第四者か?)に覗かれた、という以上の慌てようです。
 しかし、もっと意外だったのはユダの奴のリアクションでした。
 「先生!ひどいじゃないですか、あんまりだ!」
 女のように形のよい、赤い眉を逆立てて、彼は叫ぶように言ったのでした。声が上擦っています。拳を握り、体を震わせ、どうやら涙を浮かべているようです。
 「俺は・・・・俺はこんなにクールビューティなのに!そんなにヨハネやアンデレみたいなロリ野郎の方がいいんですか!しかも二人を両側に寝かせるなんて、なんて破廉恥な!
 夕べもあんなに愛して下さったのは、おまえだけだって仰ったのは嘘だったんですね!一体、これが神の子のなさることなんですか!」
 先生は蒼白になって、苦しい弁解をなさいます。
 「いや、あのね、ユダ、私はね、その、博愛主義者だから」
 「何も聞きたくありません!わああん先生なんか大っ嫌いだ!先生なんか、先生なんか、銀貨三十枚で祭司長に売り渡してやるうう」
 ユダは泣きながら、夕暮れの街に飛び出してゆきました。
 ど、どうしたらいいんでしょうか。白けた雰囲気で黙りこくっているぼくたちに、先生はいきなり、場違いなほど明るい声でこう宣言されました。
 「喜びなさい。今や、預言は成就された」
 先生の仰る預言というのが何のことなのかは、例によってさっぱりわかりませんが、それにしたって、何かもっとましな方法はなかったんでしょうか。
 もし、先生の偉大な生涯とその教えが書物になって、後々の世までも、多くの人々の生きる糧となる、なんてことがあるとしたら――。
 まさか、この顛末をこのまま書くわけにはいかないでしょうに。

おしまい。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

先生、色男すぎて受難シーンがなんかエッチです。


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